こんにちは。かんてい局市川インター店です!
本日はロレックスを代表する人気定番モデル【エクスプローラー1】について解説させていただきます!
今回は比較的目にする定番の1990年からのケース径36mmのモデルを3つ紹介致します。
エクスプローラー1に興味のある方
エクスプローラー1は見た目が同じでどれを選べばいいかわからないという方
ロレックスの時計の購入を検討している方
はぜひご参考ください!
ロレックス エクスプローラー1とは
エクスプローラーⅠとは1953年にロレックスより生み出されたプロフェッショナルライン(スポーツモデル)です。
ちなみにサブマリーナと同年発表です。
【探検家】という勇ましい名前を持ちますが他のスポーツモデルと違いドレスウォッチのようなシンプルなデザインです。
流通量が多く比較的手に入りやすいためロレックスの入門編としても非常に人気です。
日本国内では1997年に木村拓哉さんがドラマ【ラブジェネレーション】で着用し人気が爆発
当時の定価の倍以上の値段で取引されたことも懐かしいエピソードです。
14270・114270・124270 歴代エクスプローラー1を解説
ここからは歴代エクスプローラー1を古い順に解説していきます。
エクスプローラーⅠ Ref.14270
SPEC
ケース径:36mm
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:Cal.3000
製造期間:1990年~2001年
参考定価:370,800円(当時)
ドラマ【ラブジェネレーション】木村拓哉さんが着用し一躍人気となったのがこの【14270】です。
トリチウム夜光を採用していること、フラッシュフィットやラグサイドに穴がある事等の細かな差異はございますが
現行エクスプローラーⅠのデザインはこの【14270】で完成しこれから紹介する後継モデルと見た目の大きな違いはありません。
この【14270】の一番の特徴はムーブメントCal.3000を搭載していることにつきると思います。
Cal.3000は1990年代一世を風靡したノンデイトムーブメントです。
Cal.3000では従来19800振動だったテンプの振動数を28880へとスイッチングし高精度化したことが特徴です。
エクスプローラーⅠ Ref.114270
SPEC
ケース径:36mm
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:Cal.3130
製造期間:2001年~2010年
参考定価:493,500円(当時)
【114270】はサイズを含め外観は先代とほぼ同じで「インデックスの文字がやや太くなった」
6時位置の「SWISS MADE」の位置が若干変わった程度の違いしかありません。
ただ大きく変わった点が2つございます。
①フラッシュフィット一体型になった
フラッシュフィットとはブレスレットのつなぎ目の装着形式のことです。
一体型ケースではつなぎ目がシームレスになっており装着感が向上しました。
ラグ横の穴も無くなっています。
※右がフラッシュフィット一体型。つなぎ目が無くなっています。
②ルーレット刻印
インナーリングに「ROLEX」および王冠マークがぐるっと一周し
6時位置にシリアルが印字される使用のことをルーレット刻印といいます。
偽造防止策なのですが年式の新しさに直結するためある物の方が相場が上がりやすいです。
③サファイアクリスタルガラスの王冠透かしマーク
エクスプローラーⅠには2001年から採用された王冠透かしマークは
サファイアクリスタルガラスの6時位置にあり肉眼ではほとんど見えずルーペでやっと見えるようなものです。
あまりはっきり見えてしまうと時計の視認性の邪魔になります。
何より偽造品対策ですので偽造品では真似できない濃さで掘られることが求められているかもしれません。
④Cal.3130の採用
14270で用いられていたCal.3000は28800振動/時にテンプの振動数を高め精度面が向上した機械でした。
ただしテンプの振動数が高いほどパーツの摩耗は進み耐久面での不安はありました。
そこでCal.3130では片方のみでテンプを支えていたバランスブリッジを両方向から支える
機構へと改善し耐久性はもちろん堅牢性や安定性が高まるとともにメンテナンス性も向上しました。
エクスプローラーⅠ Ref.124270
SPEC
ケース径:36mm
駆動方式:自動巻き
ムーブメント:Cal.3230
製造期間:2021年~
参考定価:860,200円(税込)
2021年に発表された最新世代のエクスプローラーⅠです。
近年のロレックスのムーブメントはCal.3100系からCal.3200系にシフトしております。
Cal.3100は紛れもない名機ですが新ムーブメントでは従来48時間の物が多かった
パワーリザーブが約70時間に延長されました。さらに耐磁性能や耐衝撃性能への備えが
デフォルトで行われるなど一層優れた実用性を兼ね備えました。
こちらの一世代前に【214270】がありその際ケースサイズが39mmになったものが124270で
もともとの36mmに戻る運びとなりました。
今買うべきエクスプローラーⅠは?
ここまで様々なエクスプローラーⅠを紹介させていただきました。
エクスプローラーⅠの中で中古市場で高額なモデルは14270の初期生産分の通称【ブラックアウト】や
廃番となったケースサイズ39mmの【214270】、最新モデルの【124270】が浮かびます。
結局どのエクスプローラーⅠを買うべきかわからない方に個人的おすすめモデルを紹介します。
私のおすすめは【14270】のトリチウム夜光モデルです!
エクスプローラーⅠの夜光はトリチウム→スーパールミノバ→クロマライトと変化しております。
新しいほど性能面では優れておりますがトリチウムは「経年による変色の風合いが楽しめる」
「ヴィンテージテイストが楽しめる」といった魅力はもちろん
価格も最新モデルに対してややお手頃でトリチウムが使われていた
1999年より前に製造されていた物の流通量も少なくなく比較的探しやすいです。
また木村拓哉さんが着用したことで人気が爆発したあの時代をご存じの方からしたら
元祖エクスプローラーⅠといった印象も強いのではないうでしょうか?
まとめ
いかがでしたか?
エクスプローラーⅠの購入をお考えの方に少しでも参考になれば幸いです。
当店にも複数エクスプローラーⅠの在庫ございます。興味のある方は是非ご覧下さい!
またかんてい局市川インター店ではロレックスを含む高級腕時計のお買取りに力を入れております。
お使いになられていないお時計をお持ちの方は是非一度かんてい局市川インター店までお持ちください!