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ROLEX サブマリーナ Ref.16610 R番とD番の違い【かんてい局 新潟上越店】

2023年3月27日 [スタッフブログ]

【 かんてい局 新潟上越店 】

世界で不動の人気を誇る時計ブランド『ROLEX』。

その中でも特に人気のサブマリーナは、これまでに様々なモデルを発売してきました。

型番が変わるとデザインや性能も変わるのは皆さんご存知かと思われますが、実は同じ型番のものでも製造時期によって仕様が異なるものもあるんです。

今回はサブマリーナ Ref.16610のR番とD番の違いについてご紹介します。

※買取金額はお品物の状態・付属品・市場相場などにより日々変動いたします。目安としてお考えください。

 【目次】

お品物の詳細「ROLEX サブマリーナ Ref.16610」 

画像で見るR番とD番の違い

 ①フラッシュフィット中央部分の形状変更

 ②ブレスレット番号の場所とフラッシュフィット番号の有無 

 ③クラスプコードの違い

 ④ラグの横穴の有無

 ⑤文字盤に使用されている夜光塗料の種類と表記

 ⑥風防の透かし王冠マークの有無

スタッフコメント

⇩お気軽にご質問下さい

お品物の詳細

ブランド:ROLEX(ロレックス)

商品名:サブマリーナ

型番:16610

ケース素材:ステンレススチール

ブレス素材:ステンレススチール

風防:サファイアクリスタル

ケース径:40mm

ムーブメント:自動巻き クロノメーター

キャリバー:Cal.3135  

製造期間:1988年~2010年

1988年に発売されてから約20年もの長い間人々に愛されたロングセラーモデル『Ref.16610』。

前モデルのRef.168000とデザインはあまり変わっていませんが、ムーブメントが変わりCal.3035に大きく改良が加えられたCal.3135が搭載されています。

長期間製造されたモデルのため、約20年の中で夜光塗料の変更やブレスの一部形状変更。また偽造防止のため風防に王冠の透かしが入れられたり、シリアルがルーレット刻印になったりと細かなブラッシュアップが行われていきました。

そのためパッと見ではどれも同じように見えても、製造年によって少しずつ違いがあるのです。

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⇩買取価格を知りたい方はこちらから

画像で見るR番とD番の違い

 

 

今回私が用意したものは2つ。

1988年頃に製造されたR番のものと、その17年後-2005年に製造されたD番のもの。

この2つは実際に目で見て分かる違いにどんなものがあるのでしょうか?

順番に確認していきます。

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①フラッシュフィット中央部分の形状変更

フラッシュフィットとはROLEXが用いている、時計のケースとブレスレットを繋ぐパーツの名称です。

確認してみるとR番とD番でその形状が違います。

フラッシュフィットにはR番のようにブレスレットと繋がっている部分が分解できる『分離型』と、D番のように分かれずにひと繋がりになっている『一体型』があります。

ちょっとした形状の違いですが、この少しの違いでブレスレットの耐久性などが変わってくるというので驚きです。

具体的には一体型は分離型と比べると耐久性や強度が優れています。ですが反面、フラッシュフィットの部分が壊れてしまった場合は、ブレスレットを一式丸ごと交換しなくてはならないというデメリットがあります。この点において分離型はフラッシュフィットだけ交換することができるので、修理をした際、金銭的な負担が一体型より抑えられるメリットがあるのです。

そのためロレックスは今までに分離型と一体型のフラッシュフィットを交互に採用して、どちらがいいのか試行錯誤を重ねてきました。

そして2000年頃に素材として無垢材を用いたところ、耐久性と強度が格段に良くなり破損することがほぼなくなったため、以降は無垢材で製造された一体型が使用されるようになりました。

 

視点を変えて、2つのフラッシュフィットを横側から見てみます。

この角度から見るとD番のフラッシュフィットはR番のものよりも厚くできているのが分かります。

耐久性や強度が上がり、頑丈になったというのも納得です。

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②ブレスレット番号の場所とフラッシュフィット番号の有無

フラッシュフィットの厚みを確認している時に、もう一つ違いを見つけました。

皆さんももうお気づきですよね?D番の方はフラッシュフィットとケースがジョイントする部分の内側に英数字の刻印があります。

これはブレスレット番号というもので、「93250」という数字が、このブレスレットがサブマリーナの16610用のもの※1であることを示しています。

ではフラッシュフィットの内側にあるようには見えないR番のブレス番号はどこにあるのかというと、フラッシュフィットの隣にあるコマの裏側にありました。小さく刻印されている「93150」という数字がR番のブレスレット番号です。

数字の違いは、フラッシュフィットの形状の変更に合わせて変更しているのかもしれませんね。

 

そしてR番のブレスレット番号を確認すると、自然と気になるのがフラッシュフィットの裏側にある「501B」という刻印。

こちらはフラッシュフィット番号といって、ブレスレット番号と同じようにこのフラッシュフィットが16610用のものであることを示しています。

このフラッシュフィット番号は分離型であるからこそ付けられている刻印ですので、一体型のD番の方にはありません。

※1 省略させていただきましたが、このブレスレット番号とフラッシュフィット番号は14060(M)にも使われています。

 

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③クラスプコードの違い

クラスプとはブレスレットの留め金のことを意味します。一般的には「バックル」と言った方が聞き馴染みがあり、どのパーツのことを言っているのか想像がしやすいかもしれませんね。

クラスプコードとはこのクラスプに刻印されている、製造年を示すコードのことです。

クラスプコードがあるのは金具の裏側、ROLEXの王冠マークなどが彫られているプレートの右上部分に刻印されています。

画像は上の「M2」の方がR番のもので、下の「MA7」の方がD番のものです。

「M2」はこのブレスレットが1988年に製造されたものであることを、「MA7」は2005年に製造されたものであることを示しています。

これによって判明するのは、このブレスレットがケース(時計本体)と同じ年代に製造されたオリジナルのパーツであるということです。

中古市場にあるもの、特に製造から年月の経ったヴィンテージ品の場合、修理などによってケースとブレスレットで製造年がチグハグになってしまっていることがあります。

人気のヴィンテージアイテムは全てのパーツが当時のもので揃っている方が高く評価されますので、ブレスレットだけが新しいものになっていたりすると、残念ながら価値が下がってしまうようです。

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④ラグの横穴の有無

横穴とは、ブレスレットとケースを繋いでいるバネ棒という芯を取り外すために空いている小さな穴のことです。

ケースを横から見た時にフラッシュフィットがある辺りに空いている小さな穴がそれになります。

横穴はモデルによって年代はそれぞれ異なるのですが、フラッシュフィットが2000年に無垢材の一体型へと変更されていったのとだいたい同じ頃に無くなっていきました。そのため手元のR番の方には横穴がありますが、D番の方にはありません。

なお中古市場での希少価値は穴のない方が上になります。

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⑤文字盤に使用されている夜光塗料の種類と表記

ロレックスのスポーツモデルには暗所でも時間を確認できるよう、針やインデックスに夜光塗料が塗られています。

この夜光塗料も長い歴史の中でより良いものへと改良されていきました。

 

ロレックスが使用していた夜光塗料で一番古いものが「トリチウム」です。

トリチウムは主に1990年代後半ごろまで使用されていた、自然発光する放射性物質の塗料です。

放射性と聞くと危険なもののように思ってしまいますが、その放射量はとても低いものだったため当時普及していました。

ロレックスの時計にはトリチウムを使用している証として、文字盤の6時の位置に「T」の文字や放射量が25マイクロキュリー以下であることを示す「T<25」という文字が記されています。

1988年に製造されている手元のR番には、「SWISS-T<25」という表記がありました。

 

実はトリチウムの発光には経年によって半減期と呼ばれる光が弱くなってしまう変化があり、トリチウムの場合は約12年で変色し、ほとんど光らなくなってしまいます。

現にヴィンテージのもので夜光塗料にトリチウムが使用されているものの多くは、既に発光しなくなってしまっています。

 

トリチウムの次に使用されるようになったのは「スーパールミノバ」という夜光塗料です。

スーパールミノバは1993年に根本特殊化学株式会社が開発した、光を蓄えることができる蓄光塗料で、その大きな特徴の一つが放射性物質を含まないという点です。

これにより入手から廃棄までの規制がなくなり、取り扱いがしやすくなりました。加えて経年劣化がほとんどないことや、それまでの夜光塗料よりも明るさが約10倍あることなど、大きなメリットがあったため、ロレックスでも1998年頃にトリチウムに変わって採用され、その後より長時間発光する「クロマライト」が採用されるようになった2007年頃まで使用されていました。

放射性がなくなったので、文字盤の表記は「SWISS MADE」や「SWISS」といったシンプルなものに変更されました。

なお2005年に製造されている手元のD番は「SWISS MADE」と表記されていました。

 

そしてこちらは暗がりで2つを並べて撮影した画像です。


視認性の差は歴然。

右側のD番のインデックスが蛍光色の緑色に発光しているのに対し、左側のR番のインデックスはほとんど発光していません。自然発光の力がもうほぼ無いのでしょう。

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⑥風防の透かし王冠マークの有無

既にご存知の方も多いと思いますが、ロレックスの風防(文字盤のガラス)には王冠の透かしマークが入っているものがあります。

ロレックスは人気ハイブランドであるがために、偽物を造る悪い人たちが悲しいことに多くいます。それを防止するために1999年から施されるようになったのが、この透かし加工です。

王冠の透かしマークは風防の6時位置に彫られています。

ただこれはあくまでも偽造防止のために付けられたものなので、時計自体のデザインを邪魔しないよう肉眼ではほとんど見えないような形で印されています。

ではどうやったらそのマークを確認できるのかというと、専用の高倍率ルーペを使って見る角度や光の当たり具合を工夫することでやっと見つけることができます。

ベテランの査定員でも確認するのが難しいものなので、この透かしマークが肉眼で難なく確認できる場合は偽物の可能性がとても高い、ということになります。

 

ロレックスの透かしマークが初めて施されたのは1999年で、ヨットマスター・ロレジウムだけがその対象でした。

それが徐々に他のモデルにも広がり、翌年2000年には新型デイトナに、2001年にはCal.3130が搭載されているサブマリーナ・ノンデイトやエクスプローラーⅠ、エアキングといった複数のモデルに採用され、2003年にはほとんど全てのスポーツモデルに透かしマークが刻まれました。

そのためモデルによって時期は変わりますが、1999年よりも前に製造された時計には透かしマークが無いということになります。

手元にある2つの場合、1988年製造のR番には無く、2005年製造のD番には透かしマークがありました。

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スタッフコメント

同じ型番のもので外観だけに絞っても、製造年によってこれだけの違いがありました。

今回はサブマリーナでしたが、デイトジャストやGMTマスターなどのモデルも掘り下げていくと細かな違いがあるかもしれませんね。

このページをご覧になった方が、奥深いロレックスの世界に少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです!

 

なおかんてい局上越店ではロレックスを高価買取中です!

ヴィンテージもの、ギャラをなくしてしまったもの、何年もOH(オーバーホール)に出していないものでも、しっかりとお査定させていただきます。

ご売却を検討中の方は、ぜひ当店にお持ちください!

 

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本物より美しい『再結晶宝石』とは?天然宝石と一緒に比較してみました!【かんてい局 新潟上越店】

2023年3月 3日 [スタッフブログ]

 

【 かんてい局 新潟上越店 】

皆さまは『アレキサンドライト』『クレサンベール』という言葉を耳にしたことがありますか?

アレキサンドライトは宝石としてとても有名なので、外見を含めてご存知の方が多いかと思われます。

対するクレサンベールは宝石に興味がある方や、実際にクレサンベールの製品をご購入されたことがある方でないと、あまり知らないという方が多いのではないでしょうか。

クレサンベールは宝石に関する言葉・名称なのですが、今回このクレサンベール アレキサンドライト付きのリングと天然宝石 アレキサンドライト付のリングを続けてお買取りする機会がありましたので、その違いについてご紹介いたします。

※買取金額はお品物の状態・付属品・市場相場などにより日々変動いたします。目安としてお考えください。

 【目次】

アレキサンドライトとは 

クレサンベールとは

画像で見る2つの違い

 ①普通に見てみる

 ②ブラックライトを当ててみる

 ③ルーペで拡大して見てみる

スタッフコメント

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アレキサンドライトとは

アレキサンドライトとは、1830年にロシアのエメラルド鉱山で発見された宝石です。

発見された時にはその鮮やかな緑色からエメラルドだと思われていましたが、掘り当てた鉱夫が夜にロウソクの灯りの下で見直すと、なんと赤く光る石に姿を変えていたのです。

神秘的な"二つの姿を持つ"この宝石は人々を魅了し、そして当時の皇帝ニコライ1世に献上されることとなります。

その際、発見された日が皇太子のアレクサンドル2世の12歳の誕生日だったため、『アレキサンドライト』という名前がつけられたそうです。

また発見当時、ロシアの軍服が緑のジャケットと赤のパンツというまさにアレキサンドライトと同じカラーリングだったため、ロシア国内で特別に価値がある宝石として多くの人に愛され、重宝されました。

 

クレサンベールとは

そんなロシアから世界の人々の元へ渡り、たくさんの人達に愛されてきたアレキサンドライト。

市場にも数多くのアレキサンドライトを使用したジュエリーなどが出ていますが、実はその中に"天然もの以上の美しさを持つ"存在がいます。

それがあの有名な京セラの素晴らしい技術が生み出した人工の再結晶宝石『クレサンベール』のアレキサンドライトです。

人工の、と聞くと「ああなんだ偽物の宝石か」と思ってしまうかもしれませんが、京セラのクレサンベールはそのような簡単な一言で表せられるような品物ではありません。

 

一般的に人の手によって作られた宝石のように見える石は、見た目が似ているだけで成分などは自然界で生まれた天然宝石とは異なる模造品、"人造石"です。

これに対して京セラの『クレサンベール』は、天然宝石と物理的・化学的・光学的性質にほとんど違いのない『再結晶宝石』と呼ばれるもの。

そもそもクレサンベールが生まれる前、採掘される天然宝石の質は低下していました。

色がくすんでいたり薄かったりしていて「美しくない」と言われてしまうもの。傷やインクルージョン(内包物)があるもの。そしてそれらを補うために人工処理された宝石が、平然と市場に出回っていたのです。

それは見た目こそ美しくなっているかもしれませんが、本当の意味で人の心に「豊かさ」をもたらすことができるのでしょうか?

 

「宝石本来の魅力とは、人に夢を与え、心を豊かにすること。それが今、忘れられつつあるのではないか」

 

京セラの創業者である稲盛和夫さんが抱いた危惧は、再結晶宝石を生み出すきっかけとなり、困難を乗り越え、やがて再結晶宝石『クレサンベール』の誕生へと辿り着きます。

妥協を許さず、天然宝石に"似せる"のではなく、美しい色彩と透明感を"再現"させることに徹底したクレサンベールは唯一無二の輝きと「豊かさ」を私たちにもたらしてくれる存在となりました。

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画像で見る2つの違い

人が生み出した素晴らしい再結晶宝石『クレサンベール』ですが、買取りの世界では天然宝石ほどの価値は残念ながらありません。そこはやはり天然宝石の方が圧倒的に勝っているんですね。

アレキサンドライトとクレサンベールで価値が異なるため、お買取りの際私たち査定スタッフはお品物がどちらのものなのかを判断しなくてはなりません。

ではアレキサンドライトとクレサンベールでは、どんなところが違うのでしょうか?

今回、偶然アレキサンドライトとクレサンベール付きのリングを続けてお買取りさせていただきましたので並べてその違いを見ていきます。

 

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①普通に見てみる

画像のリングは右側のものがアレキサンドライト、左側のものがクレサンベールです。共にお店の蛍光灯の下で撮影しています。

カットや大きさが異なりますが、どちらも綺麗な緑色をしていますね。

この時点では色の濃さや影の入り方などでそれぞれの良さが見えてしまい、判断が難しいです。

 

並べ方を変えてみました。

先ほどの画像とは少し色の見え方などに違いがありますが、それでもやっぱりどちらとも綺麗です。京セラの技術の高さに圧倒されますね…!

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②ブラックライトを当ててみる

続いてアレキサンドライトの最大の特徴である変色を確認して見ます。

暗所にて一緒にブラックライトを当ててみると、これまた同じように赤く輝きました。

強いて言うのであれば右側のアレキサンドライトの方が輝きが鈍いような印象がありますが…台座となっているリングの形状が異なるため、なんとも言えません。

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③ルーペで拡大して見てみる

このまま違いがなにも分からないまま終わってしまうのか?――いえいえ、そんなことはありません!

この2つの宝石の違いはルーペで覗いてみた時に見つかりました。

それがこちら。

 

左側の天然宝石のアレキサンドライトの中には小さな影、インクルージョンが確認できたのです。

思い出してください。そもそもクレサンベールが誕生するきっかけとなった一つに「傷やインクルージョンがあるものが市場に出回っていたから」というものがあったということを。

自然界の中で生成される宝石には種類を問わず、気泡を含んだり、内側に亀裂ができてしまったものなどがあります。そしてそれらのサイズが一つひとつ大きかったり、小さな宝石の中にたくさんあるとせっかくの宝石の美しさが少なからず損なわれてしまうのです。

一度気がついてしまうと1枚目のルーペ無しで見た画像でも、中が少しもやもやしているのが目についてしまいますね。

インクルージョン以外だと、このアレキサンドライトはそれほど目立つものではありませんでしたが、角度を変えて見た時に色にムラが確認できるものもあります。こちらも程度によっては宝石の美しさを損ねてしまいます。

 

対して京セラが生み出したクレサンベールは、再結晶時にインクルージョンができてしまった部分を可能な限り除いてカッティングします。

そのためジュエリーに使用されているクレサンベールは、不純物を含まない透き通るような美しさを持っています。

同じようにカラーの面でも、より良い部分だけを選出し使用しているので色ムラがほとんど無く、どの角度から見ても同じ色合いで輝きます。

もちろん全てのアレキサンドライトがインクルージョンや色ムラを含んでいるとは限りません。

それでもクレサンベールほどの均一な透明感を持つものは少なくなっているのでしょう。故にこれほどまでに綺麗な石はクレサンベールである可能性が非常に高いと予測できます。

 

ちなみに今回お持ちいただいたクレサンベールのリングは本体のみで、保証書や鑑別書といったものはありませんでした。

鑑別所が無いのに瞬時にこの宝石がクレサンベールだと断定できたのは、リングの内側にクレサンベールのマークがあったからです。

赤い丸で囲ったこのハートのようなマークがクレサンベールのマークです。おそらく「CRECENT VERT」の頭文字"C"と"V"を組み合わせたものと思われます。

 

なお保証書や鑑別書がある場合は、宝石名に「再結晶〇〇(アレキサンドライトやブルーサファイア)」や「クレサンベール〇〇」と書かれているのですぐに分かります。

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スタッフコメント

ここまでクレサンベールの美しさと京セラの技術の凄さに重点を置いてご説明してきましたが、先にも記載したとおりクレサンベールには天然石ほどの価値はありません。

「こんなにも美しいのになぜ?」と思われる方もいらっしゃると思います。

そのお気持ちもよく分かるのですが、中古市場ではクレサンベールに限らず天然宝石でもエメラルドでよく聞く"含浸処理"や、ルビーやサファイアでよく聞く"加熱処理"といった"見た目を美しくするために人の手が加わったもの"に関しては総じて買取面での高評価はされません。

それは私たち人が美しさだけではなく、人の手に触れることなく、自然界で奇跡ともいえる確率で生まれた『宝石』たちの素晴らしさを大切にしているからこそなのかもしれません。

 

宝石と一言で言っても、深掘りするとそれぞれに異なる意味と価値を持つものがたくさんあります。

そして新品で購入する時に謳われているポイントと、ご売却の時に買取業者が注目するポイントは必ずしも一緒というわけではありません。

ひとつの製品として手元に置いてくことを楽しむのであればよいのですが、いつか手放す可能性のある資産として求める際は宝石そのものの価値を確認されてからご購入されることをオススメいたします。

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ダイヤモンドの『蛍光性』とは?買取査定に影響はあるのか【かんてい局 新潟上越店】

2023年2月16日 [スタッフブログ]

 

【 かんてい局 新潟上越店 】

本日は柏崎市からお越しのお客様から、1カラットのダイヤモンドが付いたネックレスをお買取りさせていただきました!

なかなか見かけない1カラットクラスの大きなダイヤモンド。

グレーディング評価(4C)もとても良いものだったのですが、今回はそこからちょっと視点を変えてダイヤモンドの蛍光性についてお話させていただきます。

今回の記事はダイヤモンドのご売却を考え中で、手元に鑑定書がある方。もしくは"蛍光性"という言葉を始めて聞いた!というの参考になれば嬉しいです!

※買取金額はお品物の状態・付属品・市場相場などにより日々変動いたします。目安としてお考えください。

 【目次】

お品物の詳細「大粒ダイヤモンド付きネックレス」 

査定ポイント

 ①ダイヤモンドの蛍光性とは

 ②蛍光性があるとどんな風に光るのか?

 ③買取りの視点での評価

スタッフコメント

⇩お気軽にご質問下さい

お品物の詳細

品名:大粒ダイヤモンド付きネックレス

品位:Pt850(ネックレス)、Pt900(トップ台座)

ダイヤの形状:ラウンドブリリアンカット

カラット:1.110ct

カラー:D

クラリティー:VVS1

カット:EXCELLENT 

プラチナ製の細身のチェーンと台座が付いていますが、やはりこちらのネックレスはダイヤモンドが主役のアイテムになります。

パッと見では1カラット超えのサイズに目を惹かれますが、一緒にお持ちいただいた鑑定書を確認すると4Cすべてが素晴らしい評価のダイヤモンドであることが分かりました!

実際に実物を専用のルーペで確認してみると、確かに目立つインクルージョン(内容物)やクラック(亀裂)が無く、色もついているようには見えません。経年や使用によるスレ傷・劣化もない、素晴らしいダイヤモンドですね。

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査定ポイント

査定時にポイントとなったのは、

①鑑定書があること

②鑑定書に記載されているダイヤモンドのグレード(4C)

③鑑定書に記載されている蛍光性のランク

④現段階でのダイヤモンドの状態

主にこの4点になります。

 

『鑑定書』とはダイヤモンドが付いている製品、もしくはルース(カットが済んでいる裸石)に付属される、対象のダイヤモンドの品質の評価が記載されているものです。

専門の機関で鑑定(グレーディング)された結果が一覧でまとめられていて、「グレーディングレポート」とも呼ばれています。

ちなみに鑑定書は天然のダイヤモンドにのみ付属されるもので、人工の合成ダイヤモンドには付属してなかった……のですが、最近では鑑定機関によっては合成ダイヤモンドにも簡略化したものが付属されることがあるようです。

 

また名前がよく似たもので『鑑別書』というものがあります。

鑑別書は全ての宝石を対象に「宝石の種類・大きさや形状・産地」などが記載・証明されていますが、品質評価はされていません。そのためダイヤモンドの鑑定書とは全くの別物になります。

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①ダイヤモンドの蛍光性とは

ダイヤモンドの4Cはとても有名なのでご存知の方も多いかと思われますが、蛍光性についてはそれほど知らない方が多いかもしれません。

実はダイヤモンドの中にはブラックライトを当てると発光するものがあります。

これは自然界でダイヤモンドが形成されていく中で、本来の構成物質である炭素以外に酸素や窒素などの他の物質が混じることがあり、それがブラックライトの紫外線に反応して光るのです。

人の手に触れることなく出来上がっていくものなので、発光の強さは均一にはならず、ものによって強く光るもの、逆に全く光らないもの。青く光るもの、オレンジに光るものなど様々な状態のものがあります。

この発光の強さや色の特徴を示したものが"蛍光性"です。

 

鑑定書の項目には『蛍光性』や『FLUORESCENCE(フローレッセンス)』という言葉で書かれています。

蛍光性のランクは発光の弱いものから、

NONE(なし) → FAINT(弱い) → MEDIUM(中程度) → STRONG(強い) → VERY STRONG(とても強い)

という順番で5段階評価されます。

そしてここに発色の付き方が加わると『MEDIUM BULE(中程度の青色)』『STRONG BLUISH WHITE(強く青みがかった白色)』といった表記になります。

 

では、今回お買取りしたダイヤモンドの鑑定書を確認して見ましょう!

蛍光性の項目に書かれていたのは『WEAK BULE(ウィークブルー)』という評価。

なんと、先ほどの5段階評価の中にはなかったランクで書かれています!

 

実はこの『WEAK BULE』という表記は昔の書き方で、古い鑑定書で見かけるものになります。

『WEAK BULE』は今の『FAINT』前後に相当するランクで、文字通り弱く発光するダイヤモンドに付けられていた言葉のようです。

これにより、今回お持ちいただいたダイヤモンドは弱い蛍光性を持つダイヤモンドであるということが分かりました。

 

なお同じく古い表記で『INERT(イナート)』というものもありますが、こちらは今の『NONE』前後に相当し、殆ど蛍光性が無いことを示しています。

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②蛍光性があるとどんな風に光るのか?

鑑定書の評価が分かったので、実際にダイヤモンドにブラックライトを当ててみます。

単体で見ると発光具合が分かりにくいかもしれないので、同じ環境下で違うダイヤ付きアクセサリーにもブラックライトを当ててみましょう。

まずは本命の今回お買取りした1カラットのダイヤモンド。

うーん、薄~く青く光っているように見えますが、肉眼で見てもあまりよく分かりません…

 

では続けて他のアクセサリーにも当ててみます。

 

こちらはとても分かりやすい結果となりました!

2つのリングはどちらもダイヤモンドのみが据えられているものなのですが、複数あるダイヤモンドの中に強く発光しているものとそれほど光っていないものが混在していました!

強く発光しているものはまるでライブなどで使用するペンライトのようですね。

こうして比べると1カラットのダイヤモンドは鑑定書のとおり、強い蛍光性をもっていないことが分かりました。

太陽光や普通の室内照明の下ではみんな同じように見えるダイヤモンドにも、それぞれにこんな隠れた個性があるんですね。

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③買取りの視点での評価

ダイヤモンドを使用したアクセサリーなどには、この蛍光性をウリにしたものがたくさんあります。

特別な環境下でのみ光り輝くその姿はとても神秘的ですし、蛍光性の無いものとあるものを組み合わせてデザイン性を高めているものも素敵です。

 

ですが、実はダイヤモンドの蛍光性は買取査定の時には特別プラスポイントにはなりません…!

本来蛍光性とはダイヤモンドのグレーディングに大きな影響を与えるものではないと仰る方もいらっしゃるのですが、それでも買取業者によっては強い蛍光性があるものにはあまり良い評価をつけないというところもあるのです。「蛍光性があるから大きなマイナスポイントになる」というよりは、「蛍光性があるからプラスポイントになる、ということが無い」といった感じですね。

例外としては、強い蛍光性を持つものの中に『OILY(オイリー)』と呼ばれる白く濁ったような見た目のものがあります。

『OILY』はダイヤモンドの魅力である輝きが濁りによって十分に発揮できなくなるため、外観的美しさに欠けてしまい、結果的にマイナス評価に繋がる可能性があります。

 

とはいえ、そもそもダイヤモンドの査定で重要になるのは蛍光性よりも『4C』です。

その重量を示すCARAT(カラット)、色合いを示すCOLOR(カラー)、透明度を示すCLARITY(クラリティ)、そして職人の手によって仕上げられた輝きを示すCUT(カット)。

この4点の評価が総じて高いものであれば、多少の蛍光性は買取価格に大きな影響を与えることはないでしょう。

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スタッフコメント

今回はダイヤモンドの蛍光性についてご紹介させていただきました。

『4C』をはじめ、ダイヤモンドの世界はとても奥が深いです。

単にサイズが大きければそれだけで素晴らしい!というわけではないんですね。

 

かんてい局上越店ではダイヤモンド付きのアクセサリーを高価買取しています!

今回ご紹介しました1カラットのダイヤモンドネックレスは900,000円でお買取りさせていただきました!!

こちらは鑑定書もしっかり付属していましたが、遺品でアクセサリー本体しかない。探しても鑑定書が見つからなかったというようなものでも、無料でお査定いたします!

もちろん!お買取り金額はいつでも上越市内で一番の高価買取を目指して攻めていきますので、ダイヤモンドをご売却はかんてい局上越店にお任せください!

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見慣れない『583刻印』は本物の金の刻印なのか?【かんてい局 新潟上越店】

2023年1月14日 [スタッフブログ]

 

【 かんてい局 新潟上越店 】

本日は糸魚川市からお越しのお客様から『583刻印』のあるペンダントトップをお買取りさせていただきました!

金で作られた製品には、その品位を示す刻印が記されています。

有名なものだと『K18』などがあるのですが、『583刻印』とは一体どんな刻印なのでしょうか?

今回の記事はリングやネックレスなどで、見慣れない刻印があるけど、これも金なの?というものをお持ちの方の参考になれば嬉しいです!

※買取金額はお品物の状態・付属品・市場相場などにより日々変動いたします。目安としてお考えください。

 【目次】

お品物の詳細「金の金具付きペンダントトップ」 

査定ポイント

 ①日本で一般的な千分率の表記とは

 ②『583』は少し古い旧ソ連独自の刻印

 ③当店のお買取りでは?

スタッフコメント

⇩お気軽にご質問下さい

お品物の詳細

品名:金の金具付きペンダントトップ

金具の素材:『583刻印』の金属

こちらのペンダントトップはお客様が年末のお掃除をされている時に偶然見つけたものだそうです。

お客様自身がご購入されたものではないので価値が分からず、まずはお査定だけお願いしますということでお預かりいたしました。

早速お品物を確認させていただいたところ、ペンダントトップ自体は琥珀で、一番上に小さな金色の金具が付いています。

査定用のルーペで覗いてみると、金具の裏側に小さくなにかのマークと『583』の刻印がありました。

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⇩買取価格を知りたい方はこちらから

査定ポイント

金の刻印には様々な種類があります。

よくある『K18』や『K10』などの頭に『K』がつく表記のもの。

『750』や『999』などの、千分率でその製品に何パーセント金が含まれているのかを表記しているもの。

主に中国で使用されている『千足』や『万足』といった表記のものなど。

普通に考えるならこちらの『583』は2番目の千分率で表記したものだと思われるのですが…それで合っているのか、確認していきます。

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①日本で一般的な千分率表記の種類とは

こちらは貴金属製品を購入した時にたまに付属している、品位や刻印をまとめてある紙の写真です。

日本で一般的に使われている金の刻印は赤い線で囲っている部分のものになります

これらはそれぞれ、

(1000 or)999 ➩ 純金・K24

916 ➩ K22

750 ➩ K18

585 ➩ K14

416 ➩ K10

375 ➩ K9

のことを示しています。

 

さて、ここで注目するのは『K14』と同じ意味の『585』です。

問題の『583』とたったの2パーセントしか違わないということになると思われるのですが…やはり見慣れない刻印を目の前にすると、その考え方で合っているのか不安になりますよね。

ですが大丈夫です!こちらの刻印は正真正銘、金の刻印であり、このパーツの金の含有率が58.3パーセントであるということが分かりました!

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②『583』は少し古い旧ソ連独自の刻印

調べてみると、この刻印はかつての旧ソ連(現ロシア)が使用していた、旧ソ連独自の刻印であることが分かりました

手掛かりとなったのは『583』の横にある不思議な星マーク【☭】。

これはソ連のマークで「鎌と槌」もしくは「鎌とハンマー」と呼ばれているもの。名前のとおり鎌と槌を組み合わせたマークで、旧ソ連の国旗にも赤地の旗の左上に金色の星マークと一緒に描かれていたことで有名です。

このマークが品位を示す刻印と一緒にあったことで、このペンダントトップはソ連で作られたであろうアクセサリーであることが分かりました。

また、ハッキリとした意味までは残念ながら分からなかったのですが、左横にある「3ЯК」という文字もロシア語アルファベットのようなので、より旧ソ連製である可能性が高くなりました。

 

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③当店のお買取りでは?

『583』の刻印はデタラメなものではないということが分かりました。

また千分率で考えた時にも『583』刻印のものは『585』刻印のものと金の含有量がほぼ変わらないということもあり、当店のお買取りでは『585』つまり『K14』と同じ価格で買取金額を提示させていただきました!

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スタッフコメント

かんてい局上越店では日々、様々な種類の貴金属をお買取りしています。

その中には今回のようなあまり見かけない珍しい刻印のものもありますが、どんなものでも一つひとつしっかりお査定させていただいております。

「手元に金色の金色のアクセサリーがあるんだけど、金でできているのかは分からない」

「遺品の婚約指輪をいただいたんだけど、Pt900とは800とか、そういう専門的なことは分からない…」

「そもそもアクセサリーの刻印が小さすぎて見えない!」

なんて時は、ぜひ当店の無料査定をご利用ください!

店頭にお持ちいただければ経験豊富なしっかりとお査定いたします!

お気軽にお立ち寄りくださいませ!

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店舗情報

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質屋かんてい局 新潟上越店 (Pawnshop Kanteikyoku niigata joetsu)

〒943-0173

新潟県上越市大字富岡539-7(GoogleMapで開く)

上越ウイングマーケットセンター内

Tell:025-546-7823

営業時間 10:00~19:00  水曜日定休(不定期研修・一部夏季・年末年始除く)

 

お品物がたくさんある方や遠方のお客様は出張買取宅配買取もご利用いただけます。

お気軽にご相談ください!

新潟市中央区・新潟市東区・新潟市西区・新潟市南区・新潟市北区・新潟市港南区・新潟市秋葉区・新潟市西蒲区・村上市・胎内市・新発田市・阿賀野市・燕市・五泉市・加茂市・三条市・見附市・長岡市・柏崎市・小千谷市・魚沼市・上越市・十日町市・南魚沼市・糸魚川市・妙高市・佐渡市

 

有名な切手『見返り美人』や『月に雁』の模様の純金プレート 切手型レリーフ!【かんてい局 新潟上越店】

2022年10月 9日 [スタッフブログ]

 

【 かんてい局 新潟上越店 】

本日は上越市内からお越しのお客様から、純金製の切手型レリーフをお買取りさせていただきました!

純金や18金(K18)で作られたリングやネックレスはよくお持ちいただくのですが、『切手型レリーフ』とは一体??

今回の記事はリングやネックレスではないけれど金色で、もしかしたら金かもしれない?というものをお持ちの方の参考になれば嬉しいです!

※買取金額はお品物の状態・付属品・市場相場などにより日々変動いたします。目安としてお考えください。

 【目次】

お品物の詳細「純金製 切手型レリーフ」 

査定ポイント

 ①「切手型レリーフ」とは?

 ②「切手型レリーフ」には種類がある

 ③素材の確認

スタッフコメント

⇩お気軽にご質問下さい

お品物の詳細

品名:切手型レリーフ

素材:純金製(K24)

絵柄:「見返り美人」、「月に雁」(今回お持ちいただいたもの)

こちらの切手型レリーフ2枚はお客様がお家のお片づけをしていたら見つけたものだそうです。

薄くてペラペラしていて、力を入れれば簡単にぐにゃりと曲がりそうな造形。

もしかしたら金じゃないかもしれない…でも、もしかしたら金かもしれない!と期待を込めて当店にお持ちくださいました。

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査定ポイント

切手型レリーフのお買取りでポイントとなったのは「素材がなんなのか」ということでした。

タイトルに書いてあるとおり、この切手型レリーフは純金製だったのですが、一体どこを見て純金製だと分かったのか。

また有名な「見返り美人」や「月に雁」の絵柄であることはお買取りに影響があるのか。

一つひとつ確認していきます。

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①「切手型レリーフ」とは?

そもそも「切手型レリーフ」とはどんなものなんでしょうか?

調べてみたところ、このレリーフは「松本徽章工業株式会社」が発行した「切手趣味週間 特別郵趣コレクション」というコレクションに属しているものだということが分かりました。

本来は大きな専用アルバムの中に「純金で作られた切手型レリーフ」とレリーフの元となった「未使用の切手趣味週間切手」、そして切手の絵柄を摺った「手摺り木版画」の3つで1セットとなるお品物のようです。

切手型レリーフは純金を薄く伸ばした板状のものを切手型に切り抜き、その中を元となった切手と同じ絵柄で浮き彫り加工がされています。

元の切手と同じサイズのレリーフは手に取るとデコボコしていて、なんとも面白いです。

しかも絵柄があの「見返り美人」と「月に雁」でしたので、切手買取りもしている買取店のスタッフとして絵柄を見ただけでも「おおっ!」とテンションが上がりました!

なお今回お持ちいただいた切手型レリーフはそれぞれ単体で、元となった切手と木版画はお手元にない状態でした。

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②「切手型レリーフ」には種類がある

レリーフは純粋に、それぞれ元となった切手ごとに大きさも絵柄も違います。

その違いもあるのですが、買取査定となったときにはそれ以上に「素材の違い」というのが買取価格に大きな影響を与えます。

実はこのレリーフ純金製の他に、純銀製のものもあるんです!

ご存知の方も多いかと思いますが金と銀では素材の価値は圧倒的に金の方が高いです。

そのため同じ絵柄、サイズ、薄さ、重さでも、純銀製のレリーフよりも純金製のレリーフの方がお買取り金額は高くなります。

お査定の際、可能な限り高く買い取れるようにお品物について調べてみたところ、今回は「切手型レリーフ」としてよりも「純金」としての価値の方が高かったです。

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③素材の確認

純金として買い取ることが決まったので、お品物の素材を最終チェックします。

一般的に金やプラチナで作られた指輪やネックレスなどには、目立たない場所にその素材と品位を示す刻印が付けられています。

こちらのレリーフは刻印は比較的見つけやすい場所にありました。

それがこちら、

表面の端に小さな「純金」の刻印がありました!

肉眼で確認しようとすると小さすぎてかなり見えにくいですが、査定専用のルーペで覗いてみたらキレイに見ることができました。

ちなみに専用のルーペや虫眼鏡をお持ちでない方でも、スマートフォンのカメラやiPhoneなら拡大鏡のアプリを使うと拡大して見ることができるのでオススメです(^ ^)

私たち買取スタッフは目視で確認した後、専用の機械も使ってダブルチェックしましたが、こちらも問題なくクリアし間違いなく純金製であることが分かりました。

 

あとは私たちがどこまでどこまでがんばって買取額を上げられるか!

幸運なことに本日はここ数日落ち込み気味だった金相場が回復したこともあって、お客様にも納得していただける額で高価買取させていただくことができました!

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スタッフコメント

今回ご紹介した「純金製 切手型レリーフ」は素材としての価値をみてお買取りさせていただきましたが、お品物としては切手が好きな方の目を惹くような素敵なものでした。

かんてい局上越店では単純に金やプラチナの製品としてだけではなく、お品物としての価値もしっかりお査定させていただきます!

そのうえで、より買取額が高くなる方でお買取りさせていただきます!

お手元にもう付けないもう付けない金やプラチナのアクセサリーをお持ちの方、アクセサリーではないけれど金色の製品があるという方、ぜひかんてい局上越店に一度お持ちください!

一点一点しっかりとお調べいたします!

みなさまのご来店をお待ちしております!

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質屋かんてい局 新潟上越店 (Pawnshop Kanteikyoku niigata joetsu)

〒943-0173

新潟県上越市大字富岡539-7(GoogleMapで開く)

上越ウイングマーケットセンター内

Tell:025-546-7823

営業時間 10:00~19:00  水曜日定休(不定期研修・一部夏季・年末年始除く)

 

お品物がたくさんある方や遠方のお客様は出張買取宅配買取もご利用いただけます。

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