本日は糸魚川市からお越しのお客様から本間琢斎・瑞雲作の茶托を5枚まとめてお買取りさせていただきました。
本間琢斎は文化九年生まれの、江戸後期から明治時代にかけて数々の作品を生み出してきた鋳金家です。
維新前は佐渡奉行にまねかれ、その技術を用いて大砲などを作っていましたが、維新後は美術品の制作に力を注ぐようになりました。
その中で生み出した斑紫銅(はんしどう・むらしどう)と呼ばれる、独自の色味を持つ銅製品を制作していきました。
今回お持ちいただいた茶托もその一つ。
ムラのある紫混じりの銅で作られた茶托には五清紋(五清図とも)と呼ばれる五種類の草花が描かれていて、こちらも特徴的です。
なお今回お持ちいただいた茶托の中には作風が本間琢斎のものとよく似た瑞雲の作品もありました。
茶道を嗜む方々が重宝する茶道具の一つということ、また私たちの住む新潟県にも縁のある人の作品ということで、買取額もがんばらせていただきました!
かんてい局上越店は骨董品を高価買取中!
茶托などの茶道具から花瓶、置物など様々なものを査定・お買取りしています。
お家のお片づけや遺品整理などで手放したい品物がある方は、捨てる前にぜひ一度、当店にお持ちください!