本日は普段とは少し趣旨の異なるお話をさせていただきます。
こちらは着物を着るときに使用する「帯留め」と呼ばれるものです。
着物に合う花や扇を模った形はとっても可愛らしく、加えて全体が金色なので小ぶりでありながらも存在感がある一品です。
これだけでしたら雑貨品として通常通りお買取りさせていただき、その後は色や形、雰囲気が好きな方に手に取っていただけるといいな~で、終わるのですが…
帯留めをくるっと裏返してみると、裏面に小さな「K18」の文字が。
…ん?…んんん??
この刻印を見て、査定経験豊富なスタッフが首を傾げました。
ネックレスや指輪、時には時計の裏蓋など、多種かつたくさんの貴金属製品に触れて見てきたスタッフは、蓄積された経験や知識からパッと見て「あれ?これは金じゃないんじゃないか?」という違和感に気付ける時があります。
そして今回はこの帯留めに違和感を覚えました。
大きさの割には軽い…メッキとかなのか?…それにしては色が黄色すぎるような気がする…ということは金メッキですらない?
様々な可能性を巡らせながら、専用の機械を使ってこの製品が刻印通りの金製であることを確かめていくと……残念、こちらは金製ではありませんでした…
後日、専門の機関に素材の成分を分析してもらったところ、この帯留めは銅で出来ていることが判明しました!金の要素は全くなかったんです!!
こちらの買取実績ページではよく「金だとは思っていなかったものが実は金だった!」となったお品物をよくご紹介していました。
でも実際には金で出来ているように見えるものでも、よく調べてみたら金じゃなかった。というケースもたまにではありますが、あります。
もしそれがずっと大事にしていた、いつか売ろうと思っていたお品物で起きたら…ゾッとしますよね…
お家のお片付けでよく分からない金色の製品が見つかった!
そんな時はぜひ!まず一度当店の無料査定をご利用くださいませ!
店頭でもそのお品物が金、もしくはプラチナなのかそうではないのかを検査することは可能ですので、お気軽にご相談ください。