皆さんは時計ブランドの中でセイコーとグランドセイコーがあるのはご存知でしょうか。
なぜ同じセイコーを使い分けているのか疑問に思ったことはありませんか?
本日は、その二つの使い分けられた意味についてご紹介させて頂きます。
セイコーの歴史
セイコーは、1881年に創業されました。
1969年にアストロンと呼ばれるクオーツ時計を世界で初めて販売しました。
性能も高く、それまでのスイスの規格が-5秒から-8秒差だったのですが、月差で前後3秒までに収めるほどの高精度を誇り、1964年に開催された東京オリンピックで公式時計を務めるなど世界的な知名度を高めました。
そんなセイコーのコンセプトは”世界に挑戦する国産最高級の腕時計を作る”です。
※当店で実際に販売している商品です。
SEIKO【セイコー】 SAGA197 BRIGHTZ(ブライツ)
グランドセイコーの歴史
グランドセイコーは、セイコーにおいて高級時計を担うブランドとして1960年から様々なラインナップを展開していきました。
2017年にはよりグローバル化と高級志向を高めるため、セイコーから独立し、『グランドセイコー』というもう一つのブランドとなりました。
そんなグランドセイコーのコンセプトは”最高の普通”です。
スーツなどに合うようなシンプルでラグジュアリーなモデルを続々とリリースしました。
更に、ダイバーズウォッチやクロノグラフなども幅広く展開しています。
※当店で実際に販売している商品です。
Grand Seiko【グランドセイコー】SBGR307 メカニカルモデル
外観の違い
2017年までのグランドセイコーの腕時計は、ダイヤルの12時方向に「SEIKO」の刻印があり、6時方向に「GS」と「Grand Seiko」のロゴを配していました。
その後、2017年のブランド独立を機にダイアル装飾が一新され、以降のグランドセイコーからは「SEIKO」のロゴを無くし、12時方向に「GS」と「Grand Seiko」を刻印しました。
またグランドセイコーはリューズ・バックルにも打刻されています。
詳しく見ていきましょう。
リューズ
(グランドセイコーのモデル)
「GS」という刻印があります。
(セイコーのモデル)
刻印はありません。セイコーのモデルによっては「S」と刻印されるモデルもあります。
バックル
(グランドセイコーのモデル)
グランドセイコーのバックルには立体的に「GS」と刻印されています。
(セイコーのモデル)
セイコーのモデルには「SEIKO」という刻印があります。
グランドセイコーに比べて比較的浅めの掘り方になっているようです。
セイコーは、グランドセイコーを『最高機』として認知させるためGSならではの価値を上げるために「SEIKO」の文字を外し「GS」ロゴの主張を強めました。
このイメージを強くし、スイス製の高級腕時計に負けないステータス性を持たせるのが目的ではないかと思われます。
価格
セイコーは手頃な価格でよい品質の時計ブランドとして知られています。
それに比べてグランドセイコーは、高級腕時計ブランドなのでセイコーと比較すると価格に大きな差があります。
デザイン性
セイコーの時計はシンプルなものから複雑なものと幅広いデザイン性を持っています。
グランドセイコーは、宝石を付けるなどの装飾無しでシンプルなデザインと見やすさを追求し、針一つとっても幅や角度を計算することによりどの角度からでも見やすいような工夫がされています。
グランドセイコーの魅力
多くの高級時計愛好家がグランドセイコーを支持し、今もなおグランドセイコーの製品に魅入られるその魅力はどこにあるのでしょうか?
その魅力についてご紹介します。
高い技術力
グランドセイコーは、クロノメーターを超える高精度基準「グランドセイコー規格」(GS規格)です。
熟練の時計職人が多大な時間をかけてようやく完成に至り基準を満たした商品は、1年間に少量しか生産することが出来ません。
平均日差+5~‐3秒という制度の高さは、6方向の姿勢差に3段階の温度で設定された様々な条件における17日に及ぶ厳格な検定試験や、日差を少なくするためにメカニカルハイスピードを導入し、日差を極限まで抑えるなどグランドセイコーにおける機能性の高さを担保しています。
ブランドイメージ
セイコーは日本国内で周知されている腕時計ブランドであり、その中でもグランドセイコーは、”国内時計ブランドの頂点に立っている”と言えるのではないでしょうか。
クオーツ・機械式・スプリングドライブという3つの動力を基準として、実用性が高く高機能なイメージがあります。
さらにそのデザイン性はシンプルで長期に渡って利用できるデザインは海外の高級腕時計メーカーに引けを取らない魅力を感じさせます。
グランドセイコーのオーバーホールについて
クオーツ式のムーブメントは電池とモーターで動いているので、動力部分のオーバーホールは必要ありません。
ですが、歯車で針を動かしているのは機械式と一緒なので、その部分は長期間経過すると劣化してしまいます。
油が劣化していまうと歯車が動きにくくなり、電池の減りが早くなったり、精度が安定しなくなります。
そうならないためにもクオーツ式の時計でも定期的にオーバーホールは必要だと考えます。
目安はだいたい4年に1度が望ましいです。
また、水の侵入を防ぐパッキンも劣化してしまうため、防水機能の低下にも繋がるので定期的なオーバーホールをお勧めします。
【最後に・・・】
いかかでしたか?
今回はセイコーとグランドセイコーの違いと魅力、オーバーホールについてご紹介させて頂きました。
セイコーとグランドセイコーは同じブランドですが、コンセプトやデザイン性、機能など全く別の魅力があることが分かりました。
日本の腕時計ブランドにおける高い技術力がもっともっと世界中に認知されると嬉しく思います。
当店では上記ではご紹介させて頂いたお品物以外にも多数お取り扱いしております。
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