こんにちは！かんてい局名取店です。
誰もが知るブランド『LOUIS VUITTON（ルイヴィトン）』。
ブランドにあまり興味がない人でも見聞きしたことがあるんじゃないかと思います。
もちろん、中古市場でも人気のブランドのひとつです！！
何故、ルイヴィトンはこんなにも人気なんでしょうか？
ルイヴィトンの歴史
ブランドの創始者である『ルイ・ヴィトン』は、1821年にフランスで誕生しました。
16歳の頃、パリでトランク職人として働きはじめその後、33歳になる年に独立し世界初の旅行用トランク専門店を創業。
19世紀当時のトランクといえば重いものばかりだった中、豚革を使用したルイヴィトンのトランクはとても軽く、さらに防水加工も施し、水に浮くトランクとして世間で話題になりました。
この頃のルイヴィトンの製品は、モノグラム柄や錠前のないシンプルなデザインだったそうです。
ルイヴィトンの製品に限らず、当時のトランクは錠前がついていなかったため盗難が多かったみたいですね。
「軽くて丈夫」なルイヴィトンのトランクは「軽くて盗みやすい」と盗難被害も多かったようです…。
そこで1886年にルイは息子のジョルジュとともに、2個のスプリング式バックルと5枚羽根を使用した錠前を開発し、ルイ ヴィトン製のトランクの盗難を激減させました。
1870年代にはルイ ヴィトンのトランクはフランスで非常に人気になり、それを真似たコピー商品が大量に出回っていました。
ルイの息子ジョルジュは模倣品・偽造品対策として、1885年に新しいデザインを発案します。それが現在もルイ ヴィトンの定番デザインとして人気の「ダミエ・ライン」。
このダミエのデザインは、日本の市松模様をモチーフに考案されたものといわれているんです！！
ダミエの生地にはコピー商品対策として所々に「LOUIS VUITTON」というロゴが入っていましたが、このダミエも徐々に偽造品が出回るように。いつの時代でも偽造品の問題はあるんですね…。人気が故の悩みかもしれません。
1892年にルイ ヴィトンはトランクだけでなくハンドバッグの販売も開始。
その年に創始者のルイが亡くなり、ジョルジュがルイ ヴィトン社の代表取締役に就任します。
ジョルジュはさらにブランドの人気を上げるため、模倣品対策もかねて新しいデザインを考案します。それが現在もルイ ヴィトンの代名詞となっている「モノグラム・ライン」です。
このモノグラム柄も、日本の家紋からインスピレーションを得てデザインされたと言われています。
1800年代から世界中で人気のあったルイヴィトンですが、日本に上陸したのは1978年でした。
それまでルイヴィトンの商品を購入するためには、フランスに行くか輸入業者から購入するかの2択。
ブランドの人気が高まるにつれ、輸入業者による価格の吊り上げが問題になってきたことから、ルイヴィトンが日本へ本格的に進出することになったといわれています。
1987年にルイヴィトン社とモエヘネシー社の両社が合併して「LVMH モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン」を設立。
パリを拠点とした巨大な複合企業で、世界に大きな影響を与えているグループ会社なんです。
主にファッションや宝飾品、香水や酒類に関係する80近くの高級ブランドをその傘下におさめています。
また、ルイヴィトンに新たな風を吹き込んだのは、1997年にアーティスティック・ディレクターに就任したマーク・ジェイコブス。
今では定番人気となっているヴェルニシリーズも、マークのデザインによるものなんですよ。
伝統と革新をミックスさせた斬新なデザインを次々と展開。
現代美術家の村上隆さんとのコラボデザインを作ったのも、マーク・ジェイコブスです。
ルイヴィトンの人気の理由
ルイヴィトンがなぜ人気なのか、その理由を3つご紹介したいと思います。
デザイン
ルイヴィトンのデザインは、基本的にシンプルながら洗練されたデザインこそが人気の理由といえます。
上品なファッションはもちろんカジュアルなファッションとも相性がよく、どんなライフスタイルにもフィットします。
耐久性
耐久性が高いうえ防水性に優れているため長年愛用できるといわれています。
上記でも触れましたが、ルイヴィトンは旅行用トランクをつくっていました。
そのトランクは、コットンに防水加工を施したグリ・トリアノンという名の生地を使用したもので、他の製品と比べて圧倒的に丈夫。
沈没したタイタニック号の中から見つかったルイヴィトン製のトランクが後日引き上げられたとき、トランク内部への浸水がなかったと言われているほどなんですよ。
中古市場での人気
ルイヴィトンは世界中で人気のブランドです。
そのため、高級ブランドの中でも中古品が値崩れしにくいブランドなんです！
耐久性が高いため、壊れにくいというのも値崩れしにくい理由の1つですね。
キレイな状態を保つためには？
せっかく使うなら、キレイな状態を少しでも長く保ちたいですよね。
キレイな状態を保つためのお手入れ方法をご紹介します！
ぜひ試してみてください。
使用後は軽く拭く
バッグや財布など毎日使うことの多いものは、汗や汚れなどが徐々に蓄積されていき、気づかないうちにシミになってしまうこともあります。
使用後は柔らかい乾布で拭くだけでも美しさを保ちやすくなり、長持ちさせることができます！
エピやタイガなどの本革を使用しているアイテムは、月に1度保革クリームと防水スプレーでメンテナンスするのもオススメ。
ヴェルニのようなエナメル素材の商品は、防水スプレーやクリーナーを使用するとエナメル加工がはげてしまう恐れがあるため、エナメル専用のクリーナーを使用してください！
水濡れに注意
本革は水に弱い素材なので、水洗いは絶対にしないようにしましょう！
モノグラムバッグの持ち手などに使用されている「ヌメ革」は、濡れるとヒビ割れを起こす可能性が高いです。
モノグラムやダミエの表面はレザーよりは水への耐性がありますが、濡れた場合は乾いたタオルで優しく拭くなどお手入れをしましょう。
シミ・カビ発生に注意
特にシミやカビが発生しやすい「ヌメ革」のお手入れ方法をご紹介しますね。
ヌメ革は、時がたつにつれ艶が出て高級感が出る素材ですが、よく触れる場所であるため、汚れが蓄積しやすい部分でもあります…
・ホコリや汚れはブラッシングで優しく取り除く
・革の表面を乾いた布で拭く
・なかなか落ちない汚れは、革の汚れ落とし用の消しゴムやクリーナーを使用する
最後に
いかがでしたでしょうか。
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