こんにちは！質屋かんてい局名取店です！
さて、本日はオメガのダイバーズウォッチ【シーマスター】のお話です。
スピードマスターと共にオメガの看板モデルとも言えるシーマスター。
あの有名映画で使用されていたりと、何かと話題となる時計です。
その魅力は一体どんなところなのか！？解説していきます！ぜひ最後までご覧ください。
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オメガ・シーマスターとは
スイスの高級腕時計ブランドのひとつであるオメガ。
1848年に創業して以来、ロレックスやタグホイヤーとともに非常に高い人気を誇り、老若男女問わず幅広い層に支持されているブランドです。
ただ人気があるだけに留まらず、時計メーカーとしては唯一のNASA公式装備品として月面着陸に携行されたりオリンピックのオフィシャルタイムキーパーとして各国選手団の奮闘をサポートしたりと、逸話の多さでも有名ですね。
シーマスターは前述のNASA公式装備品であるスピードマスターと並ぶ代表的なシリーズです。
冒頭でも述べたようにオメガの創業は1848年ですが、シーマスターの誕生はさらに100年後の1948年のこと。
イギリス軍が第二次世界大戦中に軍用ダイバーズウォッチとしてオメガに要請した「マリーン」がシーマスターの基となっています。
ちなみに世界初の有人深海調査として潜水球で水深923mの探査に尽力したウィリアム・ビービ氏が、このマリーンを身に着けていたんだそうですよ。
第二次世界大戦が終結後の1948年、そのマリーンが市販用に改良されて「シーマスター」としてリリースされることとなりました。
現在は潜水時計の「シーマスター」、クロノグラフの「スピードマスター」、耐磁性の「レイルマスター」とで「マスター三兄弟」として多くのオメガファンに愛されるモデルとなっています。
シーマスターはスピードマスターのように月へ行ったなど、世界規模の壮大なエピソードがある訳ではありません。ですが、実は数多くの歴史的瞬間に立ち会っている時計でもあるんですよ。
例えば1970年代には海底油田探査にてシーマスターが採用され、8日間にわたる深海250ｍでのダイバーらの活動を無事にサポートしました。
また、伝説のフリーダイバー「ジャック・マイヨール氏」が世界記録となる101m素潜りに成功した際にも、その腕にはシーマスターがあったと言います。
そしてその歴史の他にデザイン面で言うと、シーマスターは文字盤色も豊富で様々なカラーバリエーションがあるのも特徴です。
定番の黒や白だけに限らず、シルバーやネイビーなどのモデルもあります。
機能も充実しており、デイト表示モデル、GMT、ラトラパンテを搭載したモデルなど様々。
発売から半世紀以上経った今もなお、進化を遂げる魅力的な時計です。
ちょっと良い時計を持ちたい、長く使える時計を1本持っておきたいという方や、初めてブランド時計を買いたいと考えている方のファーストウォッチとしてもおすすめです。
人気の理由は多様性！？
シーマスターは先述の通り、オメガを代表するダイバーズウォッチです。
そのシーマスターの高い人気の秘密のひとつに「バリエーションの広さ」が挙げられると思います。
まずばダイバーズウォッチには欠かせない防水性。
シーマスターには現行で60m、150m、300m、600m、1200mの5つのパターンの防水性能を備えた時計が発表されています。
中でも人気が高いのが150m防水機能を持つシーマスター・アクアテラと300m防水を持つシーマスター・ダイバー300(シーマスター・プロフェッショナル)です。
また、アクアテラの先達と言えるのがジャック・マイヨール氏が101mの潜水記録を出した際に着用していたモデルとして有名なシーマスター120というモデルです。
このモデルは既に廃盤になっているので、中古市場でしか手に入れることが出来ません。
ほかのブランドであれば「このモデルは防水〇m」と決まっていることが多いので、用途に応じで購入するモデルを考えたり、使い分けたりできるのはシーマスターならでは魅力であり、多くの方に使っていただきやすい要素のひとつだと思います。
そしてシーマスターはその多機能性も注目してほしいポイントです。
シーマスターはモデルによってさまざまな機能が取り付けられているものがあります。
今では一般的になってきていますが、アクアテラにはカレンダー機能、ダイバー300からはそれに加えて逆回転防止ベゼルやクロノグラフ、GMT機能搭載モデルが登場します。
GMTと言えば真っ先に思い浮かぶのがロレックスのGMTマスターの方が多いと思います。
ロレックスのGMTマスターは飛行機の操縦者向けに作られたパイロットウォッチですが、オメガのシーマスターGMTは輸送船などの主に海軍の軍事向けに作られたモデルなんです。
仕事やプライベートなど、様々な所で使えるものも人気(需要)が高くなる要素になります。
現行モデルは何種類？
シーマスターの種類はマイナーチェンジや細かなバリエーションを含めると非常に多岐に渡ります。
基本的に現行シリーズはアクアテラ150M、ダイバー300M、プラネットオーシャン、シーマスター300の4つで構成されています。
それどれの特徴を見てみましょう。
シーマスターアクアテラ150M
「海と地球」を意味するアクアテラは、シーマスターのシンプルライン「シーマスター120」の後継機モデルとして2002年に誕生しました。
その名の通り120m防水であったシーマスター120を150m防水に改良し、より性能を高めたシリーズとなっています。
アクアテラはダイバーズウォッチによくある逆回転防止ベゼルがありません。そのシンプルなデザインとエレガントさが最大の魅力と言えるのではないでしょうか？
そしてアクアテラは独自のストライプ模様であるチークコンセプトと呼ばれるダイヤルのモチーフも印象的。
クルーザーのウッドデッキを想起させるこの意匠はアクアテラならではの個性を与え、他のシーマスターにはない上品さを醸し出しています。
また、他のシーマスターに比べてスポーティー感が控えめなデザインはリゾートシーンはもちろんカジュアルにも対応できちゃいます。カラーの選び方次第ではビジネスシーンでも活躍する1本になるでしょう。
シーマスター ダイバー300M
アクアテラと並んで、シーマスターの基幹モデルを担うのがダイバー300Mです。
1993年に誕生した比較的新しいラインで、300mという高い防水性と逆回転防止ベゼル、そしてヘリウムエスケープバルブに夜光塗料が施された丸形インデックスなどを有した「本格派ダイバーズ」となっています。
ちなみにリリース当初は「シーマスター プロフェッショナル」後に「プロダイバーズ300」などの名前であったことからも、そのプロユースの本格性能が伺えますよね。
ただ、こういったダイバーズウォッチならではの「個性」はデザイン面でもスペック面でもスポーティーになりがち。
その為スーツにあまり合わなかったり大きすぎてちょっと重かったりなどといったことが心配で、躊躇してしまう方もいらっしゃると思います。
でも、そこはさすがオメガ。デザインも非常にスタイリッシュで、ケース厚も15mm前後と決して厚すぎるということはありません。
さらに言うと、シーマスター ダイバー300Mは2018年に25周年を迎えたことでモデルチェンジが行われました。
基本デザインはやスペックは大きくは変わっていませんが、初代で採用されていた波状模様の文字盤デザインが現行で復刻。
また、ケースがモデルチェンジで41mmから42mmへとサイズアップしたことでより存在感が増すようになりました。
カラーや素材が豊富なので、定番でありながらも個性を演出しやすいというのも嬉しいところです。
シーマスタープラネットオーシャン
プラネットオーシャンの登場は2005年。シーマスターダイバー300Mの上位モデルとして作られました。
600mを超える防水を実現した超本格派ダイバーズラインです。
ダイバー300Mやアクアテラは、ダイバーズウォッチらしからぬその上品なデザインで使いやすいシリーズですが、このプラネットオーシャンはより防水性へと舵を切ったシリーズになります。
スタンダードモデルはケース直径だけを見ると基本モデルが43.5mmとやや大きめですが、注目すべきはその厚さと重さ！
16mmというスマートフォンひとつ分を超える厚さは、しっかりとした重量感を味わえます。
性能面はまさにプロユースだけを考えた非常に実用的なタイムピース。600m防水に加えて、コーアクシャルマスタークロノメーターも搭載されていて時計として見てもその実用性に抜かりはありません。
プラネットオーシャンもバリエーションが豊富で、サイズやベルト、カラーなど様々に選んでいただけます。
写真のプラネットオーシャンは黒をベースカラーとしてオレンジ色が配色されていえるカラーリングですが、他にはより主張が強いカラーリングやメタルブレスのシンプルカラーもあります。
「派手」でも「シンプル」でもお好みのデザインを選べるのも魅力のひとつですね。
シーマスター300
シーマスター300は、1957年に「マスター三兄弟」として登場した往年のモデルをリバイバルしたモデルです。
2014年に発表されましたが、発売当初から非常に高い注目を浴びました。それはデザインが1950年代当時の往年の名ダイバーズウォッチを彷彿とさせるためです。
1950年代は、ロレックスのサブマリーナやブライトリングのスーパーオーシャンなど、人気ブランドから名作が立て続けに出た「ダイバーズウォッチの第一次黄金時代」でもあります。
そんな古き良き時代を感じさせるヴィンテージなデザインが、現代風の時計群にはない魅力を感じた時計ファンの心をぐっと掴んだのかもしれません。
確かに黒ベゼルに黒文字盤というシンプルなデザインや視認性を優先したインデックスや太めの針、日付すらないシンプル機構などが非常にヴィンテージの雰囲気がありますよね。
実はシーマスター300は時計愛好家や時計業界からも評価が高いのですが、こういったヴィンテージなディテールが受けているのだと思います。
このデザインは後に映画「007 スペクター」のスペシャルエディションや、2017年に3,557本限定で発売された「シーマスター60周年」記念モデルでも踏襲されるなど、シーマスターにとって特別な存在になっています。
シーマスターの最高峰「アクアテラ」
これまでのお話で、シーマスターの中でも様々なモデルがあるというのは分かっていただけたと思います。
では、シーマスターで今現在大きく人気を集めるモデルは一体何なのか？
それがこの「アクアテラ」シリーズです。
アクアテラが発表されたのは2002年。
発表後、時計業界では「永遠の定番」と呼ばれる程に認知度を広げ、今も愛されているモデルです。
シンプルで飽きのこないデザインはアウトドアやカジュアルはもちろん、ビジネスなど様々なシーンでお使いいただけるまさにオールマイティーな1本です。
現在は150mの防水に加え、15,000ガウス以上の磁気耐性などを加えてよりハイスペックなモデルに仕上がっています。
シーマスターの中でも、アクアテラには「コーアクシャル機構」を搭載しています。
これはオメガファンの中でも魅力的な機構ではないでしょうか？
コーアクシャルの構造は通常よりも複雑でパーツやその組み立てにコストがかかると言われていて、この機構を取り入れられているのはコーアクシャルを開発したオメガのみとなっています。
通常の機械式時計であれば、パーツの消耗や故障を防ぐ為にも定期的なオーバーホールをする必要があり、その頻度は4年～5年に一度が一般的です。
しかしこのコーアクシャル機構を搭載したモデルでは、倍の10年に一度でいいと言われています。
コーアクシャル機構はオメガの技術を集結したと言っても過言ではないので、搭載されているモデルは高価格帯のものが多くなってきます。
初期コストこそかかるものの、定期メンテナンスが１/2でいいのはとても嬉しいですよね。
映画「007」シリーズとの関係性
最後に忘れてはいけないのが、シーマスターと映画「007シリーズ」との結びつきです。
007には今までロレックスやセイコー、ブライトリングなど多数のブランドが登場しています。
オメガのシーマスターが登場したのは1995年公開の「ゴールデンアイ」から。
そこから近年に至るまで、シーマスターは「ボンドウォッチ」として何度も登場しています。
主人公であるジェームズ・ボンドは一流海軍将校であり凄腕のスパイです。
スパイでありながら、その紳士的な立ち振る舞いとファッションは注目の的となりました。
ジェームズ・ボンドのようなスタイリッシュスパイ活動は到底出来ませんが、映画の世界観を少しでも感じたいと思い、シーマスターを選ぶ方も多いのではないでしょうか？
2021年に公開された映画007の最新作「ノー・タイム・トゥ・ダイ」でもジェームズ・ボンドはシーマスターを着用しています。
このモデルはダニエルクレイグ自らが監修したスペシャルなモデル。チタン素材を全体に使うことで「軽さ」に特に重点をおいた作りになっています。
軽やかで堅牢、そして潜水にも耐えうるこのモデルは、まさにスパイの相棒にふさわしい1本になっているのではないでしょうか？
デザイン面では、ボンド家の紋章など007ファンに嬉しい数々の装飾があしらわれいるのも素敵です。
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最後に
いかがでしたか？本日はオメガのシーマスターについてお話してみました。
様々な時計ブランドからダイバーズウォッチは出ていますが、その中でもシーマスターに興味を持っていただくきっかけになれば嬉しいです！
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