ブランド：TOTO

型番：TCF4733AKR

商品名：ウォシュレット・アプリコット（オート便器洗浄タイプ）

今やどのトイレにも付いている温水洗浄便座は、日本が世界に誇る技術です。

今回お買取りした『ウォシュレット・アプリコット』は、2017年頃よりTOTOから販売されている最上位ラインです。

『TCF4733AKR』はそのラインの中から、2019年に2月に発売された最も新しい温水洗浄便座のひとつです。

今から約57年前に誕生した温水洗浄便座ですが、日本中で使われるようになってからまだ20年程しか経っていないんです！

本日はそんなTOTOの温水洗浄便座《ウォシュレット》の誕生から、当店の買取価格まで紐解いてみたいと思います！

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TOTOのウォッシュレットが誕生するまで

世界初の温水洗浄便座は約57年前、医療用としてアメリカで開発・発売されました。

これを日本の一般住宅向けに販売しようと東洋陶器(現：TOTO)は考え、1964年、アメリカンビデ社の「ウォッシュエアシート」を輸入・販売したのがTOTOの《ウォシュレット》のはじまりです。

それから約3年後の1967年10月、伊奈製陶(後のINAX、現：リクシル)が国産初となる温水洗浄便座付き洋風便器「サニタリーナ61」を発売。

リクシルに遅れまいと、TOTOは1967年にアメリカンビデ社より特許を取得し、1969年には便座暖房機能付きの国産「ウォシュエアシート」の生産を開始しました。

しかし温水によって火傷を負う利用者がいたり、価格も普及には程遠いほど高価なこともあり、一般住宅にまでは普及しませんでした。

また販売当時の1970年代以前は和式便器が主流なことも要因の一つだったのでしょう。

しかしTOTOは販売不振に負けることなく、独自に開発を進めてゆき、ついに1980年6月《ウォシュレット》の名称で新たな温水洗浄便座を発売しました。

日本人の清潔志向の高まりと積極的なCM展開により、《ウォシュレット》はすこしずつ日本に浸透していきました。

高度経済成長期の1990年代では、新築住宅の多くが和式便器から洋式便器へ変えたことにより、一気に知名度が上がりました。

さらにオフィスビルや商業施設、ホテルといった様々な施設にも広がり、2000年代を超えると鉄道駅・公園のような不特定多数の利用がある場所でも使用されるようになりました。

販売累計台数は4000万台を突破し、今や使用されていない場所の方が少ないほどです。

2012年には日本機械学会から初代のウォシュレットGが機械遺産に認定されるなど、もはや国の「宝」となっている技術です。

 

 

 

 

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