まいどです かんてい局四條畷店です
本日は、珍しい宝石であるパライバトルマリンのお話です
パライバトルマリンとは
パライバトルマリンは、1987年にブラジルのパライバ州バターリャで最初に発見
されたと言われています
当初はブラジルからしか産出されなかったパライバトルマリンですが、
2001年にはアフリカのナイジェリアで、2005年には同じくアフリカのモザンビーク
でも発見され話題になりました
決勝の両端に電極を持ち、熱を加えると静電気を発生するということから
和名では電気石と呼ばれています
パライバトルマリンは酸化クロムと銅によって形成されていて、一見珍しい
モノではありません
ですが、酸化クロム銅はそれぞれ主張が強い為、この2つの元素が結びつくことは
まずないと考えられていました
そんな不可能だと思われていた元素同士が結びついた事で他の宝石には出せない
美しさやカラーが出て、幻の宝石と呼ばれるほど世界的に人気を誇る
宝石になりました
パライバトルマリンの魅力
パライバトルマリンは他のトルマリンには見られない、鮮やかなグリーンや
ブルーの結晶で、トルマリン以外の宝石と比べても類まれな輝きと美しさを持つ
宝石として知られています
蛍光がかったブルーやグリーンの色合いが特徴的です
また、トルマリンは様々な地域で産出することが出来ますが、パライバトルマリン
は、ブラジルのパライバ州を中心として、サンドンデ・パターリャ、リオグランデルノデ州のパレーリャス、アフリカのナイジェリアやモザンビークなどごく
限られた場所でのみ産出されるとても珍しいトルマリンです
そもそもパライバトルマリンは算出できる量が極端に少なく、かつては
産出されていた産地でも今は取れないところがほとんどです
どの産地のものであれ滅多に出会えないということで、宝石愛好家の人達に
とっては何としても手に入れたい憧れの宝石でもあります
産地による色合い
ごく限られた場所でのみ産出されているのですが、大きく分けると
ブラジル産とアフリカ産があります
ブラジル産は、銅の含有量が多いことから独特のネオンブルーを発すること
や色が比較的濃いのが特徴です
アフリカ産は、一般的に薄い色合いのものが多く、アクアブルーやミントグリーンといった爽やかな色合いが特徴です
銅の含有量がブラジル産に比べて少ないことから色は比較的薄くなるようですが
サイズが大きく透明感が高いことが魅力でもあります
また、鑑別書を発行すると分析報告書がもらえ酸化クロム、銅の割合がわかり
産地を予測することが出来ます
やはり人気も価値も高いのはブルー味の強いものです
最後に
パライバトルマリンは貴重でとても珍しい宝石です
入荷してもすぐに売れてしまうような人気ですので
入手できればラッキーですね
本日もご覧いただきましてありがとうございます
次回も宜しくお願いします
♦かんてい局 四條畷店
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