まいどです かんてい局四條畷店です
本日は、金のお話をします
金の性質
金は1gほどで数mの大きさまで伸ばすことができる非常にやわらかい
性質を持つ素材です
純金は柔らかすぎて形が崩れやすいことから、アクセサリーには不向きと
されていますが、その反面に他の金属と混ざりやすいという特性があり、
強度を出すために他の硬い金属を混ぜて加工されるのが一般的です
金は純度や含有物の違いによって多くの種類が存在し、それぞれ価値も
変わってきます
金の純度
日本では金の純度を24分率で表示しており、純度100%の金の場合はK24
ということになります
実際には日本では99.99%以上の純度でK24と表します
K1ごとに、4.17%づつ純金の含有率が増えていき、K18であれば純金の
含有率は75%になるというわけです
Kとは、純度を表すカラットのことですが、宝石の重さを表すカラットとは
別物になります
現在では1000分率も普及しており、K18の場合は750と表記されることも
多くあります
カラーゴールドとは
金の含有率を減らし、硬い金属を混ぜて加工しやすくしたものを総称して
カラーゴールドと呼びます
よく耳にするピンクゴールドやホワイトゴールドはカラーゴールドになります
柔らかい印象のピンクゴールドは、日本人の肌に一番馴染むカラーと言われており
特に女性に人気のあるカラーゴールドです
優しいピンクカラーはK18の場合は一般的に金75%・銀10%・銅15%の
割合で混合されて作られています
白い光沢が上品なホワイトゴールドですが、日本ではK18no場合で金75%・
銀15%・パラジウム10%の割合で混合されて作られています
しかし、そのままのホワイトゴールドは真っ白ではなくシャンパンゴールド色
となるので、真っ白くするために上からロジウムコーティングをかけて白く
していきます
ロジウムとは耐久性に優れ変色しない性質を持つ白色の光沢のあるプラチナ
族金属でジュエリーの他に工業用でも使用される金属の事です
ロジウムメッキは、使用中のキズなどが原因ではがれる場合があるそうですが、
ジュエリーの場合はコーティングを厚くしてあることがほとんどですので、
よっぽど剝がれることはないようです
金・プラチナの耐久性
金・プラチナはとても柔らかい金属ですので、扱いやすさの反面でキズが付きやすい
という性質を持っています
純度が高いほど柔らかくなることから純度の低いK14などにすればいいのではと
思いますが、混ぜ物が多くなり硬くなるとキズは付きにくくなりますが、
割れやすくなります
普段の手入れでキズを防いだり、磨けばキズはキレイになりますが、割れてしまっては溶接するほかありません
金・プラチナの価値
希少な金属であるプラチナですが、プラチナの歴史が始まって以来、金の3%
以下しか産出されていない希少な金属です
しかし、プラチナの方が希少な金属であるにも関わらず、現在では金の方が
価値が高くなっています
金は総需要量のうち、5割以上が宝飾品の素材、1割程度が工業用部品として
使われていますが、それに反してプラチナは3割程度が宝飾品で工業用需要が
6割以上と需要に大きく差があります
また、宝飾品としてのプラチナの人気は中国と日本に集中していますが、
中国のプラチナの需要は減少している傾向にあるようです
最後に
金は世界共通の通貨とも言え、世界経済がとくに不安定な現在では資産として
金を持つ方が増加しています
本日もご覧いただきましてありがとうございます
次回も宜しくお願いします
♦かんてい局 四條畷店
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