こんにちは!
かんてい局上尾駅前店スタッフです!
本日はLVMHについて解説いたします!
ざっくりと解説してしまうと、LVMHとは会社の名前で正式には「LVMH モエヘネシー ルイヴィトン」です。
ファッション界には三大巨頭ともいうべき3つのグループ(LVMH、リシュモン、ケリング)があり、
中でもLVMHは頭一つ抜けた存在で、60以上ものブランドを所有し、
年間2兆円以上の売上高を誇る世界最大のブランド複合企業なのです。
しかし、有名ブランドを同一の会社が保有しているという事実は意外と知られていません。
そんなLVMHはどのような経緯で誕生したのか、その出発点からご説明いたします。
リシュモンについてはコチラ
ケリングについてはコチラ
目次
1987年 LVMH誕生
LVMHの傘下ブランドの歴史を考慮すると、その起源は16世紀まで遡ることができますが、
LVMHという企業の誕生に焦点を当てるなら1987年が創業年になります。
モエヘネシーとルイヴィトンという世界的なブランドが合併し、
「LVMH モエヘネシー ルイヴィトン」が誕生します。
1989年 ベルナール・アルノー 参加
まず、ベルナール・アルノーについて簡単に解説します。
ベルナール・アルノーは84年にクリスチャンディオールを親会社ごと買収した人物で、元々は建設・不動産業の実業家でした。
彼はフランスのミッテラン大統領時代にフランスで自由に商売ができなくなることを懸念して、ニューヨークに移住、
高級邸宅の販売を手掛けた後、84年に突如、クリスチャンディオールを所有する繊維メーカー ブサックを買収し
ファッション業界に躍り出ました。
その後、フランスに帰国しブランドの買収と再建を手掛け、1989年にLVMHのCEOに就任します。
ベルナール・アルノーの興味深いエピソードとして以下のようなものがあります。
70年代に初めてニューヨークを訪れた際、タクシーの運転手にフランスについて何か知っているか尋ねると、
タクシーの運転手は、「クリスチャンディオールという名前だけは聞いたことがある。」と応えたそうです。
この体験がブランドビジネスへと彼を導いたかまでは分かりませんが、後の活躍の切っ掛けだったら面白いですね。
1990年買収が本格化、ルイヴィトンがプレタポルテ(高級既製服)進出
1993年、当時のプレタポルテにおいて世界最大級の規模を誇るKENZOを買収、同年にBerlutiも傘下に収めました。
そして、長らくバッグを中心としたブランドであった、ルイヴィトンをプレタポルテに進出させ、
デザイナーにマーク・ジェイコブスを起用し、パリコレにデビューしました。
1999年 ジュエリー&ウォッチ部門を創設し、この分野を強化します。
2000年代 ディオール、ティファニーを買収
2000年前後も多くのブランドを傘下に収め、積極的に拡大していきました。
2017年にベルナール・アルノーが会長兼CEOを務め、長らくヴィトンのライバルだった、
クリスチャンディオールを傘下に治め、
2020年にはティファニーを買収し、ジュエリー部門を強化しました。
このようにLVMHは買収の歴史ともいうべき発展を遂げていきました。
会長兼CEOのベルナール・アルノーの方針は知名度はあるが、経営が困難になっているブランドを買収し、
資本力を駆使し、新進気鋭のデザイナーを積極的に起用することでブランドを再生させるというもので、
多くのブランド、酒類メーカー、小売店を抱えることで、赤字を分散し、人材やノウハウを共有する
仕組みを構築しています。
ぜひ一度ご来店下さい!
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