こんにちは!
かんてい局上尾駅前店スタッフです。
自動巻きの腕時計にはローターと呼ばれるゼンマイの巻き上げるパーツがあるのはご存知の方が多いかと思います。
本日ご紹介するマイクロローターは通常のローターより小さな設計で、機械式ムーブメントを覆うことなく、
コンパクトな作りをしています。
そんなマイクロローターについて知って頂けたら幸いです。
マイクロローターとは?
一般的なローターはダイヤル(文字盤)の半分くらいの大きさですが、マイクロローターは
モデルやブランドによって違いはあるものの、おおよそ「1cm」程度の大きさに収まっています。
マイクロローター搭載の高級機種の多くはシースルーバッグになっており、
ローターに阻まれずにムーブメントの美しさを堪能できるようになっています。
マイクロローター ユニバーサルジュネーブ ホワイトシャドウ
一般的なローター
マイクロローター誕生の経緯
マイクロローターが誕生した大きな理由は自動巻きの腕時計を薄型化です。
自動巻きの腕時計は手巻きの腕時計と比べて、ローターがあるためケースに厚みがありました。
この厚みを解消するためにマイクロローターが発明されましたが、当初は奇抜なアイデア止まりだったといわれています。
回転効率を良くするため、香箱と同じ階層にマイクロローターを設置し、そのスペースを確保するために
2番車をセンターに置かない「オフセット輪列」が採用されましたが、時刻合わせの際に針飛びが起きる問題が
ありました。
また、マイクロローターは小さく軽い分、巻き上げ効率が悪いと考えられていました。
薄型自動巻きムーブメントには古典的な設計のジャガールクルトのCal.920、
マイクロローターを搭載しつつ2番車のカナをセンターに置いたピアジェCal.12Pがありましたが
いずれも薄型自動巻きムーブメントの最適解とはならず、その完成系を提示して見せたのは
パテックフィリップでした。
パテックフィリップCal.240はマイクロローターに22Kゴールドを採用し巻き上げ効率をアップさせ、
オフセット輪列を採用しつつも、針飛びが起きにくい最適な設計を実現しました。
パテックフィリップCal.240
出典https://www.webchronos.net/features/13349/ WebChronos
ぜひ一度ご来店ください!
店舗情報
전당포 PAWN SHOP 当铺 Sanglaan casa de empeños