こんにちは！
かんてい局上尾駅前店スタッフです！
先日はロレックス エクスプローラーⅡを解説させて頂きました。
本日はその基になったモデルである「エクスプローラーⅠ」を解説させて頂きます！
ロレックスについてはコチラをご覧ください→ロレックスの歴史を解説！(前篇)、ロレックスの歴史を解説！(後篇)
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エクスプローラーⅠとは？
ロレックス公式の年表によるとエクスプローラーⅠは1953年です。
この年はサブマリーナが誕生した年でもあり、ロレックスにとって非常に重要な年になります。
また、1953年5月29日はニュージーランド人のエドモンド・ヒラリー卿とシェルパ族のテジン・ノルゲイの両氏が
人類初のエベレスト登頂に成功した年でもあります。
この二人が付けていた腕時計はロレックスが提供したオイスターケースの時計だといわれており、
ロレックスはエベレスト登頂成功の報を受け、それの歴史的偉業を記念して「エクスプローラー」を発表します。
過酷なエベレストの環境にも耐える実用時計としてエクスプローラーの名前は世界中に知れ渡ります。
フィクションではありますが、007のジェームズ・ボンドは映画ではサブマリーナやオメガのイメージがありますが、
原作小説ではエクスプローラーⅠやオイスターパーペチュアルと思われる時計を着けているようです。
エクスプローラーⅠ第一世代～第三世代
第一世代 Ref.6350
1953年に発表されたモデルが6350です。
ムーブメントはロレックスの初期の自動巻きムーブメントCal.A296を採用しています。
同時期に6510というモデルも存在しこのモデルこそが第一世代だという話もあります。
また、文字盤や針のデザインなども現在のスポーツモデルでは考えられない華やかなモデルが
確認されており、ロレックスの試行錯誤の様子が見てとれます。
第二世代 Ref.6610
1950年代半ばに誕生したのが6610です。
12時位置の▼、インデックスの369表記＋バーインデックス、ベンツ針とエクスプローラーⅠの
要素が揃ったのがこのモデルになります。
そのため6350や6150ではなくこの6610こそが第一世代だという説もあります。
ムーブメントがCal.1030クロノメーターになり、裏ぶたがいわゆる「セミバブルバッグ」から
フラットな裏ぶたに変更されています。
第三世代Ref.1016
コチラの1016は発売時期が不明瞭ながら生産終了は1988年頃とされており、
ロングセラーモデルだったことが分かります。
ロレックスのスポーツモデルによくある前期型、後期型という違いがあります。
ムーブメントはロレックスの名作ムーブメントと名高いCal.1560でケースから取り出すことなく
テンプまわりの調整が可能になった、メンテナンス性に優れたモデルです。
1970年頃より後期型に切り替わります。
文字盤外周にあったサークル(輪っか状のもの)が無くなり、インデックスがゴールドからホワイトに、
ブラック文字盤はよりマットな視認性に優れたデザインになります。
ムーブメントはCal.1570クロノメーターで、秒針を止める、ハック機能が追加されています。
エクスプローラーⅠ第四世代～第六世代
第四世代Ref.14270
14270は1990年頃から2000頃までの10年間製造された比較的ロングセラーのモデルになります。
日本では木村拓哉さんが14270をドラマで着用していたこともあり、
空前のロレックスブームが起きた時代でした。
基本的なデザインは以前からのモデルを踏襲していますが、インデックスの369のフォントが丸みのある
デザインからスクエア型に変更され、よりモダンなスタイルになりました。
現在のエクスプローラーⅠは14270を原点としたデザインになっています。
風防がクリスタルサファイヤ風防に変更され、ムーブメントは当時の主力、Cal.3000を搭載しています。
細かなマイナーチェンジが行われたモデルでもあり、ブレスレットの留め具がシングルロックから
ダブルロックに、夜光塗料がトリチウムからスーパールミノバに変更され、それに合わせて6時位置の
表記も変更されています。
第五世代 Ref.114270
2000年に誕生し、2010年までの10年間製造されたモデルが11470です。
14270との見た目上の変更点はほぼありませんが、ムーブメントがCal.3130クロノメーターに
変更されています。
フラッシュフィットが一体型になり、他のモデルと同様に風防に王冠マークの透かし、
文字盤外周にインナーリングが装着されるようになりました。
次の第六世代からケースサイズが39mmに変更になり36mmケース最後のエクスプローラーⅠとして
人気があるモデルでもあります。
第六世代 Ref.214270
2010年のバーゼルワールド(時計の見本市)で発表されたのが214270です。
ケースサイズが39mmと大型になったのが特徴的で369インデックスに夜光が無くなり、
「EXPLORER」の表記が6時位置から12時位置に移動しています。
ムーブメントはCal.3132クロノメーターで、ロレックス独自の技術により耐磁性や耐衝撃性が
向上したモデルになっています。
ブレスレットには工具不要で5mm延長出来るイージーリンクが組み込まれています。
2016年から後期型に切り替わり、369インデックスに夜光塗料(クロマイト)が塗られており、
針が太く長くなりました。
また、2021年にエクスプローラーⅠ初のステンレス×イエローゴールドのロレゾール(コンビ)仕様の
モデルが発表されました。
本モデルはケースサイズが36mmと原点回帰しています。
新しい試みでありながらも伝統ある36mmとロレゾール(コンビ)を採用していることで違和感を
感じさせないデザインになっています。
まとめ
いかがだったでしょうか？
本日はロレックスの人気モデル エクスプローラーⅠについて解説させて頂きました。
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