こんにちは!
かんてい局上尾駅前店のスタッフです。
本日は知ってるようであまり知られていないUTCとGMTの違いについてです。
双方とも世界の標準時間を定めている時刻であることはご存知の方も多いかと思います。
しかし、具体的にどのように時間を定めているのか?、UTCとGMTの違いはなにか?という
ことはあまり知られていません。
そんなUTCとGMTの意味や時間の測定方法などを解説いたします。
GMTとは?
腕時計の機能の名前としても浸透しているGMTですが、「Grenwich Mean Time」略で
グリニッジ標準時間のことです。
1884年にロンドンにグリニッジ天文台を南北に通る子午線を緯度0度として太陽が南中する(太陽が真南に来る)時刻を正午としました。
1日が24時間であることから地球を緯度が15度(1時間)ずつ異なる24分割した区間に分け、その区間の中央の時間をその地域の時刻としました。
時間の計測には天体観測が用いられ、正午に太陽を観測し計測します。
しかし、太陽は季節によって運動に変化があるため、仮想の太陽である赤道にそって一定に動く「平均太陽」という概念を用いて
時間を定めていました。
近年、天体観測の結果、潮汐運動の影響で地球の自転周期が年々長くなっている事がわかります。
この影響で「うるう年」ならぬ「うるう秒」の存在が確認され、GMTは世界標準時のその座をUTCに譲ることになりました。
UTCとは?
1982年に国際電気通信連合(UIT)の決定でUTC「協定世界時」が誕生します。
UTCは「Universai Time Coordinated」の略です。
上記の通り現在の世界標準時をになってます。
時間の測定には超高精度の「セシウム原子時計」を用いています。
セシウム原子時計は原子のもつ固有の共鳴周波数とその周波数にピッタリ合った周波数のマイクロ波をあてることで
励起(セシウム原子のエネルギーが僅かに高まること)させることで1秒の長さを決める装置です。
また、UTCはGMTと違い午前0時から計測し、現在は32秒のずれがあります。
この様なうるう秒を適宜追加することで時間を決定します。
ぜひ一度ご来店ください!
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