こんにちは!
かんてい局上尾駅前店スタッフです!
ブランデーのラベルによく「ナポレオン」や「XO」、「VSOP」、「VO」などの記載があるかと思います。
実はあれ、銘柄ではなくブランデーの等級なんです!
本日はそんなブランデーの等級について解説いたします。
ブランデーの熟成
まず、初めにブランデーの熟成についてご説明いたします。
ブランデーはオーク材の樽の中で長期間保管されます。
この過程を熟成と呼びます。
ブランデーといえば琥珀色ですが、蒸留したばかりの原酒は無色に近く、アルコール度数も70度以上もあります。
ブランデーを熟成していくことで徐々に琥珀色に変化し、アルコール度数も40度ほどになります。
一般的に熟成期間が長いほど飲みやすくなるといわれており、価格も高価になります。
ブランデーの等級
ブランデーの中でもコニャック、アルマニャック、カルヴァドスなどのお酒にはAOCという製造方法の規定があり、
ブランデーの等級はそれぞれのフランスにある事務局によって厳格に定められています。
コニャック
スリースター:コント2以上(熟成2年~)
VS(Very Special):コント2以上(熟成4年~7年)
VSOP(Very Superior Old Pale):コント4以上(熟成7年~10年)
ナポレオン:コント6以上(熟成12年~15年)
XO(Extra Old):コント10以上(熟成20年~25年)※(2018年3月以前に出荷されたコニャックXOの最低熟成年数はコント6以上です。)
Hors d'âge(オール・ダージュ)、Extra(エクストラ)、Heritage(ヘリテージ):コント10以上でXOよりクオリティが高いもの
アルマニャック
スリースター:コント1以上(熟成1年~)
VS(Very Special):コント2以上(熟成2年~)
VO(very old):コント4以上(熟成4年~)
VSOP(Very Superior Old Pale):コント4以上(熟成5年~10年)
ナポレオン:コント5以上(熟成5年~12年)
XO(Extra Old):コント10以上(熟成20年~30年)
以上の等級はAOCにしたがって製造れたフランスのブランデーに適用されるもので、
産地の違うブランデーや国産のブランデー、フルーツブランデー等には適用されない場合もあります。
コントとは?
コントとはブランデーの熟成年数を表す単位です。
コントの数によってブランデーの等級が決まります。
しかし、コニャックとアルマニャックでは若干の違いあがります。
コニャックの熟成年数の考え方は毎年4月1日~翌年3月末日です。
毎年10月に収穫されたブドウを発酵、蒸留までを翌年の3月末日までに完了しなければなりません。
蒸留した年のコントは「コント00」、翌年の4月1日をもって「コント0」翌々年の4月1日に「コント1」と
繰り上がっていきます。
また、ブランデーは様々な熟成年数のものをブレンドしています。
そのため単一の熟成年数のみのブランデーはほとんどありません。
では、どのように等級を決めるかというと、ブレンドされたブランデーのなかで最も若いもの(熟成年数が短い)が
等級になります。
ぜひ一度ご来店ください!
店舗情報
전당포 PAWN SHOP 当铺 Sanglaan casa de empeños