2022年は多くの腕時計ブランドが2~3回程度の値上げを繰り返しました。2023年もROLEXの値上げを筆頭に、他の時計ブランドも相次いで値上げの発表となりました。
腕時計業界にとって今年はどんな流れになるのでしょうか?最大の注目【デイトナ】の新作発表となるのでしょうか!?
目次
ウオッチ&ワンダー ジュネーブ(Watches & Wonders Geneve)について
Watches & Wonders Geneveの前身はSIHH(Salon International Haute Horlogerie)。通称ジュネーブサロンと呼ばれてきた高級時計の新作見本市。 元々バーゼル・フェアに出展していたカルティエを中心とする高級時計メーカーグループ(現在のリシュモングループ)が1991年に独立。
今年は3月27日~4月2日ジュネーブ「パレクスポ展示場」で開催。今年の最大の特徴は一般来場者のために2日間の日程を割いている。時計コレクターや愛好家は、Watches & Wondersのウェブサイトで発売される1日パスを70スイスフラン(日本円で10,000円位)で購入すると、4月1日(土)または最終日の2日(日)のいずれかに来場することが可能。
公式ページは↓
https://www.watchesandwonders.com/en/home
バーゼル・ワールド(BASEL WORLD)とは
これまで時計業界最大のイベントといえばバーゼル・ワールド(BASEL WORLD)が牽引してきた。スイス・バーゼルにて毎年3月、4月頃に1週間かけて行われる世界最大の宝飾と時計の見本市。注目されるような形式になったのは1972年。
バーゼル・ワールドは1917年にスタート。最盛期には1700を超える時計・宝飾ブランドが出展し、2007年以後は関係者・一般者を合わせて10万人以上が来場。
基本的には業界関係者の商談がメインではあるが、一般客も60スイス・フラン(日本円で8,000円位)のパスを購入すれば見学が可能。 各ブランドブース内に入場できないので、外周の展示品を見て楽しむかたちだが、外周だけでも十分な見ごたえ。
近年のバーゼル・ワールド(BASEL WORLD)事情
2010年ごろから高額な出展料やラグジュアリービジネスの場にふさわしくない等の理由で2018年には世界最大の時計企業スウォッチ グループ(SWATCH GROUP)が離脱した。
そんなバーゼル・ワールド(BASEL WORLD)は2021年、新型コロナウイルスのパンデミックを理由に開催を見送り、「ロレックス(ROLEX)」や「パテック フィリップ(PATEK PHILIPPE)」、「シャネル(CHANEL)」「チューダー(TUDOR)」のほか、LVMHなどラグジュアリーウォッチを代表するブランドが軒並みバーゼルワールドからの撤退を表明。
また、一昨年夏に開催されたオンラインを中心としたポップアップイベントで『復活』をアピールしたいところだったが、予想以上に注目が集まらずに大苦戦したようだ。
その後再開の情報はなく、世界最大の腕時計の見本市はウオッチ&ワンダー ジュネーブ(Watches & Wonders Geneve)に移り変わったとも言えるのが現実。
ウオッチ&ワンダー ジュネーブ(Watches & Wonders Geneve)の動向
最盛期のバーゼルには及ばないが十分なボリュームだ。今の社会情勢を考えればむしろ盛大な開催と言えるだろう。
前回2022年の来場者が2万2,000人との情報があり、今回は一般公開も考えるとさらなる盛り上がりが期待できる。 また近年は情報伝達のスピードがアップし、SNSやLIVE配信といった一瞬で世界中に情報が広がる事を考えればその影響力は計り知れない。
2021の参加のブランド(一部抜粋・順不同)
新規13ブランドを含む 合計49ブランド
A. LANGE & SÖHNE (A.ランゲ&ゾーネ)
ALPINA (アルピナ)
ANGELUS (アンジェラス)
ARNOLD &SON (アーノルド&サン)
BAUME & MERCIER (ボーム&メルシエ)
BEAUREGARD (ボールガール)
BELL &ROSS (ベル&ロス)
CARTIER (カルティエ)
CHANEL (シャネル)
CHARLES ZUBER (シャルル・ズベル)
CHARRIOL (シャリオール)
CHOPARD (ショパール)
CHRONOSWISS (クロノスイス)
CYRUS GENÈVE (サイラス)
CZAPEK &CIE (チャペック)
FERDINAND BERTHOUD (フェルディナント・ベルトゥー)
FREDERIQUE CONSTANT (フレデリック・コンスタント)
GRAND SEIKO (グランドセイコー)
GRÖNEFELD (グローネフェルト)
HAUTLENCE (オートランス)
HERMÈS (エルメス)
HUBLOT (ウブロ)
HYSEK (ハイゼック)
IWC SCHAFFHAUSEN (IWCシャフハウゼン)
JAEGER-LECOULTRE (ジャガー・ルクルト)
KERBEDANZ (ケルベダンズ)
LAURENT FERRIER (ローラン・フェリエ)
LOUIS MOINET (ルイ・モネ)
MONTBLANC (モンブラン)
ORIS (オリス)
PANERAI (パネライ)
PARMIGIANI FLEURIER (パルミジャーニ・フルリエ)
PATEK PHILIPPE (パテック・フィリップ)
PEQUIGNET (ペキニエ)
PIAGET (ピアジェ)
REBELLION TIMEPIECES (レベリオン タイムピース)
RESSENCE (レッセンス)
ROGER DUBUIS (ロジェ・デュブイ)
ROLEX (ロレックス)
RUDIS SYLVA(ルディ・シルヴァ)
SPEAKE-MARIN(スピーク・マリン)
TAG HEUER(タグ・ホイヤー)
TRILOBE(トリローブ)
TUDOR(チューダー)
U-BOAT(ユーボート)
ULYSSE NARDIN(ユリス・ナルダン)
VACHERON CONSTANTIN(ヴァシュロン・コンスタンタン)
VAN CLEEF & ARPELS(ヴァン クリーフ&アーペル)
ZENITH(ゼニス)
スウォッチグループのオメガ、ブレゲ、ブランパン、ロンジン、ハミルトン、ティソ、スウォッチは前年度同様、Watches and Wonders Geneva 2023には出展しません。これは、スウォッチグループに属する各ブランドが、独自に新作を発表するようになったため。 さらに、独立系ブランドのオーデマ・ピゲやリシャール・ミルも、Watches and Wondersには未出展。ブライトリングも未出展。
最後に
世界的なコロナ禍の影響で一時的には停滞したかのように思えた時計業界でしたが、ここ数年の業績はどこも好調なようだ。 一部の高級ブランドの人気が更に加速し、投資目的で腕時計を所有する方も増えているようだ。
生産体制も徐々に安定してきたとの見方もある。 そうなると次に期待するのが【新作発表】ではないか? ここ数年は過去モデルのブラッシュアップや文字盤のカラー追加程度で大きな変化が少なかったブランドも待望の新作を発表するのではないだろうか?
最近は世界的な物価高騰の影響もあり、これを期にブランドの価値を一気に高めたいと考えているブランドもあるはず。その一部の動きとしてムーブメント(機械)のこだわりを強めたブランドがいくつか存在する。ケニッシ(チューダーが設立したムーブメント専業メーカー)をノルケイン・ベル&ロスが搭載。これまではシャネル・ブライトリング位しか搭載されていない良質の機械だ。そのような背景もあり今年は新作の大豊作が期待できる。
腕時計業界が活発になると我々の二次マーケットも活発になる。新作のモデルを購入するための買取や、生産中止になり高騰するモデルもある。 私達、質屋かんてい局須賀川店ではそんな腕時計の相談を気軽にしていただければと思う。
情報出典:https://www.watchesandwonders.com/en/home
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