世の中の物価高騰・地金相場の上昇といった市場の取引価格が高くなっています。実はダイヤモンドの取引相場が上がっていることもご存知でしょうか?
今日はダイヤモンドの査定のポイントと当店が自信を持って価格提示をできる理由についてお伝えいたします。
はじめに
ダイヤモンドと言えば「宝石の王様」とも呼ばれており、非常に高い値段で取引されているものになります。 では、ダイヤモンド・貴金属を売るといくらになるのか? もちろんダイヤ各々で金額は変動してまいりますが、一概には「購入時の1/10~1/20」くらいになると言われております。 しかしこうした金額になるにはきちんとした理由があります。 どうして買ったときとここまでの差が出るのかお伝えいたします。
ダイヤモンドの価格はどのように決まるのか?
ダイヤモンドの価格はどのように決まるのか?
①ダイヤモンド査定のポイント
まず買取店で査定をする際に値段として付けているのは「ダイヤモンドの価値」と「デザイン性」になります。 リングやネックレスの地金代ももちろん査定の対象です。
②ダイヤモンドアクセサリーになるまでの加工賃
最も大きく金額が掛かっているのがこの部分と言っても過言ではありません。 ダイヤモンド職人の人件費です。
ダイヤモンドは初めから非常に小さい形で発掘されるわけではありません。 ダイヤモンドの原石は小さい物でも大人の拳大くらい、大きい物だと電子レンジ程の大きさがある物もあるそうです。 しかし、その大きさのダイヤモンドの原石も、あの輝きを出すために幾重にも研磨され、非常に手間暇と時間をかけて仕上がってまいります。
こういった職人さんの手間暇のお金がダイヤの販売時には掛かってくるので、ダイヤモンドの価値以上に値段がかさんでしまうという訳です。
③宝石販売店の利益
次に大きくかかってくるのが「宝石店の利益」になると思います。 やはり宝石店もお店である以上は商品一つ一つに対して利益を出さなければいけません。 特に宝石店のような高級品を取り扱うお店ですと、一つ一つの商品利益もどうしても大きくなってしまいます。
ダイヤモンドの価値を決める【4C】とは?
実際に『ダイヤモンドの価値』はどういった部分で決まるのか。 それは「4C」と呼ばれるダイヤモンドの評価基準で決まります。 この4Cとは「カラット・カット・カラー・クラリティ」を指している言葉になります。 それぞれがどういった意味に当たるかをご紹介いたします。
①カラット
カラットとはダイヤを紹介する上で最もよく使われます。 「1.00カラットのダイヤモンド」等の言葉をテレビでお聞きする時も多いと思います。 このカラットは「大きさ」ではなく、『重さ』を意味しております。
②カット
カットとは『プロポーション』という意味になります。 一般的にダイヤモンドはよく見る丸型のラウンド・ブリリアントカットというカットの形状になっている事が多いです。 これはダイヤが最も綺麗に輝くカットの方法になり、全部で58面体に切られております。 このカット面がただ切られているだけではなく、角度や切り口等がいかに綺麗にカットされているかが、プロポーションの意味になります。
③カラー
カラーは名前の通り、色になります。 ダイヤは無色透明の物のイメージが強いですが、物によっては黄色やブラウン等に変色している物もあります。 変色の理由は生成の際の原子のズレ等によっておこるのですが、基本的には無色透明の物の方が値段は高いです。
④クラリティ
クラリティは透明度を指します。 ダイヤモンドは生成の際に、異物を巻き込んだり気泡が入ったりする事があります。 そうなると黒い粒が内部に見えたり、ぼこぼこした泡が見えたりと、美しくなくなってしまうのです。 もちろん生成の際に周囲を巻き込んで大きくなっていくものなので、天然ダイヤの証なのですが、中古市場の価値としては異物は無い方が値段が高く出やすいです。
ダイヤモンドを高く売るポイント
ダイヤモンドを高く売るポイント 私たちが査定をするときは、上記の【4C】の評価をもとに金額を算出するのですが、 ダイヤモンドには『鑑定書』というものが付属することがございます。 この『鑑定書』に上記の4C評価が記載されております。 査定時に正確な金額をお出しすることが可能になりますので、お持ちでしたら一緒にお持ちください! もちろん、鑑定書がなくても査定は可能です。
自信を持って価格提示をできる理由
自信を持って価格提示をできる理由 最後に、当店が自信を持って価格提示をできる理由についてお伝えします。
①取り扱いの多さ
まず、ダイヤモンドの取り扱いに慣れているという点があります。日々お客様のお品物を鑑定させていただいておりますが、大粒のダイヤモンド1ct・2ctを日常的に査定する機会が多くあります。その為査定のポイントだったり、相場観といったダイヤモンド査定において必要なスキルが身についています。
②専門知識
当店の査定士は研修や経験を重ね日々知識向上に努めています。メンバーの中には【ジュエリーコーディネーター】の資格や【宝石鑑定士】の資格を保有するものもいますので査定に絶対の自信があります。また、お客様に説明する時にも主観だけにならないように下記のような専門機材を使いお客様に分かりやすく説明する努力をしております。
③提携先
1ct以上の極上ダイヤモンドは時に数百万円の取引金額になる場合があります。当店ではその様な高額取引に対応するために様々な提携先があります。グループネットワークを活かし専門機関とやり取りしたり、時には下記の電子顕微鏡を使い取引価格を確認したりします。
いかがでしたでしょうか?
本日はダイヤモンドの査定についてお伝えいたしました。昔から【餅は餅屋】と言いますが【ダイヤは質屋】と覚えてください。