ゴヤールの買取について|質屋かんてい局つくば店
こんにちは、かんてい局つくば店です( ^ω^ )
老舗高級ブランドバッグ店、ゴヤール。
ゴヤールといえば、ブランドバッグレンタルのサービス「ラクサス」でも常に待ち状態の人気のブランドですよね!
代表的な柄である、ゴヤールディンは、いつもの装いを華やかにしてくれます。
今日は、そんなゴヤールのルーツと、かんてい局つくば店でのゴヤール製品の買取金額を今日はご紹介していきたいと思います。
お店の場所はココ!↓
ゴヤールの歴史
ゴヤールは、1792年、ピエール・フランソワ・マルタンがヴァンドーム広場の近く、ヌーヴ・デ・キャプシーヌ通り4番地に店舗を構えたのがはじまりです。ヴァンドーム広場といえば、ヴァンクリーフアーペルなどの数多くの王室御用達ジュエラーを含む「グランサンク」をはじめとした格式高いメゾンが立ち並ぶ広場として有名ですね。
メゾン・マルタンは旅行用の木箱や梱包資材メーカーとしてフランスで誕生しました。
*メゾン:ファッション業界で、店のこと。
旅行用に木箱?と訝しむ方もいらっしゃるかもしれませんが、当時のフランスには、スーツケースや旅行用のカバンというものが存在しませんでした。
ではどうやって旅行の際に荷物を運んでいたのかと言うと、荷物を運ぶ専用の梱包業者に依頼し、運ばせるのが普通でした。(あのルイヴィトンも、もとはといえば、このような旅行用の運送業者としてスタートしています。)
当時のメゾンマルタンの看板には、「豊富な種類のボックスやケースと丁寧な梱包をあなたに。家具や貴重品といった壊れ安いものや、帽子、ガウン、花など柔らかいものもオイルドキャンバス、キャンバス、わらを使用し、安心安全の梱包を提供します。また、馬車用からコート掛け用のトランク、オイルクロスや防水加工を施したキャンバス布にいたるまで、納得いただける価格で提供いたします。」などと記載されています。当時の梱包の様子を知ることできます。
*オイルキャンパス:
キャンパス地にオイルワックスを染み込ませて防水性を持たせたもの。科学技術が発達する前は、一番一般的な防水加工方法でした。
帽子やガウンといった衣類はわかりますが、家具、花といったものも、当時は旅行に持って行ったようですね( ゚д゚)
旅行というより、ちょっとした引越しと言えるかもしれません(°▽°)
メゾンマルタンは、数ある旅行用の運送業者の中でも、いかにお客様の荷物を美しく包装し持ち運べるかということ重視していました。
その努力が成功し、上流階級の間で、メゾンの評判は上々。元シチリア王妃であり、後に王位継承者ベリー公爵の妻マリー・カロリーヌ・ド・ブルボン・シシル妃殿下の御用達のブランドとなるまで成長しました。
その後1834年、ヌーヴ・デ・カプシーヌ通りからサントノレ通りへと店舗を移転します。
後継のいなかったゴヤールは、その店を従業員のルイ・アンリ・モレルを後継者として迎えます。モレルはとても腕の良い職人で、数多くの弟子を抱え、店の繁栄に尽くします。
モレル氏の死後、その弟子の一人であったフランソワ・ゴヤールがこのメゾンを受け継ぎ、メゾン「ゴヤール」が誕生します。
フランソワはルイ・ヴィトンが開発したトブランドを高級トランク店へと発展させ、メゾンはその息子であるエドモン・ゴヤールによって引き継がれます。
ゴヤールディン
エドモン・ゴヤールが開発したゴヤールの代名詞とも言われるパターン、ゴヤールディン。1892年に発表され、今でもブランドの中心的を占めるパターンです。
4色もの色を使い、Y字を表現したモノグラムパターン。公式ホームページでは、杉綾模様と表現されます。
このどこか木目を思わせるような模様は、薪専門の運送業者、コンパニオン・ド・リヴィエールという職業からインスピレーションを受けているといわれます。
なぜファッションブランドの「ゴヤール」が薪の運送業者にインスピレーションを受けたのでしょうか?
それは、もともとゴヤール家が代々、それを家業としてきたことによります。
森林の奥地から、中心都市パリまでいかだで薪を運んできた様子から、パターンの着想を得たといわれています。
また、使用している生地も、コンパニオン・ド・リヴィエールが作業着として用いていた生地のコットンと麻のの混紡を用いています。
当時、麻のみのリネン地を用いることが多かったため、この丈夫さと柔らかさを併せ持つ生地には多くのファンがつきました。
ゴヤールディンはこの生地に、下地を塗り、手作業で3回に渡って色を重ねます。
とはいえ、ゴヤールディンの製法は門外不出となっており、詳しいことはメゾンの者しか知り得ません。
こうした秘密もゴヤーディンの魅力の一つですね。
ゴヤールディンは色とりどりのカラーバリエーションを展開していることも特徴といえます。
歴史あるブラック、定番のホワイト、ネイビーに加え、レッド、グリーン、スカイブルー、オレンジなど、鮮やかな色をとりそろえています。
また、期間限定で発売された限定色のピンクは、コレクターズアイテムとなっており、一部ではプレミアがつくものもあります。
かんてい局つくば店で買取するゴヤールの商品の一例
ゴヤール 財布 二つ折り
ゴヤールの財布
あの柄のバッグを外で使うのは抵抗がある、しかし、ゴヤールは試してみたい、という方におすすめなのがこちら。
お会計の時に
色はスカイブルーという明るい色で、バッグの中でも見つけやすそうです。
かんてい局つくば店での買取価格 ¥45,000-
買取価格は2020年4月25日現在のものです。商品の状態や相場の変動によって価格は上下します。
ゴヤール サンルイGM
ゴヤールの名を爆発的に広めることとなったバッグ、サンルイ。
写真には写っていませんが、中に小さなポーチが付属しているのが特徴です。
鍵などの貴重品をなくさずに持ち運びできるので、利便性にも優れます。
色は、かんてい局つくば店にもなかなか持ち込みされることが少ない、レッド。
黒、白、ネイビーといった色と比較すると、出回りが少ない色のため、時期によっては、相場より高いお値段がつくこともあります。
ゴヤールディンは先ほどもご紹介した通り、作業着にインスパイアされた生地を使っているので、柔らかく、ものを入れやすいデザインになっています。(写真をとる時にはへたっていしまうのが玉にキズですが...)
近年は、チャックのついたボストンバッグのタイプより、ものを取り出しやすいトートバッグのタイプの方が、人気があるようです。サンルイはトートバッグのタイプであり、これも人気の理由の一つなのかもしれませんね。
ちなみに、サンルイにはPMとGMの2つのサイズが存在します。
PM 高さ:28cm 横:46cm マチ:13cm
GM 高さ:33cm 横:50cm マチ:20cm
となっており、GMの方が少し大きいです。
かんてい局つくば店に持ち込みされるお品物では、体感としてGMの方が多い印象。
荷物が多い女性には、容量の大きい方が人気なのでしょうか(`・ω・´)
かんてい局つくば店での買取価格 ¥100,000-
買取価格は2020年4月25日現在のものです。商品の状態や相場の変動によって価格は上下します。
ゴヤール ビジネスバッグ
珍しいゴヤールのビジネスバッグです!
ちょっと遊び心の効いたゴヤールディンの生地は、シンプルな装いに合わせるのが◎。
かっちりとしたスーツには、アクセントで柄物を入れると一気にお洒落度がアップします。
かんてい局つくば店での買取価格 ¥70,000-
※買取価格は2020年4月25日現在のものです。商品の状態や相場の変動によって価格は上下します。
最後に
いかがでしたか?
ゴヤールは品があり、かといって地味なわけではない、スマートな装いになります。ヨーロッパ系のブランドのため、ルイヴィトン、シャネルといったヨーロッパ系のブランドが好きな方におすすめです。
(逆に、コーチやトリーバーチといったブランドが好きな方から見ると少し落ち着いた柄とも言えるでしょう。)
かんてい局つくば店に持ち込まれるブランドとしては、ゴヤールはまだまだ少ないといえますので、高価買取いたします。もし、お手持ちのゴヤール製品で、お使いになっていないものがありましたら、お気軽にお持ちください。
買取の場合も預かりの場合も、査定は無料です!
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