ただいま、かんてい局つくば店では宝石の鑑定を行っております。
お客様、今お持ちの宝石には鑑定書、もしくは鑑別書は付いておりますでしょうか?
鑑別書、もしくは鑑定書があれば、何の宝石かもはっきり致しますし、ダイヤであればどのようなダイヤなのかをはっきりと知ることが出来ます!
発行して欲しい方がいらっしゃれば、是非かんてい局つくば店にご依頼ください!
宝石の詳しい記事をお読みになりたい方はこちらへどうぞ!
鑑定書(詳細鑑定) | ¥15000~ |
鑑別書(詳細鑑別) | ¥15000~ |
ソーティング (簡易鑑別・簡易鑑定) | ¥5000~ |
※お預りするお品物の形状によっては、お断りさせていただく場合もございます。ご了承下さい。
鑑定書
鑑定書とは、ダイヤモンドにのみ発行される報告書になります。ダイヤモンドには他の宝石と違い、GIA(アメリカ宝石学協会)の定めた4C(カラット、カラー、クラリティ、カット)があり、それによりダイヤモンドの価値が判断されます。
カラット | ダイヤモンドの重さの単位 |
カラー | ダイヤモンドの色。D~Zの段階でDが一番透明なランク |
クラリティ | インクルージョンや傷や欠け。11のグレードで分ける |
カット | ラウンドブリリアンカットの評価 |
クリックすると、ダイヤモンドの詳しい記事が読めます!
※カットはラウンドブリリアント以外だった場合は評価しません。
以上の4点に加えて、最近はダイヤの蛍光性もダイヤの価値を決めるに当たって重要な要素になっております。
追加でかかる金額(ダイヤモンド)【目安】(税込)
ハート&キューピット チェック |
¥500~ |
ファンシーカラーダイヤの色因検査(UVPC使用) | ¥1500~ |
ファンシーカラーダイヤの色因検査(FT-IR使用) | ¥1500~ |
ファンシーカラーダイヤの色因検査(ラマン使用) | ¥4500~ |
鑑定書の例 |
鑑別書
鑑別書は全ての宝石に対して発行できます。
宝石が天然か、もしくは合成なのか、鑑別した結果を報告書にしたものです。
具体的には、以下の項目が書かれています。
鉱物名 |
鉱物名が記載される。カット・研磨以外人の手が加わっていない場合は、全て「天然」の記載が入る。 |
宝石名 | 鉱物の中で色や組成で細分化された変種名、もしくは宝石として分類された変種名を記載。光学的効果があれば接頭語等が入る。 |
色や透明度 | 検査した石の透明度と色相を記載。 |
カット | 石の外形の形と研磨された形状を記載。 |
重量 | 重量はカラットで表示。製品に加工されて測定ができない場合は、大きさから推定した重量と比較したうえで、その刻印の重量を記載。 |
寸法 | 1/100mmまで測定した「縦×横×深さ」の寸法を記載。複数の場合は省略、測定できない場合は測定不可と記載。 |
屈折率 | 光が空気中から宝石に入るときの屈折の度合い。宝石により固有の値がある。 |
多色性 | 複屈折性の有色の宝石を見た時、方向により色が違って見えること。宝石の種類によって見え方は異なる。 |
比重 | 物質の空気中の重量と同体積の水の重量との割合。宝石は固有の比重がある。製品の場合は測定不可となる。 |
分光性 | 宝石に光を当て、返ってくる光や通過する光を各波長に分解し、その宝石の特徴的な光の吸収の調査。 |
拡大 検査 | 宝石用実体顕微鏡を使って、数十倍に拡大した状態で宝石内部を検査し、天然特徴やその石特有の特徴の調査。 |
偏光性 | 光が宝石に入り屈折する際に、内部で別れて屈折する現象の調査。宝石の種類によって決定。 |
蛍光性 | 宝石等の物質に紫外線を当てると、吸収してその宝石特有の人間の眼に見える色の光に変化して発散される現象。宝石の種類によって異なる。 |
追加の検査料金(宝石)【目安、1石につき】(税込)
1 拡散処理コランダムの分析(ルビー、サファイア) | ¥4500~ |
2 鉛ガラス含浸コランダムの検査(ルビー、サファイア) | ¥3000~ |
3 母貝の判定(パール) | ¥1500~ |
4 黒蝶真珠や白蝶真珠の色調分光検査(パール) | ¥1500~ |
5 グレー系アコヤ真珠の色調検査(パール) | ¥1500~ |
6 真珠の無核検査(パール) | ¥3000~ |
7 翡翠の樹脂含浸分析(ヒスイ) | ¥1500~ |
8 トルコ石の検査(トルコ石) | ¥3000~ |
具体例
1 宝石に熱処理をして元素を加工し、色に変化を加える拡散処理がされているのかの検査です。 |
2 ルビーやサファイアに鉛ガラスを浸す処理をしているかの検査です。 |
3 対象の真珠の母貝が何なのかを判定する検査です。 |
4 黒蝶真珠及び白蝶真珠の色や分光の具合を調べる検査です。 |
5 グレーのアコヤ真珠の色の具合を科学的に分析する検査です。 |
6 対象の真珠に核があるかないかを確認する検査。核が無い真珠は養殖の淡水パールです。海水で養殖する場合には核が入ります。 |
ちなみに、真珠で有名なブランドは、田崎真珠とMIKIMOTOです!
7 翡翠に樹脂を浸す処理がされているかを確認する検査です。 |
8 対象のトルコ石が人工なのか否かを確認する検査です。 |
パライバトルマリンの場合
・パライバトルマリンの場合、鑑別書に「パライバトルマリン」と記載するためには成分分析が必要になります。また、パライバトルマリンはどこの産地から産出されるのかが石の価値を決める重要なカギになります。今では、ご希望していただければ、お持ちのパライバトルマリンがどこの産地か調べることが出来ます。
料金(目安)・・・上記の鑑別書の金額プラス分析報告と産地検査代で¥10,000にて承ります。
※製品の状況によっては検査できない場合もございます。製品にレーザーで小さな痕を空けて分析を行います。
パライバトルマリンを使用したアクセサリー例
写真をクリックすると、パライバトルマリンを使用したジュエリーの紹介ページに飛べます!
アレキサンドライトの場合
・アレキサンドライトの場合、1975年に合成石が開発されていたりしており、合成や別の石が出回っております。しかし、きちんとした鑑別機関で分析をかけると、天然か合成かをしっかりと判断することが出来ます。きちんとした鑑別書をとれば、仮に手放すことになってしまったとしても高額で取引される場合もあります。
料金(目安)・・・上記の鑑別書の金額プラス分析報告代、¥1500~にて承ります。
アレキサンドライトを使用したアクセサリー例
※写真をクリックすると、アレキサンドライトの詳しい記事が読めます。
鑑別書の例 |
ソーティング
ソーティングとは、鑑定機関が発行する簡易的な書類の事で、鑑定書や鑑別書のような冊子ではなく1枚の紙で書かれている場合が多いです。主に業者間でやり取りされております。
ソーティングの例 |
宝石の鑑定・鑑別を行う機械
宝石を鑑定及び鑑別する際、CGL(中央宝石研究所)で使われている分析用の機械の紹介です。
合成・処理の判定
・蛍光X線分析装置
宝石にX戦を照射した際に生じる特有の光を分析することにより、含まれる元素の種類や量を測定可能。これから、各種宝石等の特定、元素の解析による天然、合成の鑑別、真珠の母貝チェックまで幅広く使用されています。
・レーザーアプレーション誘導結合プラズマ質量分析装置
波長が長い高エネルギーのレーザーをサンプルに照射し、蒸発と微粒子化させる装置と、蒸発と微粒子化したサンプルを高周波プラズマ内に入れイオン化させ、生まれたイオンを測定する装置の2つから構成されています。この装置では、上記の蛍光X線元素分析と比べてもはるかに高感度で軽元素を含む多くの元素の分析が可能で、加熱処理コランダムの看破や、コランダムの産地特定に利用されています。
・CGL製光散乱レーザートモグラフィー装置
数十ミクロンに絞ったレーザー光線を使って宝石の内部を調べることで、結晶の構造や欠陥の範囲を見つけるための装置です。天然か合成かの判別もでき、コランダムの加熱処理の履歴の検査には極めて優れています。
ひすいの樹脂含浸の確認用機械
・フーリエ変換型赤外分光光度計
ひすいの樹脂含浸やエメラルドのオイル含浸に欠かすことのできない機械です。他にも、ダイヤモンドの鑑別に必要なタイプの分類、コランダムの加熱の履歴検査、アレキサンドライトの天然か合成かの判断、水晶の鑑別、その他各種宝石の特定に役に立っている計測器になります。
紫外線処理の確認用機械
・紫外線可視分光光度計
目に見える光から紫外線の光を宝石に当て、そこから反射、もしくは通過する光を測定する装置です。カラーダイヤモンドの色の期限の測定、黒蝶真珠の鑑別、各種宝石の処理の判定に使用されています。
真珠の巻き厚等を測定する機械
・軟X線通過装置
人間の意のセンサと同じ原理で真珠やダイヤモンドの透過画像を撮影します。ダイヤモンドと類似石の鑑別や、真珠の有核か無核かの検査、核の大きさが測定できます。
高倍率用の顕微鏡
・高機能システム万能顕微鏡
この顕微鏡ではワンタッチで1000倍まで拡大可能なため、充填処理やコーティング処理のチェックが可能です。
色のチェック用の機械
・カラリーメーター
ダイヤモンドのカラー測定用の機械です。ダイヤモンドのカラーグレード決定する際の参考データとして利用しています。
ダイヤモンドチェック用の機械
・CGL製Diamond-Kensa
CGLが開発したダイヤモンドのスクリーニング装置です。ラウンドブリリアントカットの無職のダイヤモンドが対象で、合成ダイヤやHPHT処理の可能性のあるダイヤモンドを短時間でチェックできます。
ダイヤモンドの天然か合成かを区別するために開発されました。ダイヤモンドに短波長の紫外線を当て、その成長構造を撮影し、モニター観察を可能にした装置です。スピーディーに天然か合成かの判別が出来ます。
・顕微ラマン分光分析装置
ラマン散乱を応用することで物質の特定をする装置です。宝石内部のインクルージョンやフィッシャー中の充填物等の同定が可能となっています。
以上が測定に使われる機械になります。これらで鑑定された宝石でうまれたジュエリーの詳しい記事はこちら!
受付の流れ
1.来店受付 | ご希望の鑑定するお品物をお持ちください。所定の記入用紙にご記入していただきます。 |
2.見積 | 1週間~10日でお客様に連絡させていただきます。その際に進行か止めるかをお選びしていただけます。 |
3.作業進行 | 作業進行する場合は約2~3週間お時間をいただきます。作業中断の場合は、約1週間でお品物が戻ってきます。 |
4.お渡し | お品物が戻りましたら、当店よりご連絡致します。お客様のご都合のよろしい時にご来店下さい。 |
決済方法
【宝石鑑定の決済は現金又は各種クレジットカード・電子マネーをご利用いただけます。】
支払い方法 |
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