発泡酒の買取について|質屋かんてい局つくば店
こんにちは、かんてい局つくば店です。
本日はお酒の中でも発泡酒についてお話していきます。
ビールのようなお酒ではありますがビールではない発泡酒、どういったお酒なのかわからない方もいらっしゃるのではないでしょうか?
少しでも興味を持っていただけるように書いてまいります。
また、かんてい局つくば店では発泡酒の買取も行っております!
贈り物でいただいたけれども飲めないので余っているというお客様がいらっしゃれば、是非かんてい局つくば店にお持ちください!
お店の場所はココ!↓
発泡酒の定義
まずは、発泡酒がどのように定義されているのかを見てまいります。
酒税法によると、発泡酒とは「麦芽の比率が50%未満であること、もしくは副原料の使用割合が5%を超えるもの」と定義されています。
つまり、麦芽の使用量と副原料をどれだけ使用しているかによってビールと発泡酒の区分けがされていることになります。
そして、この差によりお酒にかけられる税金が決まってくるのです。
発泡酒が市場で売られるようになったのも税金が背景にありました。
発泡酒の歴史
続いて、発泡酒の歴史についてお話ししてまいります。
発泡酒が実際にヒットし始めたのは1994年からですが、発泡酒自体は昔から存在していました。
第二次世界大戦では、ビールは戦意を高揚するための重要な戦略物資でしたが、戦況の悪化により食料不足が顕著になった為、軍部が大麦の使用量を減らした、もしくは大麦を使わないビール風のお酒の研究を大学や研究機関に依頼しました。この時に使われたのはサツマイモとホップで現在でいう「第三のビール」に相当するものでした。
戦後も食糧不足が続きビールの製造も統制が行われ、原材料で麦芽の使用が認められなかった為、麦芽を使わない「合成ビール」と言われるビール似の酒類開発が行われ、新規企業であった大洋醸造がイモとホップを使用した試験醸造を申請し認可され、1950年から新発売されました。
これが日本で市販された発泡酒の第一号になりましたが一年ほどで終了してしまいました。
その後、発泡酒に一定量の麦芽の使用が認められるようになった点、ビールの需要増加、ビールよりも参入コストと税金が少なく抑えられる利点もあり、参入障害の高いビールを避けて発泡酒に参入する企業が出てきました。
1950年代から1960年代に複数の企業から発泡酒が製造・販売されていましたが、ほとんどの会社は数年で撤退してしまいました。
この後、サントリーがビール事業に参入し、ビール各社が品質と販売数量を競い合う時代に突入したこともあり、ビールに対抗して発泡酒を売ることは難しいとの考えから、発泡酒に参入しようとする企業が長時間現れず休眠状態のジャンルになっておりました。
この流れが変わってきたのが1989年に酒類販売免許が緩和され、大型ディスカウントショップでビールを扱うことが出来るようになってからになります。
この緩和により、これまで小売店で希望小売価格で販売されていたビールが大店舗間の価格競争で安く売られるようになりました。
当然メーカーや卸売業者にも値下げの要望がされるようになりますが、ビールは元々税金の関係から値下げが難しいものでした。
そうするとお店側は値引きができない国産ビールよりも安い輸入ビールを取り扱う場合が多くなり、日本国内のビール会社が危機感を募らせるようになりました。
このような状況から、価格と内容でビールに対抗できる商品の開発が急務となっていき、麦芽の使用量が少ない酒類の研究・開発がすすめられました。
当時は麦芽の比率が67%以上がビール、それ未満は「雑酒-発泡酒」で税率が低かったのですが、1990年代に大苦戦をしていたサントリーがその点に目をつけ、過去に行われた研究を活かして日本人の嗜好に合う味でかつ価格面でも納得してもらえるような商品を作り上げました。
その商品が、1994年10月に発売されました発泡酒の「ホップス」となります。
麦芽率を65%まで抑えつつ味への影響を原料・酵母・醸造技術で解決したこの商品は順調な滑り出しをみせ、発泡酒市場を形成する起点となりました。
1995年にはサッポロビールからも「ドラフティー」という発泡酒が発売され、品薄となるほどの売上となり、本格的に競争が行われるようになりました。
当時は節税ビールと言われたり、味がビールよりも劣ってると評されていましたが、低価格だったため売上は好調でした。
一方で主力のビールの売上や構成比が低下してしまいました。
また、発泡酒が好調に売れていたため、政府は1996年に酒税を改訂し麦芽率50%以上の発泡酒の税率をビールと同率としました。
まさに発泡酒を狙い撃ちした改訂で、大手ビールメーカーは企業努力を無視した行為だと反発しました。
そういった逆風があっても、1998年にキリンビールが「麒麟淡麗〈生〉」を発売し50%以上のシェアを獲得し、2001年にアサヒビールが「本生」を発売し発泡酒市場初参入を果たす等、発泡酒市場はさらなる拡大を見せておりました。
2000年代初頭になると健康志向の機運が高まってきたことで、発泡酒でもカロリーオフを売り物にする商品が開発されました。
2001年にサントリーは「ダイエット生」を発売し、カロリーオフのカテゴリーで初回出荷数で最高値を記録し食品ヒット大賞を受賞、2002年にはキリンから「淡麗グリーンラベル」が発売され、当初計画比約3.3倍の1310万ケースを販売しこちらも食品ヒット大賞を受賞しました。
この2つの発泡酒の売上もあり、2002年のビール類市場シェアで発泡酒は37.2%を占め全盛期を迎えていました。
しかし、2003年に酒税法が改正され、また発泡酒は増税され10円の値上げとなりました。
これによりビール各社は更に安い税率のアルコール飲料の研究・開発を活かして、第三のビールの商品化を行いました。
第三のビールが登場すると、需要はそちらに移行し、さらにビール各社は利益率の高いノンアルコールビール飲料などに力を注いでいるのもあり、発泡酒のシェアが年々低下していっております。
2008年にはビール類における構成比で初めて最下位になりました。この後もキリン以外のメーカーは発泡酒事業の縮小の方針を打ち出しており、今現在発泡酒市場は縮小傾向が続いております。
以上が、簡単ではありますが発泡酒の定義と歴史についてお話しさせていただきました。
オススメの発泡酒
ここからは、今販売されている発泡酒でおすすめの商品をご紹介させていただきます。
今まで飲んだことが無かった方はこれを機に飲んでみてはいかがでしょうか?
①淡麗極上〈生〉(キリン)
※かんてい局つくば店 買取価格 350ml 24本 ¥1,200
買取金額は2020年4月2日現在の金額となります。
発泡酒の歴史でもお話ししましたキリンの発泡酒になります。
発売から7か月で約10億本を販売した発泡酒の先駆け的な存在です。
発売から様々な改良が加えられており、販売当初よりも更においしさがアップしております!
おいしい発泡酒を飲みたいのならぜひおすすめです!
②北海道生搾り(サッポロ)
※かんてい局つくば店 買取価格 350ml 24本 ¥1,200
買取金額は2020年4月2日現在の金額となります。
北海道素材へのこだわりと、素材のうまみを引き出す製法を採用し、さわやかな味わいを実現した発泡酒となります。
メーカーさん曰く、北海道をギューッと搾ったおいしさをお楽しみください、とのことです。
クラフトビールやエールビールがお好きであればこちらの発泡酒がおすすめです!
③淡麗グリーンラベル(キリン)
※かんてい局つくば店 買取価格 350ml 24本 ¥1,200
買取金額は2020年4月2日現在の金額となります。
2000年代に健康志向が高まっていた時に販売になりました淡麗の糖質オフの発泡酒になります。
糖質オフにも関わらず、味に非常に定評があります。
ホップアロマ製法、ビールと同じ作り方を採用し、ビール好きの95%の方がおいしいと評価いたしました!
さわやかなおいしさと満足感のある飲みごたえを両立している発泡酒です!
④スタイルフリーパーフェクト(アサヒ)
※かんてい局つくば店 買取価格 350ml 24本 ¥1,200
買取金額は2020年4月2日現在の金額となります。
発泡酒は飲みたいけれど糖質とかは取りたくないという方にお勧めの一本です。
「プリン体0」、「糖質0」、「人工甘味料0」、「着色料0」の4つのゼロが特徴で、スタイルフリーならではのスッキリ爽快な後味、高めのアルコール度数6%によるしっかりとした満足感を楽しめる発泡酒となっております。
以上、今販売されているおすすめの発泡酒となります。
健康志向の影響で糖質オフの商品が多いですね。
いかがでしょうか?
ここまで発泡酒の定義から歴史、おすすめの紹介を書かせていただきました。
少しでも発泡酒の魅力や成り立ちをお伝えできれば幸いです。
発泡酒はメーカーの方が少しでもおいしく安いものをと開発していただいた努力の結晶であると言えますね。
そんな魅力的な発泡酒をかんてい局つくば店では買取強化中です!
もし貰い物があって余ってしまっている発泡酒があれば喜んでお買取りさせていただきます!
買取してもらうか悩んでいるお客様がいらっしゃいましたら、是非かんてい局つくば店までご相談ください!
高価買取させていただきます!
かんてい局つくば店スタッフ一同、お客様のご来店を心よりお待ち申し上げております!!
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