ゼニスの買取について|質屋かんてい局つくば店
こんにちは、かんてい局つくば店です。
本日はゼニスが今まで歩んできた歴史とゼニスから発売されている時計の種類についてお話してまいります。
伝説のムーブメントである「エル・プリメロ」を生み出したゼニスの魅力を伝えられれば幸いです。
かんてい局つくば店では、その魅力あふれるゼニスの時計の買取を積極的に行っております!
ゼニスの時計の買取をしてもらおうか悩んでいるお客様がいらっしゃれば、是非かんてい局つくば店までご来店ください!
かんてい局つくば店には買取スタッフが大勢いますので、時間もかかりません!
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ゼニスの歴史
ゼニスは、1865年に天才時計師である「ジョルジュ・ファーブル=ジャコ」によって創業されました。
年は22歳と非常に若かったのですが、驚くべきことにスイスの時計製造の発祥地であるル・ロックル」に時計工場を設立しました。最初の社名は「Manufacture de montres」でしたが、後に現在の社名である「ゼニス」に変更になりました。
ジャコがブランドを立ち上げた理由はたった一つ、今までにないような精度を誇る最高級の時計を製作することでした。
ジャコが画期的であったのは、当時から時計は複雑なメカニズムで構成されており、かつ同時に作動するものでしたが、部品を作る職人たちは近くの工房や自宅で別々に作業を行っている状況が効率を悪くしていると考え、時計製造に関わっている全ての部品の職種を一同に集めるために巨大な工場を建設した点にあります。
このような流れで「時計業界初のマニュファクチュール工場」が完成に至りました。
ジャコは柔軟な考えをしており、手仕事の職人芸に執着することがありませんでした。
そのため、常日頃から新たな生産技術の開発に力を入れ、先進的な製造機械の導入、自動化システムの構築に積極的に取り組んでいきます。
また、ゼニスは早くから部品交換や修理可能な時計を生産していた点も先進的であるといえます。
ジャコの取り組みの結果は早くから現れ、高い品質と精度を誇る時計が次々と製造されていきました。
1900年のパリ万博では、出品をした懐中時計用ムーブメントの「ゼニス」が金賞を受賞しました。これがきっかけとなり、1911年に社名を「ゼニス」に変更しました。「ゼニス」は天空の頂点を意味しており、その名に見合った高級時計の製作にさらに邁進していきます。
その後、時計の主流が懐中時計から腕時計に移行していっても、ゼニスの時計の精度に対するこだわりが薄れることはありませんでした。
1925年には従業員が1000人となり、文字通りの大企業に成長しました。ル・ロックルの隣町のラ・ショー・ド・フォンでは「2000本の黄金の手を持つマニュファクチュール」と評され、破竹の勢いでスイスのトップブランドの座へと駆け上がっていきました。
ちなみに、意外に思われるかもしれませんが、日本におけるゼニスの知名度はかなり高かったのです。
理由としては、日本国有鉄道が昭和2年に鉄道時計として採用していたからです。「ゼニット」と呼ばれた鉄道時計は、優秀な機械だけを選んで使用していた当時の日本国有鉄道から絶大な信頼が寄せられており、交通博物館に今も大切に保管されています。
第一次世界大戦から第二次世界大戦の時代になると、ゼニスはミリタリーウォッチの供給を行うようになりました。戦場は通常の状況に比べ何倍も過酷な環境になるため、ミリタリーウォッチの供給を依頼されるという事実は、正確さと丈夫さが公的にも認められたということができるのではないでしょうか。ゼニスがミリタリーウォッチを提供したのは、第一次大戦の時はアメリカ、第二次大戦の時はドイツとイギリス等でした。
終戦後の時代になると、次第にコストパフォーマンスが重要視されるようになり、他の時計ブランドは自社製のムーブメントではなくETA社等の他社製のムーブメントを使用する場合が増えてきました。その中であってもゼニスはあくまで自社製のムーブメントにこだわって開発を進めていきました。
ゼニスの思いがムーブメントとして結実したのが、1969年に完成した、時計史上初の自動巻きクロノキャリバー「エル・プリメロ」です。
従来はクロノグラフ機能は既存のムーブメントに付け足すのが一般的でしたが、この新型ムーブメントであるエル・プリメロは、切り離しのできない一体型のムーブメントとして設計されました。さらに、毎時36,000回の高速振動、50時間を超えるパワーリザーブ、0.1秒まで計測できる高性能クロノグラフまで搭載しており、まさに時計史に刻まれるムーブメントであるといえます。
振動数が高いほど部品摩耗やオイル切れ等の耐久性に問題が出てまいりますが、エル・プリメロでは特殊な潤滑油を使うことで耐久性を高めました。
エル・プリメロの開発に成功したゼニスは、世界でも有数のムーブメント製造メーカーとして認識されるようになり、ロレックスの人気モデルであるデイトナへムーブメントを供給したり、数百もの特許を取得したりと、さらに地位を確立していくことになります。特に精度の分野においては2,333個もの賞を受賞するという歴史に残る記録を樹立しました。
この時代が正にゼニスの絶頂期であったといえます。
しかし、そんなゼニスに思いもよらない事態が襲い掛かります。
エル・プリメロが完成した1969年に、日本のメーカーのセイコーによるクォーツ式腕時計の発売から端を発したクォーツショックです。
セイコーがクォーツ式時計を発売したとき、時計の金額は40万円を超えていたので、販売そのものがきっかけではないのですが、問題はセイコーがクォーツ式時計の特許を公開したことにありました。
この公開によりどのメーカーもクォーツ式時計を製作することができるようになり、クォーツ式時計の低価格化が進んでいきました。
精度の上で機械式よりクォーツ式が圧倒的に良く、しかも機械式よりも金額が安い、更にオイルショックによる生産にかかるコストの上昇や通貨のスイスフランの高騰が追い打ちをかけ、スイスの機械式時計メーカーは文字通りの壊滅的な被害を受けました。
ゼニスも財政難になり、アメリカの企業に買収されることになりました。しかも、新オーナーの企業方針はクォーツ式時計の製造のみ行う意とし、機械式時計の製造を廃止し、図面や設計図、機材や部品、工具類の廃棄をするようゼニスに命じました。
ゼニスの歴史に終止符が打たれるかに見えましたが、当時のゼニスの技術者である「シャルル・ベルモ」が命令に背き破棄されるのを防いだため最悪の事態は避けられました。
1978年にゼニスは再度買収されました。幸運にも、再度ゼニスを買収した企業がスイスの企業で、機械式時計の復活を信じていましたので、シャルル・ベルモ氏は今まで隠していた設計図をオーナーに提出しました。これにより、ゼニスは機械式時計ブランドとして再出発をしました。
この説明書により1984年にはエル・プリメロが復活し、1994年には薄型ムーブメント「エリート」を開発。そして1999年にはLVMHグループの傘下に入り、機械式時計ブランドとしての基盤を築くことに成功し、現在に至ります。
以上、ゼニスの歴史についてでした。
ゼニスの時計の種類
続きまして、ゼニスから発売されている時計の紹介をしてまいります。
・51.2080.4021 エル・プリメロ クロノマスターオープン パワーリザーブ
かんてい局つくば店 買取金額 ¥450,000-
※2020年5月6日現在の買取金額になります。市場の状況により金額が上下致します。
ゼニスを代表するライン「クロノマスター オープン」がリニューアルしたモデルです。
シャープなデザインと一段と大きくなったオープン窓が特徴です。ゼニスの象徴であるスターがクロノ針にデザインいます。
・96.0525.4021/21.M525 デファイ エクストリーム オープン
かんてい局つくば店 買取金額 ¥430,000-
※2020年5月6日現在の買取金額になります。市場の状況により金額が上下致します。
迫力の46.5mm径の大型ブラックチタンケースにより非常に存在感のある時計に仕上がっております。
・エリート ウルトラシン メンズ
かんてい局つくば店 買取金額 ¥350,000-
※2020年5月6日現在の買取金額になります。市場の状況により金額が上下致します。
薄型ムーブメントのエリートを搭載。シンプルなデザインの為、様々な場面で活躍します。
いかがでしょうか?
ここまでゼニスの歴史や種類についてお話してまいりましたが、少しでも魅力が伝えられたら幸いです。
かんてい局つくば店では、この魅力あふれるゼニスの時計を喜んで買取査定させていただきます!
もしゼニスの時計を買取してもらうか悩んでいるお客様がいらっしゃれば、是非かんてい局つくば店までご来店ください!
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