クォーツ時計の買取について|質屋かんてい局つくば店
こんにちは、かんてい局つくば店です。
今回は、クォーツ時計の買取についてお話してまいります。
クォーツ時計の仕組みを中心に説明いきますので、参考にしていただければ幸いです。
かんてい局つくば店では、クォーツ時計の買取も積極的におこなっております。
もしクォーツ時計を買取してもらおうか悩んでいるお客様がいらっしゃれば、是非かんてい局つくば店までご来店下さい!
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・クォーツの性質について
クォーツは石英を指します。石英の不純物が少なく、無色透明なものを水晶と呼びます。クォーツには圧電効果というものがあります。圧電効果とは簡単に言うと圧力を加えた際に微弱な電流が流れる現象を指します。
もう少し詳しく、圧電効果について説明します。
電流というのは、物質中にある電子と呼ばれる粒が移動することによって生じます。
移動することのできる電子を自由電子と呼びます。物質に自由電子がない状態ですと、電流が流れません。逆に金属ですと、金属結合によって自由電子がたくさんある状態なので、電流がよく流れます。
石英は、主成分が2酸化ケイ素で組成されています。2酸化ケイ素は圧力を加えることで構造が変形し、自由電子が生じます。
圧力をかけられたことにより電子が移動し、中性的だった石英の電荷が圧力を加えることによって偏りが生じそれによって瞬間的に電流が発生します。これが、圧電効果の正体です。
身近なものですと、ガスコンロの着火などにも使われています。圧電効果で発生した電流によって、ガスに引火して着火するという仕組みです。
また、逆圧電効果というものもあります。これは電流を石英に流すと圧力を加えられたかのように曲がる現象です
。曲がる方向は電流を流す向きによって決まっているので、電流の流す方向を交互に変化すれば、石英が微笑に振動しているかのように動きます。
この振動がクォーツ時計の生命線になります。
クォーツ時計の石英の振動は毎秒32678回と決まっています。これは、どんな石英でも同じではありません。
ですので、純度の高いものを使ってクォーツをつくる必要があります。
・クォーツ時計の1秒の測り方
32678回はあまりにも振動のスピードが細かいので、初めにこれを安定した、周波数に変換します。
そこで、発散回路というものを用います。簡単に言うと、波長の異なる波同士を合成して、波長の長い波作り出し、振動のスピードをゆっくりに調整しています。調整の関係で32678=2^15という数の性質が活きてきますね。こうして、発散させて1振動(1パルス)になったものを歯車に伝えます。こうして、1秒を図ることができます。
ちなみに、機械式時計ですとそのような物がないので、歯車を数回かむことで1秒をカウントしています。例えば、1秒に30回振動する場合は、30×60=1800個の歯がある歯車が必要になりますが、かなり大きいので時計内部に入れることができません。
そこで、1800個の公倍数の歯で歯車を複数個作り、それを積み重ねることで、1秒を作りだしています。この歯車を複数個組み合わせることがクォーツ時計の発散回路に対応しています。
・クォーツ時計の精度
精度は32678回の振動がいかに正確に刻まれているかによって変わります。例えば、32678回が326787回だった場合、1/32678≒0.00003秒早く進んでしまいます。小さい様に思えますが、1分で約0.00183秒、1時間で約0.1101秒、1日で約2.6439秒、1年で約965秒≒2時間半のずれが生じます。いかに、クォーツの振動が正確である必要があるか分かったでしょうか。
クォーツ時計の精度を左右するのは、1秒の振動がきっちり32678回なのかによります。ちなみに、セシウムの共鳴振動が約90億回振動します。これを用いると10万年に1秒のずれほどしか生じません。
純度の高く、上質なクォーツを使うことによって精度の高い時計が実現されます。
・クォーツ時計の歴史
クォーツ時計は機械式時計に比べると、歴史は浅く腕時計の大きさになったのは1967年でした。世界初のクォーツ時計はセイコー(SEIKO)のアストロンでした。
それまでは、非常に大きく持ち運ぶことが難しかった、クォーツ時計をセイコーははじめて小型化させました。当時の技術を総動員して作ったこともあり、当時の価格で45万ほどだったようです。
1970年代には、セイコーがクォーツ時計の特許を公開し、世界中の時計メーカーがクォーツ時計の生産を開始しました。
これにより、クォーツ時計の価格競争が激化しクォーツ時計の低価格化が促進されました。
同時の技術ではまだ高価であった機械式時計が徐々に衰退していき、機械式時計をメインに生産をしておりました欧米の時計メーカーは大打撃を受けました。
これが後にクォーツショックと呼ばれ、特にアメリカ合衆国の時計産業は壊滅状態となりました。
1980年代になると、クォーツ時計の技術はキッチンタイマーや目覚まし時計、金庫の鍵に至るまで応用されていきました。
現在では、様々な技術の革新や価格競争により、簡単なクォーツ時計はものすごく安く購入できるようになりました。
逆に、機械式腕時計は単純な時計の精度ではクォーツ時計に劣るものの、熟練の時計職人が時間をかけて製造し、伝統的な意匠やメカニズムを組み込んでいる工芸品という観点が広がり、今では機械式時計の方が価格が高騰しております。
最近ではスマートフォンの普及もあって、クォーツ時計の必要性が薄れつつありますが、実用時計という見方をすると、クォーツ時計の優秀さは相変わらずであると言えます。
以上で、クォーツ時計の仕組みや歴史についてのお話を終わりにいたします。どのような仕組みでクォーツ時計が動いているのか、どんな軌跡を辿ってきたのかお分かりいただけましだでしょうか?
・有名なクォーツ時計
続いて、様々な時計ブランドが発表しているクォーツ時計についてお話してまいります。
かんてい局つくば店 買取金額 ¥800,000-
※2020年5月16日現在の価格です。市場の動向等により価格は上下いたします。
まず最初にご紹介するのは、日本が世界に誇る時計ブランドであるセイコーのグランドセイコーのクォーツ式時計です。
グランドセイコーの魅力として、無駄のないシンプルなデザインなどがありますが、元々精度が高いクォーツ式時計の中でも更に精度が高いムーブメントも注目すべき点です。
また、グランドセイコーのムーブメントは、「回転力」、「壊れにくい構造」、「瞬時に切り替わるデイト表示」といった独自の機構を搭載しており、末永く使用できるムーブメントとしての評価も高いです。
時計好きの方が最終的に行き着くブランドとも言われているグランドセイコー、その実力が改めて分かります。
かんてい局つくば店 買取金額 ¥120,000-
※2020年5月16日現在の価格です。市場の動向等により価格は上下いたします。
次にご案内するのは、人気のタグホイヤーから、高い防水性能を誇るタグホイヤー唯一のダイバーズモデルであるアクアレーサーです。こちらは、プロのダイバーが開発やデザインに携わったこともあり、非常に信頼性の高いモデルです。ダイバーズウォッチに必要な逆回転防止ベゼル等の機能に加え、全モデルで300m以上の防水性能を発揮しております。見た目もカッコよく、20~30代の男性に非常に人気があります。
かんてい局つくば店 買取金額 ¥360,000-
※2020年5月16日現在の価格です。市場の動向等により価格は上下いたします。
続いてご案内するのは、世界的に有名なブランド、シャネルからJ12です。2000年に発表されて以降、シャネルの代表的な時計として非常に多くの方から愛されております。白または黒を基本としたシンプルな外見ながら、高い防水性を備え、軽くて傷がつきにくいハイテクセラミックを採用しており、実用時計としても非常に高い評価を得ている時計です。そのデザインは、男性にも女性にも人気があるデザインとなっております。
かんてい局つくば店 買取金額 ¥100,000-
※2020年5月16日現在の価格です。市場の動向等により価格は上下いたします。
最後にご案内するのは、ブライトリングから発表されております、コルトスカイレーサーです。こちらの時計には、チタンの約1/3、スチールの約1/6の重さしかない素材であるブライトライトをケースに使用しているため、非常に軽くなっているのが特徴です。もちろん、最高レベルの精度や100m防水を搭載し、機能面でも堅牢性でも非常に優れたクォーツモデルとなっております。
ブラック文字盤と白色のインデックス針を使用し、コントラストで視認性も上げているので、主に男性に人気のあるモデルです。
以上、ここまで有名なブランドのクォーツ時計をご紹介してまいりました。お気に入りの時計は見つけられたでしょうか?
いかがでしょうか?
ここまで、クォーツ時計の仕組みや歴史、おすすめのモデルをご紹介してまいりましたが、少しでもクォーツ時計に興味を持っていただければ幸いです。
そして、上記で紹介した魅力あるクォーツ時計を、かんてい局つくば店では喜んでお買取させていただきます!
もし買取をしてもらおうか悩んでいるお客様がいらっしゃれば、是非かんてい局つくば店にご相談して下さい!
高価買取させていただきます!
お客様のご来店を、かんてい局つくば店スタッフ一同、心よりお待ち申しております!!
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