機械式時計の買取について|質屋かんてい局つくば店
こんにちは、かんてい局つくば店です。
本日は機械式時計についてお話してまいります。
機械式時計の仕組みや種類を詳しく見てまいります。
かんてい局つくば店では、様々なブランドの機械式時計を買取しております!
今お持ちの機械式時計を買取してもらおうか悩んでいるお客様がいらっしゃれば、是非かんてい局つくば店までご来店ください!
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機械式時計の仕組み
では、まず初めに機械式時計の仕組みについてお話してまいります。
機械式時計とは?
機械式時計とは、巻き上げたゼンマイのほどける力を利用して動かしている時計のことで、英語ではメカニカルウォッチ(Mechanical watch)と表記されます。機械式時計のムーブメントの発明は、腕時計ではなく懐中時計が原点なので、実に17世紀までさかのぼります。
機械式に対して、クォーツ式という時計がありますが、クォーツ式の時計の誕生は1970年代とかなり最近なので、伝統と格式を重んじる「高級時計」は、大多数が機械式のムーブメントを使用しているのです。
機械式時計の種類
機械式時計の動力となっているゼンマイの巻き方により、「手巻き式」と「自動巻き式」の2種類に分類することが出来ます。
・「手巻き式」
こちらは読んで字のごとく、手でリューズを巻いてゼンマイを巻き上げる方式の機械式ムーブメントのことです。使用の度に自分でリューズを巻かなくてはいけないデメリットはありますが、機構が追加で搭載されていないため軽く、厚みも抑えることが出来ます。日常的に使用する時計ではなく、使う場面が限られている状況でこそ生かせるムーブメントであると言えます。
・「自動巻き式」
こちらは、人の手を使うことなく、ローターを回転させることでゼンマイを巻き上げる機構を搭載した機械式ムーブメントのことです。具体的には、ローターという半円形の金属部品がムーブメントに内蔵されており、腕に時計を装着した際の動作によって、自動的にゼンマイを巻き上げてくれるムーブメントです。手巻きの動作から解放されたいという願いをかなえた仕組みであると言えます。
自動巻きの機械式時計の動く仕組み
続きましては、自動巻きの機械式時計の動く仕組みについて簡単にではありますがお話してまいります。
機械式時計は複数の部品が精密に組み合わさることで動く繊細な時計です。
一般的な機械的ムーブメントでは、「香箱車」「二番車」「三番車」「四番車」「ガンキ車、アンクル」「テンプ、ヒゲゼンマイ」という構成をしており、これらの部品が正確に動くことで機械式時計は時間を刻むのです。
時計を動かすときにはまずリューズを巻きます。リューズが巻かれると、「香箱車」に収められているゼンマイが巻かれ、これが時計の動力になります。巻き上げられたゼンマイが元に戻ろうとする力が、上記で紹介した「香箱車」「二番車」「三番車」「四番車」に順番に伝わって時計を動かしていきます。この機構を輪列機構といいます。
上記の車はそれぞれ役割が決まっており、「香箱車」はゼンマイが収められていて、ここから動作が始まります。次に、「二番車」には分針が取り付けられており、動力が伝わると60分で1週するようになっています。続いて「三番車」に動力が伝わりますが、この部品は仲介役を果たしております。仲介役ではありますが、精度に関わっており重要な部品なのです。そして「四番車」には秒針が取り付けられていて、60秒で1周するようになっています。
こうして一番車から四番車まで力が伝達していき、最後にはガンギ車と呼ばれる歯車まで届きます。
このガンキ車は最後に力が加わる部品ですが、時計の動きの中では非常に重要な役割を担っています。
このガンキ車とアンクル、テンプ、ヒゲゼンマイで構成される機構を脱進機機構と呼ぶのですが、ここに力が到達すると、一定の速度で歯車を回転させるように働きかけます。時計として正常に動作するには力の勢いを抑えつつも、一定のスピードを保ち続けなくてはいけません。そうでないとゼンマイは全てほどけてしまい、力がなくなってしまうのです。
力が最初に到達する一番車から四番車の輪列機構は、あくまで力を滑らかに伝えるように調整しているので、力を調節するために生まれたのが脱進機機構なのです。この機構の進化は時計の進化そのものを意味しており、長い歴史の中で何度も改良が加えられてきました。現在は「クラブトゥース脱進機」という機構が主に使用されており、シンプルでも高い精度を誇り、大量生産にも向いている特徴があります。
力が脱進機まで到達すると、アンクルがヒゲゼンマイとテンプにより一定のリズムで左右に振れ、その動きがガンキ車と合致することにより、輪列機構に取り付けられている針が一定のスピードで動くようになるのです。
この脱進機の部品の中で、特に重要なのが、時計の心臓部といわれているテンプとヒゲゼンマイです。テンプとは、車輪のような形をしているパーツの集合体です。1秒間に3~4回の規則正しい往復回転運動をすることで、機械式時計の精度を保つ機構ではありますが、テンプ単体では機能せず、ヒゲゼンマイと合わせることで、初めて時計の心臓部としての機能を果たす事が出来るようになります。
ちなみに、ここで登場したヒゲゼンマイですが、色々あるムーブメントパーツの中で一番製造が難しいパーツといわれており、製造が出来るのはロレックス、セイコー、ランゲ&ゾーネ等のごくわずかなブランドのみしか自社開発が出来ないそうです。
このテンプが力を受けて、左右に一定のリズムで往復をし、さらにテンプが一定のリズムを刻むのを利用して、強い力を「アンクル」と「ガンギ車」が抑え込む仕組みになっています。
アンクルが一定の速度で左右に振れることにより、先端に付けられている2つのルビーがガンギ車を抑えるようになります。アンクルが左右に振れるのは振り石という部品が付いているからで、振り子時計の振り子の玉と同様の機能を持っています。
この振り石が、アンクルとテンプに力を与え続けるために最重要な部品です。これがないとヒゲゼンマイに力を与えられず、アンクルの左右の動きもできずにブレーキをかけることもできません。
このように機械式時計は様々な部品が緻密に組み合わされることで、初めて高い精度を刻む事が出来ます。逆に言うと、一つでも部品に不具合が出ると、時計として機能しなくなってしまう非常に繊細な工芸品です。
以上、機械式時計の動く仕組みについて、簡単ではありますが説明させていただきました。正に、職人の方の技術の結晶であるということがお分かりしていただけましたでしょうか。
おすすめの機械式時計
それでは、ここからはおすすめの機械式時計についてお話してまいります。お気に入りの時計が見つかれば幸いです。
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※2020年5月17日現在の価格になります。この金額は市場の状況により上下する場合がございます。
まず初めにご紹介するのは、今現在世界で一番有名な高級時計ブランドであるロレックスからデイトナです。KING OF ROLEXともいわれるデイトナは、ロレックス唯一のクロノグラフです。ロレックスのスポーツモデルの中でもダントツに人気のあるモデルです。日本だけでなく海外の人気も非常に高く、生産が終了したモデルの値段の高騰はものすごい勢いとなっています。
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続きましてご案内するのは、世界3大雲上時計の一つであり、腕時計ブランドの最高に君臨するパテック・フィリップから「カラトラバ」です。この「カラトラバ」は3針ウォッチの基礎を築いた超名作で、資産価値からみても非常に優れております。また、パテック・フィリップの特徴として永久修理をうたっていることです。どんなに古い時計であっても直してくれる、ということはその時計を子や孫に渡しても大丈夫ということになります。文字通り、代々受け継がれていく時計を作っているブランドといえます。
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最後にご紹介するのは、ロレックスと並びスイスを代表するブランドのオメガから、シーマスターのご案内です。シーマスターはダイバーズウォッチではありますが、デザインがシンプルなので、仕事だけでなく普段使いでも重宝されるモデルになります。オメガ独自のコーアクシャル機能により、オーバーホールまでの期間を伸ばしている点も特徴です。
以上、おすすめの機械式時計のご紹介をさせていただきました。
いかがでしょうか?
ここまで、機械式時計の仕組みや種類についてお話してまいりましたが、少しでも機械式時計に興味を持っていただけたのであれば幸いです。
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