絵画の買取について | かんてい局つくば店
こんにちは、かんてい局つくば店です。
本日は絵画について紹介させて頂きます。
絵画と言っても種類が多く、違いが分からない方が多いと思います。また絵画の歴史は全く分からないこともあります。
このブログでは様々な種類の絵画について詳しく紹介していきたいと思います。
かんてい局つくば店では絵画の買取を強化中です。飾らなくなった絵画がありましたら、気軽に当店までお越しください。
また、かんてい局つくば店では幅広く絵画の販売も行っております。
お店の場所はココ!↓
絵画の定義
絵画は「なんらかの支持材、場所の上に、各種の顔料などによって形象を表現したもの」をいいます。
つまり有名な作品に限らず、平面上に表現されたものをすべて絵画と呼びます。
つまり、私たちが書いた絵も絵画として評価される可能性があり、高値で売れることだってあり得ることです!!一攫千金のチャンスですね(笑)
表現をする場所や支持材によって壁画、洞窟画、壺画などに分類され、使われる染料によって水彩画、油彩画、水墨画などに分類されます。また、描く素材によって風景画、人物画、静物画、宗教画などに分類されます。
絵画の歴史
絵画の歴史は長く、時代によって全く違う価値観の差気品が作られています。
その内容を少しずつ紐解いていきたいと思います。
古代
この時代の作品はよく遺跡として発見されることが多く、製作者が不明なことが多いです。この時代では絵画よりギリシア彫刻やローマ彫刻などが芸術として後々有名になっています。
中世
この頃にキリスト教美術が栄えます。313年のミラノ勅令によってキリスト教が認められたことにより、キリスト教が布教され始めます。
それに平行してキリスト教美術が繁栄し始めます。教会に描かれているイエス・キリストを中心とした絵画が特徴です。
近世
この時代に栄えたのはかの有名な「ルネサンス美術」です。
この時代の特徴として、美術はキリスト中心から人間中心主義に転換します。また古代の美術も見直され、急激に絵画の文化が発展し始めます。
レオナルド・ダヴィンチ、ミケランジェロ・ブオナローテ、ラファエロ・サンティなど有名画家が誕生した時代でもあります。
近代
この時代の特徴として、絵画によく個性が表れるようになります。芸術に資本主義社会や市民社会などの社会情勢を多く反映させられ、写実主義、象徴主義、印象主義など自分の考えを表したものとして絵画が繁栄します。
代表画家といったら何と言ってもゴッホ。彼の独特なタッチの絵からわかるように、この時代の絵画は個性にあふれた素晴らしい作品が世の中に溢れていました。
現代
この時代の絵画は産業の発展とともに生まれた芸術と言われています。
様々な表現・技法が発展したことによって、それぞれの違いの境界線がなくなっています。
作品を通して簡単に説明すると、ピカソのように概念にとらわれることなく、対象物の色や形を自分の思うままに描くような作品が増えてきたということです。
一つの作品に複数のな主義が混合した、また新しい絵画の文化が誕生した時代と言えるでしょう。
以上のような歴史になっています。歴史を知れば、同じ作品もまた違った視点から楽しむことができるかもしれません!!
絵画の種類
西洋画
西洋画とはヨーロッパで発達・普及した画材、技法で描かれた絵画の事を指します。
透視図法による遠近感や光による明暗で立体的な表現など、より緻密で写実的なものを描こうとすることが特徴です。
種類として水彩画、油彩画、陶板画、パステル画、テンペラ画などに分類されます。
水彩画
水を溶剤とする絵具を使用して描かれた絵画のことを指します。
水彩画の特徴は透明感によってさまざまな色を出せるところです。清涼感やみずみずしさ、ぼかしによる表現などで、絵画全体に深い味わいを表すことが出来ます。
ウィリアム・ターナーの「ヴェネツィア」やアルブレヒト・デューラーの「野うさぎ」のなどの作品が有名です。
油彩画
リンシード油を溶剤とする絵具を使用して描かれた絵画のことを指します。一般的には油絵と言われています。
油彩画の特徴は数多くある技法を用いて、幅広い種類の絵を描くことが出来ることです。透明感ある写実的な絵画から、絵具を重ねることで重厚感ある絵画まで描くことが可能になります。
また油彩画は耐久性があり、何年も前の作品を当時とあまり変わらない状態で鑑賞することが出来ます。
有名作品として、ヨハネス・フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」、レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」、サンドロ・ボッティチェッリの「ヴィーナスの誕生」があります。
日本画
日本画は日本独自の伝統的な表現技法で描かれた作品をいいます。本来、日本画とは明治時代以降に西洋画と区別して描かれたものをいいます。ここではそれ以前のものも含めた、日本で栄えた絵画を総じて日本画と言わせてもらいます。
特徴としては、西洋画にはないにじみによる表現や日本独自の色調などで、これらは国内のみならず、海外からも人気です。また立体的にではなく、平面的に表現していることも特徴です。
種類として浮世絵、大和絵、日本画(明治時代以降)、古墳壁画などがあります。
浮世絵
浮世絵とは江戸時代に発展した庶民的な絵画をいいます。作品形態には筆で直接描く肉筆画と、木製の原版によって印刷物のように作る木版画に分かれていました。
木版画は大量生産が可能になり、安く絵画を購入できることから、庶民の娯楽として発展していきました。
肉筆画として有名なのが菱川師宣の「見返り美人図」、木版画として有名なのが葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」、歌川国芳の「相馬の古内裏」などです。
大和絵
大和絵とは10世紀の初め頃に誕生した国風文化の際に誕生した、日本風の絵画を指します。14世紀になると、大和絵は平安時代に確立した伝統的な絵画を意味するようになります。
その後も土佐派などの流派に受け継がれ、近代の日本画にも大きく影響を与えました。
有名作品としては源氏物語、枕草子、伊勢物語があります。
日本画(明治時代以降)
西洋から伝えられた油彩画と区別するために誕生したものを一般的に日本画と言われています。和紙や木、絹などに、墨、岩絵具、染料などの天然絵具を用いて、膠を接着剤として描きます。
特徴としては西洋画のような写実を求めず、陰影をつけず、表現が平面的であるなどが挙げられます。
また、日本画の材料は取り扱いが非常に難しいことも特徴の一つです。
有名作品として、横山大観の「富嶽飛翔」、竹内栖鳳の「羅馬之図」、菱田春草の「黒き猫」があります。
東洋画
東洋画とは主に西洋画にはない画材料、表現方法で描かれた絵画のことを言います。また、中国の漢詩と絵画一体となった書画ともいわれています。
題材別に山水画、仏教絵画、花鳥画、人物画などがあります。
水墨画
水墨画は、山水画において墨で「かすみ」、「ぼかし」、「にじみ」などの技法で描いたことによって確立された絵画です。
特徴は、対象物を写実的に描かないことや余白をうまく使うことが挙げられます。
また墨のみを使うからと言って墨の一色で描かれた絵画ではないことも特徴です。「にじみ」などによるグラデーションをうまく用い、より作品に味や緊張感を与えることが出来ます。
有名作品として雪舟の「秋冬山水図」、牧谿の「観音猿鶴図」、長谷川等伯の「松林図屏風」があります。
絵画の買取価格
パブロ・ピカソ 母と子 陶版画
つくば店での買取価格 7,000円
※この買取価格は2020年6月26日現在のものです。付属品や、お品物の状態、その日の相場によって買取価格は変動しますのでお注意ください。
現代芸術の代表画家ピカソの作品です。
彼の独特且つインパクトのある技術は今もなお高い評価をうけます。
この「母と子」のでは親子の温かい雰囲気をバックをピンクにしてより表現しているのが伺えます。
ヨハネス・フェルメール 手紙を読む青い衣の女 リトグラフ
つくば店での買取価格 25,000円
※この買取価格は2020年6月26日現在のものです。付属品や、お品物の状態、その日の相場によって買取価格は変動しますのでお注意ください。
有名画家ヨハネス・フェルメールの作品です。
彼の作品は「真珠の耳飾りの少女」もそうですが、女性を非常にうつくしく描くことが特徴ですね。ここまで女性を写実的に、またより高潔に描ける画家はいないと思います。
横山大観 麗峰十趣・秋 リトグラフ
つくば店での買取価格 15,000円
※この買取価格は2020年6月26日現在のものです。付属品や、お品物の状態、その日の相場によって買取価格は変動しますのでお注意ください。
日本画を描く有名画家・横山大観が描いた絵画です。
彼の描いた風景画は、海外にはない日本の景色のイメージを独特なタッチで表してくれます。
写実的でなく、平面的だからこそ、より日本画の良さを引き出しているのかもしれません。
最後に
絵画について長々と説明させていただきました。
絵画をまた違う視点から見てもらうきっかけにでもなったらうれしいです。
つくば市内にも美術館があるので、是非行ってみてください!
是非飾らなくなった絵画がありましたら、かんてい局つくば店までお越しください。
絵画のみならず、多くの幅広い商品の買取を行っております。
かんてい局つくば店スタッフ一同、心よりお待ちしております。
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