三大希少石の買取について | かんてい局つくば店

その人気は「マツコの知らない世界」でも取り上げられるほど、マツコさんもパライバの大ファンだそうです。認知度も急上昇中のパライバトルマリンはその価格も急上昇しています。

なんと10年間で2000％以上もの値上がりとなったものもあるそうです。希少な石であるため、大きなものは出回りも少なく、また年々産出量が減っていることもあり幻の色石とも呼ばれています。

〈産地〉

パライバトルマリンは30年ほど前にブラジルの北東部、パライバ州ペグマタイト鉱山で産出されました。トルマリンの一種であり、産地であるパライバ州から名付けられています。

現在名前の由来ともなったパライバ州の鉱山は閉山しており、そのこともあって幻の宝石と言われているのです。

パライバトルマリンの特徴であるネオンブルーはブラジル産のみが持つ色彩とも言われており他の地方では発見されていないそうです。

産地によって色合いが異なるとされていますので産地ごとに特徴をご紹介いたします。

〈特徴〉

・ブラジル産

ネオンブルーの大変美しい色彩が特徴です。パライバ州で順調に採掘されたのはおよそ1年間。爆発的人気により需要に対して供給が間に合わなくなるほどでした。

価格も高騰し、現在では採掘できなくなってしまいました。隣の州であるリオグランデノルデ州でも採掘が行われましたが、パライバ州と比較すると色は薄いものとなっています。

・ナイジェリア産

パライバ州産と比較すると色味が薄く、クリアな物が多いのが特徴です。こちらも2005年にはほぼ採掘されなくなってしまいました。

・モザンビーク産

ナイジェリア産と同様に色味が薄いのが特徴です。まれに大粒で良質な超一級品も発見されたこともあります・

 

どの産地も産出量が年々減少しているため必然的に希少価値が上がっています。価格も希少性もその知名度も、他も宝石から頭一つ抜けています。

 

●パパラチアサファイア

サファイアの中でも最も美しいと言われているのが「パパラチアサファイア」です。パパラチアとはスリランカの言葉で蓮の花のつぼみの色という意味があります。

その色は花開く前の蓮の花のようにオレンジの色味をおびた温かみのあるピンク色です。麗しいほどに甘く美しく、特に日本人女性の肌に映えるとされ、気品と美しさを与えてくれます。

サファイアといえばブルーの色を思い浮かべる方が多いかと思いますが、実はピンクやオレンジ、イエローなど多彩な色味があります。

パパラチアはピンクとオレンジの中間色であり、蓮の花のように荘厳さ、慈悲深さを感じさせてくれます。独特の温かみと気品のある優しい色は「インド洋の朝焼け」とも称されています。

〈産地〉

唯一の原産国であるのはスリランカです。パパラチアサファイアは産出量が極めて少なく他の希少石同様に幻の宝石となっています。

〈特徴〉

パパラチアサファイアは「キングオブサファイア」（サファイアの王）とも呼ばれるコランダムという鉱物の一種です。

コランダムは結晶に含まれる不純物イオンによって色がつきます。それにより赤色の物はルビー、赤以外の色をサファイアと呼び分けています。

サファイアの中でもオレンジ色からピンク色の中間色にあるものをパパラチアサファイアと呼んでいます。

産出量が極めて少なくその多くはサファイアに加熱処理を施すことでその美しさを引き出しています。

ほかにベリリウム拡散加熱処理をする場合もありますが、クリソベリル粉末を加えて表面の色を変化させるため本来の美しさを変質させているものになります。

また、本来のパパラチアの持つ美しさを引き出したい、身に着ける喜びを提供したいという思いから京セラが生み出したのが再結晶のパパラチアです。

最高の宝石を生み出すための理想的な環境の中で丹念に時間をかけて結晶を成長させることにより、不純物の少ない天然ではなかなかお目にかかる事の出来ない高い色調と透明感のあるパパラチアが生まれます。

その原石から更に厳しい品質検査によって厳選された数パーセントの最高品質のパパラチアをクレサンベールパパラチアと呼びます。

クレサンベールパパラチアは天然のパパラチアと科学的・物理的・光学的性質においてもほとんど違いがありません。

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