ナルミの買取について | かんてい局つくば店
みなさんは「ナルミ」という食器ブランドをご存知でしょうか?
ナルミは日本国内で「ノリタケ」に次ぐ売上高をほこる高級洋食器ブランドであります!
ナルミの食器は「ボーンチャイナ」で世界的にも有名なんです♪
上品で上質で素敵なナルミの洋食器は一流ホテルやレストランでも使われています。
素敵な食器だな~と感じたらもしかしたらナルミの食器だったかもしれませんね(*^^*)
世界に誇れる日本の洋食器「ナルミ」 食器にはあまり詳しくないという方にもその魅力をわかりやすくお伝えできればと思います。
かんてい局つくば店ではブランド食器も多数お取り扱いしております。お買取りも販売もぜひ当店にご相談ください♪
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ナルミの歴史
ナルミ(鳴海製陶株式会社)は、1950年に設立されました。愛知県名古屋市に本社を置く日本の高級洋食器ブランドであります。その歴史を辿ってみましょう♪
江戸時代より鳴海の地は、東海道の宿場である「鳴海宿」があり、鳴海焼が焼かれている歴史がありました。
古くから焼き物の産地とされています。その他伝統産業である鳴海絞りなど日本の伝統文化でその名を知られています。
その鳴海の地で1911年に設立された帝国製陶所が現在のナルミの起源とされています。帝国製陶所は名古屋財界の資本が入ることにより名古屋製陶株式会社となります。
1938年、名古屋製陶株式会社はドイツ式の陶磁器の新工場を設立し、陶磁器の生産をはじめました。
1943年にその工場は軍需要請を受けた住友金属工業株式会社によって航空機部品の製造をするために買い取られます。
そのことにより名古屋製陶の陶磁器用生産の設備は撤去されてしまいます。
その2年後、敗戦を迎え日本中が悲しみに包まれている中工場の僅かに残された陶磁器たちが希望と復興の光りとなりました。
戦後の混乱と虚脱、困窮と悲しみで生きていくことだけで精一杯の中、平和な暮らしを取り戻すため残された設備と技術者が平和への願いを込めて立ち上がり1946年ナルミとしてのとしての創業の決意をします。
陶磁器の生産を再開し、1947年には洋食器ディナーセットの製造を成功させます。
同年にはニューヨークの輸入商であるアメレックス社に輸出を開始しました。戦後の日本人の力強さを感じますね。
当時は絵付けをすべて手作業でおこなっていたそうです。そのため品質はとても良かったのですが、生産性が低くコストが高かったそうです。
日本人の手作業品質の高さはこの頃から世界に通用するものだったということです。その後の法改正などにより、はれて1950年にナルミ(鳴海製陶株式会社)となったのです。
1963年より、ナルミの代名詞ともいえるボーンチャイナの製造販売を開始します。
当時のボーンチャイナはイギリスのウェッジウッドなど数社のみでした。技術が必要であり製造には高い壁がありました。
ナルミは製造のための設備投資をすることで生産性を上げることにより毎月1,000セット生産することを達成。
1968年にはニューヨークの高級店で知られるティファニーへ製品を納品することとなりました。
ナルミは全面的にボーンチャイナの製造へと切り替え、高級食器ブランドとしてその名が世界に広まっていきます。
一流ホテルへの出荷も始まり、ホテル、京王プラザホテル、アークホテル大阪に納入されるなどして売り上げを伸ばしていきます。
その後も軽量化・強度向上などの改良を行うなどその品質とナルミの名はゆるぎないものとなります。
ナルミの特徴
ナルミと言えば「ボーンチャイナ」と呼ばれる白いカップや洋食器です。
ボーンチャイナは18世紀にイギリスで誕生した製造法であり、ミントンが発明しました。普通の磁器よりも薄くより強度があるのが特徴です。
ボーンチャイナは原料に牛のボーンアッシュ(骨灰)を加えた磁器であり、牛の骨灰のほかにカオリン、硅石、長石、蛙目年度などを用いており、透光性に優れ、柔らかな艶のあるクリーミィな白い色の仕上がりとなります。
ナルミと合わせて紹介されることの多い日本の高級食器ブランド「ノリタケ」が、日本で初めてこのボーンチャイナの製造に成功させています。
ナルミは日本で初めてボーンチャイナの工業化を成功させたブランドとなります。
ナルミには大きくわけて「ボーンチャイナ」と「ファインチャイナ」の2種類があります。
ナルミボーンチャイナは日本初のディナーセットの開発から半世紀以上にわたり洋食器のトップブランドとして世界的にも高い評価を受けています。
ボーンチャイナのもう一つの特徴として他の白磁器に用いる釉薬よりも融点の低いものを使用することによって絵付け下顔料が釉薬の中に溶け込む性質があります。
数多くある磁器の技法である上絵付けや下絵付けとは大きく異なる点です。
低い温度で焼成し、高い温度では使えない顔料も使用することが可能となり、多くの種類の顔料でより華やかな色調で表現することが出来ます。
ボーンチャイナの美しい乳白色に華やかなデザインで、お料理を美しくより美味しく見せてくれます。
ファインチャイナは、よりお求めしやすい価格帯で提案しており、高級ブランドナルミの食器を毎日使える気軽さがあります。色や形、機能性も高く豊富なラインナップがあります。
ナルミの代表作
●ミラノ
ナルミの代表作であり、定番の「ミラノ」は1972年からのロングセラー商品です。古来より縁起のよいとされる梅の花をモチーフとし藍色の濃淡で美しく表現された日本を代表する洋食器です。
商品のラインナップはカップ&ソーサ―をはじめ60種類以上の展開されております。
●シルキーホワイト
ミラノと並ぶロングセラーである「シルキーホワイト」は野に咲く小花が優雅な曲線を描くレリーフが魅力の優しい印象のシリーズです。
毎日使えるよう電子レンジや食洗器にも対応している、お使いいただく人にも優しく大変人気があります。
グッドデザイン賞やロングライフデザイン賞を受賞するなど使いやすさの評判も高いシリーズです。
ボーンチャイナの美しさを活かしたシルキーホワイトは「食卓の白い宝石」と呼ばれるほど大変高い評価を得ています。
●パステルガーデン
1983年に登場し、惜しまれつつも廃盤となってしまったパステルガーデンはナルミらしい色合いとまるで水彩画のような品のあるタッチで表現された温かみ溢れるシリーズです。
散りばめられた花々のデザインは1980年代に大ヒットしました。2011年には限定で復刻されるなど根強い人気のあるシリーズです!
ナルミのお査定ポイント
お査定ポイントとして、まずどのお品物にも言えることではありますがお品物の状態は重要となってきます。
食器類については、使用することで多少の小傷などは避けて通れません。未使用のものや使用感の薄い綺麗なお品物の方が必然的にお査定は高くなります。
またヒビや欠け、変色、剥がれなどの劣化がないかをしっかり見ていきます。ブランド食器であれば、その用途に加えて美しさも重要となってまいります。
また人気シリーズですと、お査定が高くなる傾向がありますので、ナルミの食器をお持ちの方はどのシリーズなのかチェックしてみてはいかがでしょうか。
また箱や、販売証明書などの付属品がある場合は一緒にお持ちいただくことをお勧めしております。
贈答用としても喜ばれるナルミのお品物はプレゼントとしても需要があるためプラス査定となります♪
綺麗なお品物であればなおのこと、付属品は捨てずに保管されるかお使いにならない場合は劣化を防ぐためにも早めにお持ちいただくことをお勧めいたします。
また、高温多湿の場所に保管してしまうと箱にシミが出来てしまったりする場合もございます。高価買取をご希望のお客様は保管状況にも気を付けてみてください。
ナルミの買取情報
カップ&ソーサ― 3客
かんてい局つくば店 買取金額 ¥2,500
※2020年10月3日現在の買取金額になります。市場の動向等により買取金額が上下する場合がございます。
20㎝ペアプレートセット
かんてい局つくば店 買取金額 ¥2,000
※2020年10月3日現在の買取金額になります。市場の動向等により買取金額が上下する場合がございます。
ナルミ ボールセット5枚
かんてい局つくば店 買取金額 ¥3,000
※2020年10月3日現在の買取金額になります。市場の動向等により買取金額が上下する場合がございます。
最後に
※つくば市時計修理店舗一覧