クリソベリルの買取について | かんてい局つくば店
<目次> Pt850 アレキサンドライト0.65ct ダイヤモンド0.71ct Pt900 クリソベリ キャッツアイ0.40ct ダイヤモンド0.34ct |
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1.クリソベリルとは
クリソベリル(Chrysoberyl)は黄色、緑色、褐色などの色合いをしています。稀に無色透明のものもあります。おおよそ、黄色~帯黄緑色が多いため、金緑石ともいわれます。クリソベリルは組成の変化や不純物によって色合いが変わることがあります。そのようなものをクリソベリルの変種とここでは言います。では、どのようなものが変種としてあるのでしょうか?代表的な2つの鉱石を紹介します。
変種①アレキサンドライト
アレキサンドライトは(Alexandrite)は、1830年にロシアのウラル山脈の鉱山で初めて発見された鉱石です。発見当時は、エメラルドの鉱脈で発見されたのでエメラルドの一種と思われていました。しかし、太陽光のもとではエメラルドに近い青緑色に輝いていたのですが、夜の人工照明下のもとでは赤紫色へ変色して他の宝石には見られない性質が発見され、エメラルドとは違う鉱物であることが分かりました。この鉱石が珍しいという理由で、当時のロシア皇帝であるニコライ1世に献上されました。ちょうどそのときに、皇太子アレクサンドル2世の誕生日だったので、この珍しい宝石にアレキサンドライト(アレクサンドライト)という名前が付きました。また、当時採掘がおこなわれていたのが、ロシアの西部でベラルーシという場所でした。ベラルーシの国旗は赤を緑で彩られていたので、ベラルーシの国内でも大いに盛り上がったらしいです。アレキサンドライトは産出量が少なく、その珍しい特性から、古代から知られている4大宝石(ルビー、サファイア、エメラルド、ダイヤモンド)に加えられ、5大宝石として数えられることもあります。アレキサンドライトは、クリソベリルに微量の鉄、クロムなどの不純物が加わることで、波長の短い青緑色の太陽光や蛍光灯などの明かりの元では青緑色を示し、波長の長い白熱灯やろうそくの明かりのもとでは色が鮮やかな赤色に変化します。ちなみに、ブラックライトでも色がかわるのでアレキサンドライトか確かめたいときにはブラックライトを当てて確かめます。ちなみに、これはクロムの影響でスペクトルが吸収されるため大きく色が変わってしまいます。この色が変わる効果を変色効果、カラーチェンジ、アレキサンドライト効果といったりします。天然のアレキサンドライトのほかに、キュービックジルコニアとサファイア、スピネルを人工合成させた合成アレキサンドライトや、ダイクロイックガラスにも変色効果が認められています。このダイクロックガラスはアレキサンドライトにちなんでAlexandrite glassやAlexandrite Dichroic glassと言われたりしています。アレキサンドライトは特に鮮やか変色効果を表し、その希少価値は他の鉱石に比べて非常に高いです。ちなみに、どのアレキサンドライトも鮮やかに色が変わるものばかりではなく、発色が分かりにくい場合もあります。もちろん発色が鮮やかな方が希少価値が高くなります。
変種②キャッツアイ
キャッツアイはクリソベリルに内包物がチューブ状に残ってしまうことで、白い帯状のものが見える鉱石です。この白い帯状のものをシャトヤンシーといいます。ちなみにただインクルージョンが含まれているだけでは、このように見えません。チューブ状に列になってインクルージョンが集まることでこのように見えます。非常に難しい条件のため天然でキャッツアイを見つけるのは珍しいです。ブリリアントカットではこのような効果を表現できないため、丸い球のようなカットを施します。これによって綺麗な猫の目のような模様がでていることから、キャッツアイと呼ばれています。キャッツアイはパワーストーンとして日本でも人気の高い鉱石です。金運アップや仕事運アップのお守りとして販売されたりします。そのほとんどが合成で作られているため、石としての価値はありませんが、天然の鉱石だと値段が高いです。特に、濃いはちみつ色のようなキャッツアイが買取価格も高くなりやすいです。ちなみに、キャッツアイは別名で、タイガーアイやホークスアイなどとも呼ばれます。シャトヤンシーが現れる現象をキャッツアイ効果といいます。クリソベリルの他にトルマリンやアパタイトなどでもキャッツアイ効果を持つ石として知られています。ただ、キャッツアイと言われたらクリソベリルが有名ですね。ちなみに、人工的に再現したものをキャッツアイガラスと呼びます。より珍しいものだとキャッツアイのアレキサンドライトも存在します。条件が重ね合わさってうまれた奇跡の石です。なかなか目にすることはできませんね。
2. かんてい局つくば店でのクリソベリルの買取について
クリソベリルの価値は、ダイヤモンド同様4Cによって決まります。4Cとはカット(Cut)・クラリティ(Clarity)・カラー(Color)・カラット(Carat)の4つの要素です。カットはどれぐらい緻密に図形を描いているか。クラリティは内包物の有無。カラーは色合い、カラットは石の大きさを表しています。これらのグレードが高いクリソベリルは買取も高くなります。しかしながら、クリソベリル自体はあまり希少性はないため、天然で状態のよい石でないとなかなか高値をつけることが難しいです。キャッツアイやアレキサンドライトのように変種で珍しい石でないとなかなか高値でクリソベリルを買取することができません。アレキサンドライトの場合、変色効果が鮮やかであるほど価値が高いです。きれいな赤紫色に発色していると、買取価格は高まりやすいです。キャッツアイの場合だと、シャトヤンシーがその周辺の色にくらべてより白くはっきりと見えると買取価格は高くなりやすいです。当然ですが、人工石の場合ですとその範疇ではありませんので予めご了承ください。
Pt850 アレキサンドライト0.65ct ダイヤモンド0.71ct 約11号 天然クリソベリル
かんてい局つくば店の買取価格:86,000円
※2020年10月22日現在の買取金額になります。市場の動向等により買取金額が上下する場合がございます。
Pt900 クリソベリ キャッツアイ0.40ct ダイヤモンド0.34ct 約10号
かんてい局つくば店の買取価格:34,000円
※2020年10月22日現在の買取金額になります。市場の動向等により買取金額が上下する場合がございます。
Pt900 クリソベリル キャッツアイ7.60ct ダイヤモン1.31ct 約10号
かんてい局つくば店の買取価格:210,000円
※2020年10月22日現在の買取金額になります。市場の動向等により買取金額が上下する場合がございます。
3.最後に
クリソベリルはアレキサンドライトやキャッツアイのような有名な鉱石を語るうえで欠かせない石になっています。かんてい局つくば店ではクリソベリルの買取を頻繁に行っています。他店よりも高い金額で提示できるよう、宝石に精通している鑑定士のもと査定を行っています。気になる方は是非、かんてい局つくば店へお越しください。
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