<目次> |
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1. ロレックスROLEXについて
時計のはじまり
ロレックス(ROLEX)は1905年にハンス・ウイルドルフによって世界初の防水性腕時計を開発するなど時計製造のパイオニアとしてその名を轟かせています。
ロレックス(ROLEX)はデイトジャスト、デイデイト、エクスプローラー、ミルガウス、エアーキング、オイスターパーペチュアル、サブマリーナ、ヨットマスター、シードゥエラー、GMTマスターⅡ等種類も豊富です。
スポーツ系とドレス系に分類され、使う場所を選びません。ロレックス(ROLEX)は時計業界を牽引する存在なのです。
シリアルについて
ロレックス(ROLEX)の時計には、1つ1つ型番(リファレンス)とシリアルが振られています。
シリアルについては、下の方でさらに詳しく説明をします。
では、どうやってシリアルと型番を調べればよいのでしょうか?
一番わかりやすいのが、時計のブレスを外して確認する方法です。
12時側のブレスを外せば型番が、6時側のブレスを外せばシリアルが2010年までの時計には刻印されています。
2010年以降、型番は12時側に書かれているのですが、シリアルは文字盤の方に書かれるようになりました。
最終品番
最終品番という言葉を一度は聞いたことがございますか。
ROLEXは謎の多いメーカーで時計のはっきりとした製造年数や製造本数などの正式な発表がありません。
年式によって通常とは違う塗料や違う文字盤が使われているものもございます。
公式で発表しているものではないので、数年後、十数年後先に大きな変化がおこって通常とは違う色合いになるレア個体も存在していています。
エクスプローラーⅡ白文字盤(16550)アイボリーエクスプローラーⅡ黒文字盤(16550)スパイダーダイヤルサブマリーナ(16613LB)バイオレットなど小さなマイナーチェンジで起こるレア個体とは違い、大きなモデルチェンジで起こるのが最終品番という付加価値です。
通常は新しいモデルが出てしまうと、1つ前のモデルは廃盤、型落ちとなり、どんなブランドでもお値段が下がってしまうことがほとんどですが、ROLEXに関しては、旧モデルの中でも一番新しい年代の最終品番に注目が集まり付加価値として値段が上昇します。
製造年数や終売のタイミングなどの公式の発表がないため、ROLEXのファンの中でいつ頃ではないか、いつまでではないかといった議論が飛び交うことで、再評価され最終品番という付加価値が生まれました。
2. シリアルの読み方など
ロレックス(ROLEX)の時計には1つ1つシリアルが刻印されています。もちろん、適当につけているわけではなく、規則性があります。
※あくまでも、ロレックスが公式で発表しているものではなく、一般的に知られている情報になります。
参考:宝石広場
1927年~1987年前半
この年代のシリアルはすべて数字で書かれていました。
シリアル 製造年 備考 シリアル 製造年 備考 21691~ 1927年 139400~ 1956年 23969~ 1928年 321884~ 1957年 24747~ 1928年 360171~ 1958年 28290~ 1930年 693808~ 1960年 29312~ 1932年 763663~ 1962年 29933~ 1933年 985015~ 1964年 30823~ 1934年 1259699~ 1965年 7桁へ 35365~ 1935年 1871000~ 1966年 37596~ 1936年 2163900~ 1967年 40920~ 1937年 2426800~ 1968年 43739~ 1938年 2689700~ 1969年 71224~ 1939年 2952600~ 1970年 99775~ 1940年 3215500~ 1971年 106047~ 1941年 6桁へ 3478400~ 1972年 143509~ 1942年 3741300~ 1973年 230873~ 1943年 4004200~ 1974年 269561~ 1944年 4267100~ 1975年 302459~ 1945年 4538000~ 1976年 387216~ 1946年 5008000~ 1977年 529163~ 1947年 5482000~ 1978年 628840~ 1948年 5958000~ 1979年 710776~ 1951年 6434000~ 1980年 840396~ 1952年 6910000~ 1981年 929426~ 1953年 7386000~ 1982年 937170~ 1954年 7862000~ 1983年 941699~ 1953年 8338000~ 1984年 952892~ 1954年 881400~ 1985年 955466~ 1953年 9290000~ 1986年 282632~ 1955年 9766000~ 1987年 9999999~ 1987年 参考:宝石広場
1987年後半~2010年
数字ではじめられたシリアルナンバー管理が限界になり頭文字のアルファベットを含めたシリアルに移行しました。
移行当初はロレックスのつづり「ROLEX」からそれぞれ文字を取りR番からスタートしたと言われています。ただし「O」(オー)は数字の「ゼロ」と混同しやすいので採用されなかったそうです。もちろん頭に「X」が来た時点でもシリアル管理は続いていきましたので、その後はロレックスとは脈絡のないアルファベットでしのいでいたようです。
シリアル 製造年 備考 R000001~ 1987年~1988年 L000001~ 1989年~1990年 E000001~ 1990年~1991年 X000001~ 1991年 N000001~ 1991年 C000001~ 1992年 S000001~ 1993年 W000001~ 1994年~1995年 T000001~ 1996年 U000001~ 1997年 A000001~ 1998年~1999年 P000001~ 2000年 K000001~ 2001年 ガラスの6時位置に王冠透かしが入り始める Y000001~ 2002年 F000001~ 2003年~2004年 D000001~ 2005年 Z000001~ 2006年 M000001~ 2007年~2008年 V000001~ 2009年 G000001~ 2010年 参考:宝石広場
2010年以降
頭文字のアルファベットも限界を迎えて、2010年のG番を最後に新たに、ランダム品番になりました。
現在のランダム品番は、数字の間などにアルファベットが入るようになりました。
3. クラスプコードについて
時計本体だけではなく、時計のベルトにもシリアルが降られていることをご存じでしょうか?
ロレックスの時計には本体に刻まれているシリアル番号以外に、クラスプにも製造年によって異なる番号が割り振られたコードが用意されています。
本体シリアル同様に完璧に分類されているわけではありません。経年劣化に伴い、ベルトの部分が傷んで壊れてしまって新しいものと交換することがあるからです。
そのため、確実に製造年と時計が一致するとは言い切れませんが、おおよその目安程度として十分に活用することができます。
ROLEX購入の際に、本体のシリアルとクラスプコードが一致するか、気にしている人もいるぐらいで、年代が古いお品物ですとその傾向が顕著に表れます。
では、簡単に見方を紹介したいと思います。
1976年以前のクラスプコード
この頃は、クラスプコードに規則性はなく、単純にその年の下2桁が使われていました。
たとえば、「70」と書かれていた場合は、1970年製であることが分かります。
1976年~1999年のクラスプコード
この年代のクラスプコードはアルファベット1文字で表されるようになりました。
1976 | 1977 | 1978 | 1979 | 1980 | 1981 | 1982 | 1983 | 1984 | 1985 | 1986 | 1987 |
A | B | C | D | E | F | G | H | I | J | K | L |
1988 | 1989 | 1990 | 1991 | 1992 | 1993 | 1994 | 1995 | 1996 | 1997 | 1998 | 1999 |
M | N | O | P | Q | R | S | TorW | V | Z | U | X |
2000年~2010年のクラスプコード
アルファベット1文字も限界を迎えて次はアルファベット2文字に突入します。
2000 | 2001 | 2002 | 2003 | 2004 | 2005 | 2006 | 2007 | 2008 | 2009 | 2010 |
AB | DE | DT | AD | CL | MA | OP | EO | PJ | LT | RS |
先程の1文字アルファベットはアルファベット順に並んでいましたが、2文字になると、その規則性も分からないですね。
2010年以降
2010年にシリアルがランダムになったことを皮切りに、クラスプコードもランダムに打たれるようになりました。
4. これまでの変遷
1926年:オイスターパーペチュアル
オイスターパーペチュアルを詳しく知る
オイスター パーペチュアル コレクションの時計は、1926年以来ロレックスの名声の礎となってきた世界初の防水腕時計、初代オイスターの直系です。
これらの時計は卓越したクロノメーター精度、防水性オイスターケース、そしてパーペチュアルローターによる自動巻ムーブメントという、オイスター パーペチュアルコレクションの基本的特徴のすべてを備えています。時間、分と秒を表示し、独自のオイスタースチールで作られ、洗練された仕上げを特徴とするこのモデルは、最も純粋な形のクロノメーター腕時計です。
1928年:チェリーニプリンス
チェリーニを詳しく知る
チェリーニの歴史は古く1928年に誕生し現在でも現行品のお品物が販売されている歴史の長いお時計になります。
モデル名はイタリア人芸術家、ベンベヌト・チェリーニの名から着想を得ているロレックス随一のドレスコレクションです。
ロレックス・コレクションで唯一オイスターケースを使用せず、ムーブメントも自動巻きの他に手巻きモデルが存在するなど、他のロレックスとは大きく異なります。
それ故に、他のロレックス・コレクションには見られないモデルがチェリーニ・コレクションにはラインアップされています。
1940年代:エアキング
エアキングを詳しく知る
元々はオイスターパーペチュアルの1つでしかなかったのですがペットネームから「エアキング」という名前が付けられた最初のモデルになります。
モデル名はイタリア人当初はドレスウォッチとして誕生したエアキングですが、2014年に一旦生産終了。
その趣を大きく変えて2016年からはスポーツテイストを色濃く反映したコレクションとして復活しました。近年では新生パイロットウォッチとしての立ち位置ではないか・・・?とネット上でも囁かれていますが、そういえばモデル名である「エアキング」の"エア(空気・大気)"と"キング(王)"の意味合いを考えてみるとエアキングがパイロットウォッチであっても全く違和感はありませんね。
1945年:デイトジャスト
デイトジャストを詳しく知る
1945年に登場し、今でも人気の高いモデルです。ロレックスが開発した高い防水性を誇る「オイスターケース」とデイトが0時ちょうどに変わる革新的機構「デイトジャスト機構」に「パーペチュアル(永遠)」と呼ばれる自動巻き機構を盛り込み、デビュー当時から高い人気と知名度を誇るロレックス随一のドレスウォッチとなっています。
1953年:エクスプローラー、1971年:エクスプローラーⅡ
エクスプローラーを詳しく知る
ロレックスビギナーから玄人まで幅広い層に人気のエクスプローラー。1953年と歴史あるモデルであるにも関わらず、そのデザインは大きく変化しておらず、普遍的で完成されたデザインは長らく人気を博しています。エクスプローラーⅡは1971年に誕生したエクスプローラーⅠの上位機種となりますが、どちらも高い人気を誇ります。スポーツモデルでありながらスーツスタイルに合わせても違和感がないのが人気のポイントの1つ。
1953年:サブマリーナ
エクスプローラーを詳しく知る
デイトナと並ぶ人気を誇るサブマリーナ。18Kゴールドモデルやコンビモデルも豊富ですが、ビジネスカジュアルシーンでの着用を想定するのであれば、素材はステンレス製だと安心です。またカラーについても複数ラインアップがあるサブマリーナですが、黒あるいはグリーンが無難でしょう。ダイバーズウォッチでありながら、フォーマルにもカジュアルにも合わせやすく、シーンを選ばずに愛用できる一本となっています。
1955年:GMTマスター、1982年:GMTマスターⅡ
GMTマスターを詳しく知る
ツートンベゼルが特徴的なGMTマスター。赤/青ベゼルのペプシカラーやバットマンと呼ばれる青/黒ベゼルは特に高い人気を博しています。歴史が長いこともあり、希少モデルが流通するアンティーク市場でも根強い人気を誇ります。
GMTマスターの始まりは1950年頃、ロレックスがパン・アメリカン航空の国際線のパイロットのために開発をしたロレックス唯一のパイロットウォッチです。当時のロレックスは実用性に優れた時計を製造するとして評価の高いブランドでありました。「陸のエクスプローラー」「海のサブマリーナ」と言われるほどの名実ともに高まっているころのことでした。
1956年:デイデイト
デイデイトを詳しく知る
全ロレックスの中で最も最上位に位置するデイデイト。エレガンスを極めたデザインはもちろん、使用される素材もプラチナ・ホワイトゴールド・イエローゴールド・ピンクゴールドとステンレスモデルを排除した素材ラインアップとなっています。
最大の特徴である12時位置の略称無しの曜日表示やプレジデント・ブレスはハイエンドモデルならではの象徴とも言えるでしょう。
1956年:ミルガウス
ミルガウスを詳しく知る
高い耐磁性を誇るミルガウス。イナズマ針や、ブルーサファイアクリスタルなど、ミルガウスにしか採用されないデザインや素材が特徴です。
ミルガウスの対磁性における革新はオイスターの中の磁気シールドにあります。それぞれ異なる強磁の合金で作られた2つの部品を組み合わせた部品はムーブメントを包み込んで保護しております。
1963年:コスモグラフ デイトナ
デイトナを詳しく知る
キングオブロレックス、デイトナ。その人気は、ロレックス随一です。ロレックス唯一のクロノグラフモデルなので、時計は、クロノグラフがいいという方におすすめです。一番人気のデイトナなので、買って後悔することはないでしょう。スッキリとしたデザインでケース厚も薄め。ゴツい時計は苦手という方にピッタリです。スーツにもカジュアルスタイルにもばっちりハマるモデルです。現行は、全24種類です。
1992年:ヨットマスター
ヨットマスターを詳しく知る
モデル名の通りヨットを楽しむ裕福層向けに開発された、ヨットマスター。セレブリティの家族をターゲットとしているためメンズモデルとボーイズモデルの2サイズが用意されています。ペアウォッチとして楽しむ方々が多いの特徴の一つです。またヨットマスターの特徴としてステンレスモデルが用意されていないということです。まさにラグジュアリースポーツウォッチに相応しいコンセプトになっています。
ヨットマスターII は、本格的なヨットレースに対応可能なスポーツモデル。レガッタクロノグラフ機構を備えた複雑なムーブメントの他リングコマンドベゼルと呼ばれる革新的なベゼルを搭載しています。発売当初は、ゴールドモデルのみの展開でしたが、現在では、ステンレスタイプも用意されています。
2008年:シードゥエラー・ディープシー
ディープシーを詳しく知る
サブマリーナーの上位機種として誕生した、シードゥエラー。
脅威的な防水性能と大きなケースサイズが魅力的なモデルです。プロ向けに開発されたハイスペックなモデルであり、ケースサイズが大きいためスーツには合わせにくいモデルです。
5. ロレックスROLEX豆知識
リファレンスの読み方
ロレックスROLEXの型番であるリファレンスには、読み方があります。
表記のように「モデル番号」「ベゼル番号」「ケースの素材」「装飾など」の要素によって構成されています。
モデル番号:デイトジャストやサブマリーナなどの時計のモデルを表す番号
ベゼル番号:文字盤の周りのベゼルの形状を数字で表します。基本的に0~3の4種類で、4以降は複雑なものが該当します
ケースの素材:ケースやブレスレットの素材を数字で表しています。
装飾など:ロレックスには装飾の種類が非常に多いため、ここでは一部のみご紹介します。
そのため、一口にサブマリーナと言っても、ベルトの素材や、インデックにダイヤが埋め込まれているかなどで、微妙に型番が変わってくるのも面白いポイントの一つですね。
デイトナ名前の由来
デイトジャストやデイデイトは「デイト」つまり、「日付」に関係しているため、「デイ」という名前が付けられています。
そうなると、デイトナも何かしら、日付に関係しているのではないか?と予想する方も多いでしょう。
実は、アメリカフロリダ州にあるデイトナビーチで開催されるレースにちなんで命名されたと言われています。
デイトナはもともと、レーシング用に作られた時計で、ラップタイムや、平均速度なども求めることができる優れものです。
なので、デイトジャストやデイトナの「デイ」とは由来が全くの別物なんですね。
オイスターパーペチュアル名前の由来
オイスターパーペチュアルは、オイスターケースとパーペチュアルローターの組み合わせで作られています。
パーペチュアルローターは、ROLEXが独自に開発したムーブメントで、衝撃に強い構造になっています。
では、オイスターはどのような意味があるのでしょうか?
オイスターは日本語で、「牡蠣」という意味になります。
つまり、オイスターケースの高い防水性能を牡蠣の強固な貝殻に例えて、名前が付けられています。
その名の通り、これまでの防水性能をはるかに上回る性能を実現させました。
GMTの使い方
GMTマスターは時差などを計算して、第2時間帯が分かる機能がついています。
GMTマスターには短針と長針に加えて、もう一本GMT針という赤や緑の針が付いています。
これは、1周24時間をあらわしているため、文字盤の周りにあるGMTベゼルで時間帯を計算することが出来ます。
もし仮に、時差が-6時間の国に行ったとします。
その場合、ベゼルを6時間分左に回転させれば、GMT針が到着した国の時刻をあらわして、短針と長針が出発した国の時刻を表します。
使い方を工夫すれば、3つの時間を計算することができますが、やや複雑になるので、ここでは割愛したいと思います。
6. 最後に
今回はROLEXに関する小ネタや豆知識について簡単にまとめてみました。
他にも、興味深い仕様や、珍しいモデルなどがあります。
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