店舗名 | かんてい局つくば店 |
ブランド名 | ディオール(Dior) |
商品名 |
トロッター ピアス(D69391) |
買取金額 |
4,000円 |
更新日時 | 2017年6月16日 |
トロッター ピアスの買取について
今回お買取させていただいたのはディオール(Dior)のトロッター ピアスです。
ディオールは1946年に創業したクチュールブランドです。ディオールが一躍脚光を浴びたのが、デビューコレクションでした。そこで当時『ハーバーズ バザー』の編集長だったカーメル・スノーの「ニュールック」という発言でした。これまでの服を一新するような、布をふんだんに使用したシルエットはまさしくニュールックと呼ぶにふさわしいと言えるでしょう。
それからのディオールはファッションの中心地で常に話題のブランドでした。それまでの一般的なコレクションと言えば、シーズンごとに細微な修正を加えるというだけでしたが、ディオールは今のコレクションの原型ともいえるような、シーズンごとにまったく変わったデザインの服を発表し続けました。シーズンごとのコレクションにはテーマがあり、世界観を表現するという手法は今のコレクションだけでなく、エンターテイメントにも通じるところがありますね。そうしてクリスチャン・ディオールが逝去するまでの10年間の間に、ディオールはファッション業界そのもののあり方を大きく変えたといえるでしょう。
ディオールはデビューから華々しい成功を収めてきましたが、ブランドを長く維持することはとても困難なことでした。3代目の主要デザイナーであるマルク・ボアンがディオールを去るころには、ディオールの革新性は薄れていました。また、ディオール衰退の決定打となったのが、当時スポンサーであったマルセル・ブサックの破産でした。スポンサーを失った危機的状況を救ったのが、ベルナール・アルノーでした。ベルナール・アルノーは1984年にマルセル・ブサック・グループを買収したのち、次々と他のブランドの買収をしてLVMHの頂点に立つことになる人物です。
スポンサーを得たディオールはここから新たな道を歩みます。
伝統を重んじたジャン・フランコ・フェレに続いて主要デザイナーとなったのは奇才ジョン・ガリアーノでした。彼は前デザイナーのジャン・フランコ・フェレのスタイルとは打って変わって、それまでのディオールとは一線を画した革新的なデザインを次々と発表しました。トロッターデザインをそのうちの一つです。彼の作るデザインには話題性があり、常にファッション業界を引っ張る存在でした。
トロッター柄の特徴
トロッターラインは2001年の秋冬コレクションで発表されたモノグラムのラインです。Diorのロゴを全面に使ったデザインは当時主要デザイナーだったジョン・ガリアーノによって生み出されました。トロッター柄は発表後すぐに人気になり、定番ラインの地位を確立することになります。トロッターの名前の由来は、大昔のトロットという馬車のレースで走る競走馬から来ています。トロッターラインには"1"や"2"といった数字がつけられていますが、この数字はトロットの騎手の背番号から着想を得ているそうです。このデザインは他のブランドで言えば、ルイ・ヴィトンのモノグラム、グッチのGGキャンバス、コーチのシグネチャーなどに当たりますね。このような、ブランドのロゴを用いたデザインはどのブランドにもありますが、好き嫌いは分かれる傾向がありそうです。
現在では廃盤となってしまっているため、流通する数が少なくなっていくかと思われます。
査定のポイント
ピアスやネックレスといったアクセサリーはお品物の状態が重要になります。傷や汚れがある場合、買取金額は下がってしまいますので、一度お持ちいただく前にメンテナンスしておくことをお勧めします。ピアスであれば、欠けがあったり、金具部分が歪んでいたりすると買取金額が下がってしまう傾向にあります。今回お買取させていただいたピアスは綺麗な状態でしたが、普段使わないで放置しているという人は傷がついたり、落としたりしないような場所に保管するようにしましょう。
また、付属品などがある場合はご一緒にお持ちください。もちろん付属品なしでも査定させていただきますが、付属品があると買取金額が上がることがあります。他にも家にディオールのバッグが眠っている、使わないアクセサリーがあるという方はそれらもご一緒にお持ちいただくと、買取金額が上がることがあります。