店舗名 | かんてい局つくば店 |
ブランド名 | カメオ |
商品名 |
ハートペンダントトップ |
買取金額 |
4,000円 |
更新日時 | 2017年9月1日 |
カメオのハートペンダントトップの買取について
今回はカメオのハートペンダントトップについてご紹介します!
カメオといえば代表的な製品はブローチですが、他にもペンダント、イヤリング、指輪など様々なラインナップがあります。結婚式やお子様の入学式や卒業式など、フォーマルな場面で華やかさをあたえてくれるカメオのお品物は、年齢問わず幅広い女性に愛されています。
ハートの形の可愛らしいペンダントトップですが、状態も良く高価買取させていただきました!
カメオのハートペンダントトップの特徴
宝石を凸型に浮き彫りされたものをカメオ、凹型に沈み彫りされたものをインタリオと呼びます。一般的にカメオの方が知られていますが、日本のハンコはインタリオにあたります。
カメオの起源は紀元前3000年、古代エジブト時代にまで遡ります。そこから広まったのは、紀元前300年から400年のギリシア時代だったといわれています。古代では、装飾よりもお守りの意味でつけられることも多く、妻や恋人を彫刻し、お守りとしたり、権力の象徴として使われました。主に男性が着用していたそうです。信仰、忠誠を表すものとして身につけられていました。その後、カメオは一度廃れてしまいます。
現在のカメオのアクセサリーは現代カメオとアンティークカメオの2つにわかれます。
アンティークカメオは18~19世紀フランスで作られました。1796年、ナポレオンがイタリア遠征時にカメオとインタリオのコレクションをもって凱旋したことで、フランス貴族階級の中でカメオが流行しました。1848年、甥のナポレオン3世が即位し、フランス国内でもカメオブームが起こりました。その後、ヨーロッパ内にもお土産として持ち込まれるようになり、さらにカメオが広まっていきました。その頃、ヨーロッパでは厚手のドレスが多く、重厚感と気品あるジュエリーが好まれたため、まさにカメオがぴったりだったのです。腕のいい職人も多く輩出され、貴婦人に愛されるアイテムへと変化したのです。
カメオに多く使われていたのがメノウという石です。メノウは天然宝石で唯一層を持つ石で、とても美しいです。他にも、ムーンストーン、ボルダーオパール、宝石以外では象牙や珊瑚などが使われていました。19世紀、需要が高まる一方でメノウが枯渇していき、調達が難しくなってしまいました。そこで、安く大量に入手でき、柔らかくて彫りやすい貝殻(シェル)を使うようになったのです。そして、どんどん固いメノウを彫れる職人も減っていきました。
1880年頃、ダイヤモンドが多く出回ったことでジュエリーの需要が変化し、アンティークカメオは終焉を迎えました。
現代のカメオはほぼシェルカメオです。メノウカメオは入手困難となってしまいました。しかし、カメオといえば貝殻の装飾品と思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?今回お買取したシェルカメオも繊細な彫りが大変素晴らしいお品物です。カメオのアクセサリーには女性の横顔のモチーフが多くあります。写真技術の無かった時代からあるカメオは、女性の横顔が美しく表現でき、美や若さを彫刻できるとして長い間親しまれてきました。
大切な日を飾るアクセサリーとして、お持ちになるのもよいのではないでしょうか?
査定のポイント
お手入れの方法として、軽い汚れの場合は消しゴムで汚れを落とし軽くブラシで洗います。汚れが強い場合は薄めた中性洗剤で優しく洗い、ぬるま湯でしっかり洗い流して乾いた布で十分に拭き取ります。年に2,3回はお手入れすると良いでしょう。
もちろんきちんとお手入れされていれば高額買取に繋がります。
スタッフから最後に