店舗名 | かんてい局つくば店 |
ブランド名 | ノーブランド |
商品名 | パライバトルマリンネックレス |
買取金額 | 4,150,000円 |
更新日時 | 2020年1月22日 |
ノーブランドパライバトルマリンネックレスの買取について
パライバトルマリンは3大希少石のひとつに数えられ、グレードや大きさによってはダイヤモンドより高価な価格で取引されています。
高額な希少石の場合、価格には通常の査定ポイント以外に産地が大きく影響してきます。
パライバトルマリンの場合はブラジル産か南アフリカ産のいずれかになりますが、現在の相場ではブラジル産のほうがより良い評価を受けることが多いです。
今回お買取させて戴いたパライバは、写真の右側ネオンカラーのものがブラジル産で左側のグリーン色が入っているものがモザンビーク産になります。
パライバトルマリンの特徴
パライバトルマリンの特徴としては南国の海を彷彿とさせる美しいネオンカラーでしょう。
多くの石で価格を下げる要因である内包物が逆に評価につながる事もあり、右側の石は海の白波をイメージさせるクラックがより宝石を美しく引き立たせています。
左側のモザンビーク産はカラーランクが下がりますが、約15キャラットもあり、内包物にルチルのような美しい金線が出てます。
※余談ですが、2020年1月現在、日本のインターネット上に販売されている最大のパライバトルマリンが37キャラットなので写真の石がどれほど大きいのかおわかり戴けると思います。
34種あるとされているトルマリン族の中でも、似たようなブルー色をした石はありますが、「パライバ」たる所以がその青色の起源にあります。
宝石の多くは石の内部に交じる不純物で色が変わります。
例えばサファイアとルビーは同じコランダムという石からできていますが、ルビーにはクロムが多く入っている為、真逆の赤色に変色しているのです。
このパライバトルマリンは銅が不純物として混ざる事で、美しい青色になっています。
実はトルマリンの中には銅以外の不純物が混じり、同じようなネオンカラーになることがあるのですが、銅が混じっていないトルマリンの事をパライバトルマリンとは呼びません。
銅以外で青発色するトルマリンの事はインディゴライトやブルートルマリンなど違う呼び方をされ、価格や査定金額に大きな違いをもたらします。
査定のポイント
パライバトルマリンは肉眼や顕微鏡などお店にある機材で「パライバ」か否かを判別できません。
巨大な成分分析装置を使って、銅由来の青色かどうかを調べない限りパライバとしてのお値段を出す事ができないのです。
よって、査定時には鑑別書を一緒にお持ち戴く事をおすすめ致します。
ただ、鑑別書を無くしてしまったというお客様もご安心ください。
かんてい局つくば店では成分分析を行う研究機関とお取引しておりますので、鑑別書が必要な方は鑑別後の金額を出す事も可能です。
※パライバの鑑別は特殊検査にあたる為、別途料金と1ヶ月ほどお時間を戴きます。