店舗名 | かんてい局つくば店 |
ブランド名 | ザ・バルヴェニー(The BALVENIE) |
商品名 |
バルヴェニー 16年 |
買取金額 |
6,500円 |
更新日時 | 2020年6月25日 |
バルヴェニーの買取について
バルヴェニー16年は免税店向けに2013年にリリースされたシリーズで、他にも12年、25年ものがあります。
バルヴェニー 16年はトリプルカスクという製法が用いられています。カスクとはウィスキーの熟成に用いる木樽のことで、トリプルカスクは異なる3種類の樽で熟成させた原酒をブレンドする製法のことです。
バルヴェニー 16年はファーストフィルのバーボン樽、リフィルのバーボン樽、シェリー樽の3つの樽で熟成させた原酒をバルヴェニーのモルトマスターであるデヴィッド・スチュワートによってブレンドされた物をさらに"マリーイングタンク"という木製の桶で寝かせて作られています。
香りはシェリー樽由来のフルーティーなもので、濃厚なプラムやレーズン、オレンジなどを感じることができます。その味わいはベイクドオレンジやカスタードクリームなどのリッチな甘みとフルーツ由来の酸と苦み、あとから来るヘーゼルナッツとアーモンドの風味も印象的です。
買取に際しては、年数表記とラベルの状態などに左右されます。詳しくは査定ポイントでお話していきます。
バルヴェニー 16年の特徴
ザ・バルヴェニー蒸留所があるのは、スコットランドのスペイサイドと呼ばれる地域です。
スコットランドに現存する蒸留所は約100ヶ所と言われていますが、その半分はスペイサイドに集中しています。
この地域は渓谷が多く緑が深いため、かつてはウィスキーの密造者がここに隠れ醸造していた歴史があります。今ではその歴史から世界的な蒸留所が生み出されました。
ザ・バルヴェニーの創業者であるウィリアム・グラントは1887年にグレンフィディック蒸留所を開いた5年後、姉妹ディスティラリーとしてザ・バルヴェニーを創業しました。
ちなみにグレンフィディックの「グレン」はゲール語で「谷」を意味しており、この地域の風土をわかりやすく示しています。
また、「バルヴェニー」は元々古城の名前で、ゲール語で「山の麓の集落」を意味しています。
ウィリアム・グラントがザ・バルヴェニーを創設したのは、グレンフィディックとは違ったウィスキー作りを行うためでした。
バルヴェニーはグレンフィディックと同じ原材料を用いていましたが、使用している水源と製法が異なりました。
グレンフィディックの水源であるロピーデューの泉を使用しているのに対し、バルヴェニーの水源はコンヴァル丘陵の泉を使用しています。
この両者の違いに加え、蒸留方法を変えることで豊かで重厚なモルトウィスキーを生み出しました。
このバルヴェニー独特の風味はシングルモルト特有のものと言えるでしょう。
ちなみにモルトは英語で大麦麦芽を意味しており、大麦麦芽のみを使用したウィスキーをモルトウィスキー、そして単一の蒸留所で作られたモルトウィスキーをシングルモルトウィスキーと言います。
シングルモルトウィスキーの特徴はどの蒸留所でも大麦麦芽のみを使用していても、蒸留所によってまったく風味が異なることです。シングルモルトウィスキーからは蒸留所ごとの個性や風土、こだわりを感じ取ることができます。
査定のポイント
今回のバルヴェニー 16年に限らず、すべてのお酒の買取に言えることですが、まず大前提として未開封であることが重要です。
仮に非常に良いお酒であったとしても、開いてしまっている場合は空瓶のお値段しかつける事が出来ません。それは開けたことによりお酒が外気に触れると、わずかであったとしてもお酒の本来の風味を大きく損ねかねないからです。
また、万が一の可能性として中身の入れ替えをされている場合も考えられますので、資産としてお考えであれば開封をしないよう、ふたの周りのフィルム等を破いたりしないようにすることをおすすめいたします。
また、箱等の付属品があるのであれば是非お持ちください。箱の有無で査定金額に大きく影響する場合もございます。
高いお酒であればあるほど贈答品としてご購入される場合が多いので、箱をお持ちであれば忘れずに持ってきていただければ買取金額が上がることがあります。