店舗名 | かんてい局つくば店 |
ブランド名 | ブライトリング(BREITLING) |
商品名 |
クロノマット ブラックバード |
買取金額 |
250,000円 |
更新日時 | 2020年6月4日 |
ブライトリング(BREITLING) クロノマット ブラックバードの買取について
今回お買取させていただいたのはブライトリングのクロノマット ブラックバードです。
ブライトリングはスイス生まれの生まれの高級腕時計メーカーです。レオン・ブライトニングを創業者として、息子のガストン、孫のウィリーで発展させたブランドです。
ブランドの創業は1884年。レオン・ブライトリングがスイスのサンティミエで工房を開いたのが始まりです。創業当初からブライトリングはクロノグラフに注目していました。製作された時計は多くの賞を受賞し、特にストップウォッチ機能が付いた時計は高く評価され、警察に正式採用されるほどでした。このことから、ブライトリングの時計は「時計ではなく計器である」というアイデンティティーを獲得しました。
やがてレオンは当時、最先端技術であった飛行機に興味をもつようになり、自らが飛行士になりたいと考えるようになりました。しかし、彼は自分が飛行士にはなれないと分かると、今度はパイロット用の懐中クロノグラフの製作を始めました。彼はその後クロノグラフを完成させることなく54歳という若さでこの世を去りますが、息子のガストンがクロノグラフの製作を引き継ぎ、現在の腕時計型クロノグラフの原型とされる「ヴィテス」を発売しました。
三代目のウィリーもまたブライトリングの理念を受け継ぎ、約40種類にも及ぶクロノグラフモデルを開発します。
この3代の功績がブライトリングの基盤となりました。ブライトリングの歴史はまさに「クロノグラフ」の歴史といえるでしょう。
その後ブライトリングはコックピットクロックをイギリス軍に供給し、その功績からダグラス、ボーイングなどの航空メーカーやエアフランス、BOACなどの航空会社もこのコックピットクロックを採用し、航空業界との結びつきを更に強めていきました。また、ブライトリングは航空業界だけでなく、ついに宇宙業界にも進出します。
このあと紹介する航空用のパイロットウォッチ「ナビタイマー」と双璧をなすのは「コスモノート」というモデルです。コスモノートは、アメリカのマーキュリー計画に採用された時計で、宇宙飛行士のスコット・カーペンターが腕につけていました。コスモノートは基本的にナビタイマーと同じ仕様ですが、宇宙空間では昼夜の認識が曖昧なため、24時間表示が採用されています。レオン・ブライトニングが目指した夢は空を超えて宇宙にまで広がることになりました。
ブライトリング(BREITLING) クロノマット ブラックバードの特徴
ブライトリングの功績にはフライトコンピューターと呼ばれるものがあります。フライトコンピューターの時計とはパイロットが推測航法を行うために飛行中に速度、距離、時間、燃料が計算できるようになっている時計のことです。このフライトコンピューターが搭載された世界初の時計が1942年に発表された「クロノマット」です。しかし、この「クロノマット」はかの有名な不朽の名作「ナビタイマー」の前段階でした。このナビタイマーは様々な航空計測を瞬時に行えるという、まさにブライトリングの技術の結晶でした。
その遺伝子を受け継ぐ現在のモデルの一つであるクロノマット ブラックバードは2000本限定で発売された時計です。実用機では世界最高の水平飛行高度と飛行速度を誇るアメリカ軍の戦略偵察機「SR-71 ブラックバード」をモデルにしています。限定品ならではの赤いアクセントカラーが目に留まるパイロットウォッチです。
買取査定のポイント
ご査定のポイントとして時計全般に言えることですが、まず箱や取扱説明書、保証書の有無、ステンレスベルトの場合は全てのコマがそろっているか、などにより買取金額が変動することがあります。
もちろん本体のみの査定も可能ですが、それらの付属品もご一緒にお持ちいただくと買取金額が上がることがあります。
その他自動巻きの時計は精度が重要なので、最後にオーバーホールしたのはいつ頃かということなどをお伺いしながら精度を測らせていただきます。また、自動巻き時計は使用しない期間が長いと劣化していきます。劣化すると精度が落ちてしまい買取金額が下がってしまいます。適度に身に着けると劣化しにくいです。
ケースや風防、ベルトなどの傷も少なければ少ないほど磨き上げの手間がなくなる分、査定金額が上がることがあります。
その他買取だけでなく、修理、オーバーホールも承っていますので、時計のことで相談がある方はぜひかんてい局つくば店へ!