ダイヤモンドは他の宝石とは違い「4C(ヨンシー)」と呼ばれる評価基準があります。その評価結果を表すのが、ダイヤモンドのみに付属する「鑑定書(ダイヤモンドグレーディングレポート)」になります。今回はその鑑定書について詳しくお話していきます!
こんにちは。
質屋かんてい局北店 齋藤です。
本日ご紹介するのはこちら↓↓↓
ダイヤモンドを評価する鑑定書にはなにが書いてあるの?鑑定書の内容についてお話します!
鑑定書にはそのダイヤモンドを評価する様々な内容が記載されています。
記載されている内容によっては同じ大きさのダイヤモンドでも買取金額に差が出てくることもございます。
ですので、鑑定書も付属しているようであれば是非一緒にお持込みくださいね!
それではさっそく、鑑定書の見方について説明させいただきます!
1.カット・形状
研磨されたダイヤモンドの形状が記載されています。
ダイヤモンドにはいくつか形状がありますが一般的なのは「ラウンドブリリアントカット」です。
2.寸法
ダイヤモンドを上から見たときの直径(ガードル)の最大と最小、深さの寸法が記載されています。
各カラット数には最小寸法というものがあり、それに満たないとマイナス評価になる場合があります。
3.重量(カラット)
ダイヤモンドの重さが記載されています。
「1カラット=0.2g」です。
カラット数が大きいほど高価買取に繋がりやすい点はもちろんありますが、総合的に評価させていただいているので1カラット未満でも総合評価次第では1カラットのものより高値が付く場合もございます!
4.カラー
ダイヤモンドの色について記載されています。
D~Zまでの23段階で色分けされており、D(無色透明)が1番評価が高くZ(黄色味が強い)になるにつれ評価は下がっていきます。
5.クラリティ(明澄度)
内包物(インクルージョン)の大きさや位置、表面のキズ(フラクチャー)などについて記載されています。
内包物がない方が高価買取に繋がります。
反対に、ダイヤモンドの透明度に影響するような内包物やキズあるとマイナス評価となってきます。
6.カット(カットグレード)
カットの総合評価が記載されています。
3850万通り以上のデータベースからプロポーションを照合し、「Excellent~Poorの5段階で評価」されます。
Excellentが1番評価が高く、そこから順に下がっていきます。
☆3~6番までの赤枠が4Cと呼ばれる部分になります。
この4Cがダイヤモンドの評価基準となり、お査定にも関係してくる部分です。
7.蛍光性
紫外線下での発光の強さや色味の評価が記載されています。
「None~Very Strong Blueの5段階で評価」され「Noneの蛍光性がないものが1番良い評価」となります。
8.レポートNo
グレーディングレポートの固有番号が記載されています。
9.プロポーション
ダイヤモンドの面の角度や比率が記載されています。
自動測定器を使用し、ダイヤモンドのテーブルサイズやクラウン角度・高さ、ガードルの厚さなどを計測します。
10.その他
レポートに記載されている内容以外で特記するものがあれば記載されますが、基本的には記載されていないものがほとんどです。
11.プロット
内包物の特徴を図示したものになります。
ダイヤモンドの外部特徴は緑、内部特徴は赤で示されます。
今回は中央宝石研究所(CGL)の鑑定書を使用しご説明しましたがCGL鑑定書にはプロット記載がないものもあります。(今回はプロット記載なし)
12.グレーディング取得年月日
月・日・西暦の下2桁を数字6桁にて記載されます。
この鑑定書の場合は2011年10月14日に発行されてものということがわかりますね。
以上12点が鑑定書の細かな見方となります!
細かく難しいことが記載されているので、聞いてみても正直いまいちわからないという方もいらっしゃるかもしれません。
(恥ずかしながら、私はこの職に就くまでは鑑定書の存在すら知りませんでした…。)
もちろん鑑定書なしでもお査定は可能ですが、ダイヤモンドの細かな評価が分かる鑑定書があった方が、より正確な買取金額をご案内できます!
鑑定書は腕時計でいうギャランティカード(保証書)と同じ扱いとなりますので、冒頭でもお話させていただいておりますが、是非一緒にお持込みください!
お査定は全て無料となっております!
初めてご利用いただくお客様でお気軽にご来店ください!
たくさんのご来店をスタッフ一同お待ちしております!
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